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ダークな作風の写真家は何を語るか? VACANTにて志賀理江子のトークショー。

blind-date01のコピー

宮城県を拠点に活動する写真家・志賀理江子。木村伊兵衛写真賞を受賞した『CANARY』、東日本大震災後の『螺旋階段』など、ダークな異界やこの世のものではない何かを写し取ったかのような独特の世界観は、強烈な磁力を放っています。

現在、香川県の丸亀市猪熊弦一郎現代美術館で、2017年6月10日(土)から5年ぶりの大規模個展となる「志賀理江子 ブラインドデート」が開催中です。

その展覧会の開催と同名の写真集(T&M Projects刊)の出版を記念した、トークイベントが東京の「VACANT」で行われます。

トーク前半は志賀理江子ひとりで作品「ブラインドデート」についてのお話。後半は、志賀理江子と展覧会の担当キュレーターである国枝かつら、展覧会広報物や写真集のデザインを手がけたデザイナーの森大志郎の三者による鼎談です。

こんな写真を撮る、志賀理江子の頭の中はどうなっているのか。どんなトーンで語るのか。イベント前から気になることばかり。

“目が見えぬ、らしいのです。
それは私の知らない前世に関係するでしょうか。
本当のことを知りたくて、大学に行き、世界中の様々な宗教について学びました。
それらは生死について実に様々なことを述べています。でも、その全てに違和感を感じました。
私には当てはまらない気がするのです。”

(志賀理江子「ブラインドデート」より)

東京で観られる「ブラインドデートデート」についてのトークイベントは今回のみという貴重な機会です。また、トーク終了後にはサイン会も予定されています。

予約はこちらからどうぞ。

Text_Shinri Kobayashi



志賀理江子「ブラインドデート」トークショー

日時:6月24日(土) 12:30 open / 13:00 start
会場:VACANT 2F
住所:東京都渋谷区神宮前3-20-13
入場料:¥1,500(1ドリンク付)
入場料+写真集セット:¥9,500(写真集+1ドリンク付)
*来場者には非売品のポスターカードをプレゼント

出演:
志賀 理江子(写真家)
国枝 かつら(丸亀市猪熊弦一郎現代美術館学芸員)
森 大志郎(デザイナー)

予約:http://peatix.com/event/271121/

<PROFILE>
志賀 理江子 (しが りえこ)
1980年愛知県生まれ。宮城県在住。2004年にロンドン芸術大学チェルシーカレッジを卒業。その後、ブリスベン、仙台、シンガポールなどで滞在制作を行う。帰国後宮城県名取市北釡に移住し移住者のオーラルヒストリー作成を開始。東日本大震災後、宮城県にて展覧会「螺旋海岸」を開催。主な写真集に『CANARY』、『螺旋海岸 album』。『Blind Date』をT&M Projectsより2017年6月刊行予定。

国枝 かつら (くにえだ かつら)
丸亀市猪熊弦一郎現代美術館学芸員。1978年東京都生まれ。ロンドン大学ゴールドスミスカレッジ現代美術理論修士課程修了。森美術館を経て現職。「志賀理江子 ブラインドデート」を担当。近年の企画展に、「マルティーノ・ガンパー 100日で100脚の椅子」(2015)、「金氏徹平のメルカトル・メンブレン」(2016)など。その他にパフォーマンスを紹介するシリーズ<PLAY>を企画、「PLAY vol.01-03 塚原悠也」を担当(2015-2017)。

森 大志郎 (もり だいしろう)
デザイナー。1971年東京生まれ。「志賀理江子 ブラインドデート」の展覧会広報物や同名の写真集のデザイン担当。美術展や映画祭カタログ等のエディトリアルデザインを主に手がける。

<関連展覧会>
「志賀理江子 ブランドデート」
会期:2017年6月10日(土)~9月3日(日)
会場:丸亀市猪熊弦一郎現代美術館
http://mimoca.org
会期中関連プログラム多数開催予定

<関連書籍>
志賀理江子 写真集『Blind Date』
364x257mm | 100頁 | 全ページ袋とじ・並製本 (函入)
価格:8,000円+TAX
デザイン:森大志郎
発行:T&M Projects (2017年6月中旬 一般発売)
https://www.tandmprojects.com/products/blind-date-by-lieko-shiga

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