この造形物は一体なんだ⁉︎ 視覚だけでなく五感を刺激する展示が、バランス 中目黒にて開催。

クリッとした目のキャラクターのように見えて、電球のようにも見えて、特筆すべき意味を持たないオブジェのようにも思える。

見るひとにさまざまな印象を与えるこのプロダクトは、移動式建築コレクティブ「サンポ（SAMPO）」と祐天寺のヴィンテージショップ「セイン（sein）」が共同でつくったもの。その名も「Object」。つくり手の意図が計り知れない奇妙な造形物や用途不明な機械、不要になった日用品などをアートピースへとアップデートするプロジェクトです。

そんな彼らによる初の単独展示が、5月19日（金）より、中目黒のセレクトショップ「バランス 中目黒（balance nakameguro）」にて開催されます。

“音に愛着を”をコンセプトに、アンティークオブジェとスピーカーをマッシュアップした15のプロダクトが展示される本展。単なる鑑賞ではなく人間の本能に語りかけるようなリアルな体験を届けるべく、「音」に加えて「匂い」「触覚」「ビジュアル」の五感による立体的表現を実施。それらが連なるひとつの空間を演出することで、精神に訴えかけるアート体験を目指すといいます。

「匂い」のパートを担当したフランス発のフレグランスブランド〈ドルセー（D’ORSAY）〉にも注目。会場では、展示空間における嗅覚表現でディレクションに携わった彼らのキャンドルが、限定パッケージになって数量限定で発売されるとのことです。

会期は5月29日（月）まで。五感を刺激する空間で、気の向くままにアートピースを鑑賞してみてください。