30代オーバーの方にとって、発売日に本屋やレコードショップへ急いで足を運んでいたことが、はるか昔のように感じるほどデジタルが当たり前の時代。懐古主義なだけではありませんが、デジタルにはデジタルの、アナログにはアナログのよさがそれぞれあるものです。
特に見開きによるビジュアルのインパクトやページをめくる感覚、そして1冊を通してディレクションされるテーマ性など、雑誌というものの持つ力は普遍的なもの。そんな雑誌を愛するがゆえに、アパレルブランドでありながら自分たちで出版してしまうブランドが〈プア(PWA)〉の方々です。
そんな並々ならぬ熱意が込められ、これまで不定期で出版してきた『PPAPERS』の3号目がめでたく完成しました。
気になるテーマは“LOCALISM”。〈プア〉の考えるその概念について、さまざまな角度から考え、実際に赴き、その地で生きる人に話を聞いてページに落とし込んでいます。
そんな3号目の出版を記念し、合同展の『PPAPERS SUMMIT』を「インヘリット ギャラリー(INHERIT GALLERY)」で明日11月3日(金・祝)から開催。
“LOCALISM”というテーマに共感するアーティストたちの作品の展示販売に、「インヘリット ギャラリー」と〈プア〉によるスペシャルなコラボアイテムのリリースも。
『PPAPERS』をきっかけに、“LOCALISM”の意味をそれぞれが自問自答してみてはいかがでしょうか?