【FOCUS IT.】イズモ ホテル ザ クリフ × バウム。絶景、サウナ、セルフケアで心と体がととのう贅沢なひとときを。

コロナ禍が明け、以前と変わらず旅行できるようになりました。京都なんかは、海外からの観光客がとても多くなっています。

外さない観光地に行くのももちろんいいけれど、行ったことのないところに行きたい。そして、静かなところでゆったりと過ごすというも最高のも贅沢なはず。そんな考えを胸にぼくらが目指したのは、最近なんだか気になる島根県の出雲という土地。

出雲大社が有名ではありますが、今回はできる限り都会の喧騒から離れてと、行先に決まったのが昨年オープンした「イズモ ホテル ザ クリフ（IZUMO HOTEL THE CLIFF）」というホテルでした。

このホテルは、日本海を目の前に砂浜から約10mの断崖に部屋がつくられ、8室ある客室のすべてが風景を考えられた方向に向けて設計されているのが特徴。ベランダのジャグジー越しにずっと見ていられるくらいの空と海が目の前に広がり、宿泊者限定の貸し切りサウナも楽しむことができます。

この気持ちのいいロケーションで、より心地よい時間を過ごして欲しいという願いがあるからか、年末までの限定で“樹木との共生”をテーマに掲げるスキン&マインドブランド〈バウム（BAUM）〉とのコラボレーションプランを提供しているのです。

〈バウム〉は、森林浴をしているかのような気持ちよさで深く肌がうるおっていく独自のスキン&マインド体験「森林浴美容®︎」を提唱しています。海をバックに森にいるような香りを楽しめるという体験、最高だと思いません？

3つのプランがある中で、今回は全部ありのプランをセレクト。90分の貸し切りサウナ、〈バウム〉のセルフトリートメント フルラインナップ、シャンパンまたは焼き菓子と紅茶、隣接している「ガーブ クリフテラス イズモ（GARB CLIFF TERRACE IZUMO）」で食べれる朝食付きのプランで泊まってきました。

〈バウム〉アロマティック ルームスプレー［100ml］¥6,160（バウム）

宿について洞窟のようなムードの薄暗い通路から部屋に入ると、視界が一気に開け最高の景色が迎えてくれます。

思わずジャグジーに飛び込みたくなるところですが、まずは今回のプランを存分に楽しむため、〈バウム〉の「アロマティック ルームスプレー」をシュッと部屋にひと振り。3種類ある中でも、今回付いていた「WOODLAND WINDS」は、〈バウム〉のスキンケアアイテムに使用されている“湖畔の林に吹く風のような、清々しい香り。”を表現していて、爽やかでスーッと深呼吸したくなる香りです。

これまたプランについているシャンパンを楽しみながら、ここまでの疲れをボーッとしながら癒していると、楽しみにしていた宿泊者のみが利用できる1組90分の貸切サウナの時間に。

ここのサウナは、「サウナしきじ」の娘こと笹野美紀恵さんがプロデュースを手掛けたということで、片手間につくったなんて感じは一ミリもありません。

「メトス（METOS）」のサウナヒーターに、デトックスウォーターやアロマ入りのロウリュ用の桶、もちろんインフィニティチェアもしっかりと揃っています。一通りの動線をチェックしたら、付属していた作法と楽しみ方を参考に、部屋から持ってきた「アロマティック ルームスプレー」で呼吸を整え、いざサウナ室へ。

サウナ室は2人で貸し切るには贅沢すぎるほどの広さ。温度はほぼ常に90度と安定していて、腰をかけると目の前に海が広がり、都会のサウナでは決して味わうことのできない心地よさに包まれます。

そして、貸し切りのよさは、思い存分セルフロウリュを楽しめるということ。アロマの香りに満たされたサウナ室で汗をかいて気持ちよくなったら、シャワーを浴びて水風呂へ。寝転べる広さの水風呂があり、これまたいい感じなのです。

ポンチョを羽織り、インフィニティチェアに腰掛けると、海と空だけが広がるその空間に、思わずため息が。「幸せ」という言葉は、こういう時に使うためにあるのでしょう。

〈バウム〉クリアリング クレイマスク［150g］ ¥5,280（バウム）

そうそう、サウナに向かう前に、プランに付いている空気中の微粒子汚れや不要な角質を吸着してくれるという「クリアリング クレイマスク」を使ってみたところ、これがまたとても気持ちよかったです。

天然の木炭を配合し、パラベン（防腐剤）フリー、シリコーンフリー、合成着色剤フリーという安心感が魅力のこのグレー色のマスク。目と口を避けてくるくるとらせんを描きながら顔全体に広げると、ピタッとマスク状に仕上がります。少し置いから優しく流していくと、鼻や頬の気になるざらつきが感じられなくなる結果に。

しかも、乾燥するかと思いきや、桜葉エキスなどのおかげかツッパリを感じずに使えるというのが嬉しいです。通常は週1回程度、洗顔の代わりに使用するといいようです。

左から〈バウム〉モイスチャライジング エマルジョン［100ml］ ¥8,800、ハイドロエッセンス ローション［60ml］ ¥4,400（すべてバウム）

サウナを上がって部屋へ戻ったら、ゆっくりとジャグジーで1日の疲れを癒して保湿もしっかりと。〈バウム〉は、樹木の“貯水”“成長”“環境防御”の3つの働きに着目し、スキンケアアイテムをつくっています。

〈バウム〉のスキンケア選びはいたって簡単。化粧液は「ハイドロエッセンス ローション」の1種で、保湿力の異なる4種のモイスチャライザーから好みの1つを組み合わせるという方式です。こういうところが男でも使いやすいところですし、プレゼントにも選ばれるところなのでしょう。

今回は、化粧液の期間限定サイズと、サラッとしたテクスチャーながら潤いを与えてくれる中間的な保湿力の「モイスチャライジング エマルジョン」が付いていました。どちらも、熊野亘さんがデザインした「カリモク家具」の端材を再利用したパッケージが所有欲を満たしてくれます。

今回のセット内容。左から順に〈バウム〉スキンケアサンプルセット（クレンジングオイル・洗顔フォーム・化粧水・モイスチャライジングオイル）、アロマティック ルームスプレー 1［100ml］、クリアリング クレイマスク［150g］、モイスチャライジング エマルジョン（乳液）［100ml］ハイドロエッセンス ローション（化粧水）［60ml］、ギフトバッグM（ポーチ）

ちなみに、今回体験したセットにはサンプルも多数付いているので、試しながら自分にあったケア用品を探すことだってできます。

そして、ディナーは隣接している「ガーブ クリフテラス イズモ」が便利。ディナーでは、島根の地元食材を薪火料理で仕上げてくれ、コースやアラカルトで楽しめます。今回予約したプランでは、しじみのエスプレッソでスタートする和朝食も付いていて、オーシャンビューを眺めながら食べる朝食がこれがまた最高なんです。

そうして、11時のチェックアウトの時間になり気づいたことがありました。それは、ありすぎないということのよさ。このホテルはコンビニまでクルマで10分ほどの位置だし、特別な観光地や遊び場が近くにあるわけでもない。でも、だからこそ何もしないという贅沢な時間が過ごせるのです。

あるのは、最高の景色を眺めながら入るジャグジー、美味しい食事、気持ちいいサウナ、そして心と肌を整えてくれる〈バウム〉のセルフケアアイテム。忙しい毎日の息抜きに、たまにはホテルで何もせずにゆっくりと過ごしてみてください。

Photo_Ura Masashi