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自転車以上、自動車未満。アーバンドライブスタイルで感じる、秋の八ヶ岳。

今年4月に日本上陸したドイツ生まれのE-BIKEブランド〈アーバンドライブスタイル(URBAN DRIVESTYLE)〉。その名の通り都会の移動手段として使えるのはもちろんですが、真のスペックを体感するには、よりハードな環境でこそ。というわけで、このE-BIKEを無料でレンタルできる「FOLKWOOD VILLAGE 八ヶ岳」を訪れ、その魅力を体験。秋の八ヶ岳を、ハードかつヘルシーな乗り物で駆けてきました。


八ヶ岳で気持ちよく滑走。

アーバンな我々が、アーバンに乗るために、なぜかカントリーに来てしまった。一体私は何を言っているのでしょう。

この日、フイナム編集部が〈アーバンドライブスタイル〉のE-BIKE「UNIMOKE(ユニモーク)」の試乗へとやってきたのは、八ヶ岳連峰と南アルプスの豊かな自然に囲まれたキャンプ場「FOLKWOOD VILLAGE 八ヶ岳」。アーバンな乗り物を、ゴリゴリのアウトドアで楽しむというわけです。

〈アーバンドライブスタイル〉とはベルリン発のE-BIKEブランドで、機能はもちろんのこと、バイクからインスピレーションを受けたデザインも注目されています。

早速、無料で借りられる〈アーバンドライブスタイル〉の初期モデル「ユニモークMK」で「FOLKWOOD VILLAGE 八ヶ岳」の施設内を滑走します。砂利道でも、ファットなオフロードタイヤがしっかりとグリップ。木漏れ日が降り注ぐ木々の間をE-BIKEで駆け巡ることの気持ちいいこと、気持ちいいこと。施設の敷地外へも出かけられるということで、八ヶ岳の中腹にある富士見平展望台を目指します。

〈アーバンドライブスタイル〉のE-BIKEの航続距離はたっぷり60kmだから、片道7km程度の展望台へは往復してもお釣りがでます。時間があれば、いろいろな場所を巡るのも楽しいでしょう。ちなみに、例えば東京で乗ることを考えると、渋谷駅から皇居までがおよそ6kmだから、スタミナ抜群のE-BIKEなのです。

八ヶ岳の中腹を目指すだけあり、さすがに往路は上り坂だらけ。その標高差はおよそ500mほどにもなるのに、ライダーの編集部員・シバヤマはほぼ一度も立ち漕ぎをしませんでした。それもそのはず、バッテリーが大容量の500Wだから、ペダルアシストもパワフル。涼しい顔をしながら、展望台へと一気に駆け上がります。

山はぼちぼち紅葉し始めていました。これを車で行くのは味気ない。とはいえただの自転車や歩きではさすがにキツい。気持ちよく、そして楽しく目的地を目指すためには、E-BIKEはうってつけなのです。シバヤマ曰く「エンジン音などももちろんしないので、自然の音や風切り音が耳に心地よかった。八ヶ岳ならではの凜とした空気も最高です」とのこと。車にはない臨場感と自転車にはない軽快さを味わうにはこの大自然は最上のロケーション。山道を時速20kmちょいで滑走するのは、本当に気持ちがよさそうでした。浜町の「ととけん」を完成へとこぎつけ、息も絶え絶えなシバヤマには最高の息抜きになったでしょう。


乗り物は安心安全が第一。

ここからは、〈アーバンドライブスタイル〉のE-BIKEのスペックや付属情報をざっと見てみましょう。

左:Unimoke MK ¥495,000
右:Unimoke SW ¥495,000
※オプションパーツ含まず

このブランドは、環境先進国にして、自転車大国であるベルリン発祥。無骨なバイクのようなデザインの「ユニモークMK」、大きく足を上げずとも乗れるので女性にも人気の「ユニモークSW」という、二種類のモデルをラインナップ。

他のE-BIKEメーカーのフレームを見ると、ほとんどがアルミ製だけど、〈アーバンドライブスタイル〉のE-BIKEの場合はクロムモリブデン鋼。耐久性が高く堅牢で、長く使える素材です。

バッテリーは安心安全の日本、パナソニック製。やはりバッテリーに関しては少し値が張るけど、信頼のおける日本製が一番、というのが世界のE-BIKEメーカーの認識とのこと。E-BIKEの要は、やはり心臓部たるバッテリーなので。


E-BIKEも個性とスタイルで勝負の時代。

日本でも都市を中心にE-BIKEをよく見かけるようになったように、いまやE-BIKE戦国時代。だからこそ、自転車乗りが自転車のフレームにこだわるように、そしてバイカーがバイクのフレームにこだわるように、E-BIKEでも個性とスタイルを大事にしたいもの。

〈アーバンドライブスタイル〉のE-BIKEは、デザインはまるで無骨なハードバイクのよう。純正のファットタイヤは、グリップ力という機能面もさることながら、デザインとしてもハマってます。あとは見てください、このライト。小さいのが当たり前の自転車ライトでわざわざこの面構え。そりゃ乗る時のテンションがちがうわけです。やはり乗ったときの楽しさ、みたときの喜びを形として表現しているわけです。

さらには、カスタマイズでより自分仕様にすることも。オプションパーツとして、フロントラック、チェーンガード、アンダーシートボックス、エクステンションシート、リアライト、フェンダーセットが用意されています。

一度購入したら長く付き合いたいのが、E-BIKEというもの。フレームの素材も、バッテリーも、デザインも全ての面で、長年の使用にも耐えうる要素を備えています。やはり、モノを長く使うというのがいちばんサスティナブルだし、問答無用でカッコいいこと。そう思いませんか?


楽しみ方がいくつも用意されているキャンプ場。

今回お邪魔した「FOLKWOOD VILLAGE 八ヶ岳」についても少々。

まだ2022年9月にオープンしたというだけあり、掃除の行き届いた炊事場やトイレの水回りはキレイ。テントを張る各区画も広々としたスペースで、のびのびと過ごすことができます。テントの設営やBBQなども自分たちで楽しむコースから、グランピングのような手ぶらコースまで幅広く揃っています。日帰りメニューもあるので、都内からサクッと来て楽しんで帰るというのも手でしょう。

カフェでは、選りすぐりのフードメニューを楽しむことも、キャンプですぐに使えるミールキットも購入できます。僕らはこの日はカフェを選択。地産ものを中心にした食材に一手間加えられていて、美味しくいただきました。それもそのはず、運営するのは、フード事業を幅広く展開する「トランジットジェネラルオフィス」。食事に対するこだわりとセンスは確かなもの。

また、「宇宙」をはじめ、山梨や長野県内のクラフトビールがリーズナブルに揃っています。やっぱり地産地消は、旅の魅力のひとつです。

極めつけは、サウナ。「The Sauna」の野田クラクションベベーさんが監修したサウナは、薪ストーブのサウナ小屋と天然水の水風呂、豊かな自然のなかの外気浴が極上の“ととのい”を約束してくれます。

サウナーのためにスペックをお伝えしておくと、薪ストーブを使ったサウナ室内は90℃くらい、水風呂は10月で16℃くらい(夏は22℃くらい、冬はシングル、ときには4℃にも)。スタッフがサウナ室内の温度管理をしてくれて、ロウリュはセルフ。あとは、マイナスイオン漂う林のなかで、インフィニティチェアにもたれ外気浴。オロポやアルコール類などもオーダーできるバーがすぐそばにあるのも高ポイントでしょう。

さてさて、キャンプにサウナに、E-BIKEと大自然の中で、アクティビティを楽しんだ我々は、フォトグラファーが運転してくれる車に乗り込み、東京へと帰途についたのでした。帰り道、いい疲れを感じながらもリフレッシュできた編集シバヤマは、助手席に座りながら、しっかりと船を漕いでいましたとさ。

Photo_Yuya Wada
Text_shinri Kobayashi

INFORMATION

Urban Drivestyle

Instagram:@urbandrivestyle_japan
オフィシャルサイト

FOLKWOOD VILLAGE八ヶ岳

住所:山梨県北杜市小淵沢町3900-2
Instagram:@folkwood_campground
オフィシャルサイト

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