HIP HOPの最先端であり、多くの才能がひしめき合うUS(アメリカ)。いつの時代もフレッシュな才能とOGたちが共存するなかで活躍する、ひとりのアーティストがQThreeです。EvidenceやNavy Blue、Aly Anakinなどのアーティストと共演し、EAR.DRUM名義ではプロデューサー&ビートメイカーとしての活動も。
そんなNYのアンダーグラウンドHIP HOPシーンの、影の立役者と言っても過言ではないQThreeが今回タッグを組んだのは、日本が世界に誇るビートメイカー&プロデューサーのBudamunkです。
そして本日8月4日(金)に、2人による11曲入りのEP『peace.of.mind』がリリースされました。
直訳すると“心の平和”がテーマで、『goosfrabba』というタイトルの曲で幕が開けます。『goosfrabba』とはエスキモーが子どもを落ち着かせるために使う言葉で、1曲目のタイトルからLPの世界観を色濃く感じられると言えるのではないでしょうか。
作品のなかでQThreeが何度も“Budamunk got them funk”と口ずさむように、Budamunkの音響実験は新たなフェーズに入り、別次元へと進化を遂げています。その音は言葉やジャンルの壁を自由に超えて、世界中で鳴り響くはず。全楽曲のエンジニアリングをQThreeが手がけ、奇跡とも呼べるバランスを成立させているのも、本作のハイライトのひとつです。
さらに9月1日(金)の渋谷の「club asia」を皮切りに、京都の「OCTAVE」、名古屋の「TRANSIT」、大阪の「TRIANGLE」、静岡の「DAZZBAR」を回るツアーも開催。
カセットテープやTシャツにキャップなどの、充実したラインナップのグッズも見どころです。
東京とNYの国境を超えてシーンを接続する画期的な作品であり、2人の才能とその進化を感じるには十分な『peace.of.mind』。HIP HOPの未踏なる地がここにあります。