アーティストの矢入幸一が過去最大規模の個展を開催。藤原ヒロシが手掛けるブランドとのコラボも要チェック！

“芸術の秋”は瞬く間に過ぎ去り気付けば冬真っ只中ではありますが、ホットなアートの話題をひとつお届けします。

国内外のアートシーン、そしてカルチャーシーンで注目を集めるアーティスト・矢入幸一氏による過去最大規模の個展が、1月27日（土）より「MIYASHITA PARK」にあるアートスペース「SAI」で開催されます。

ペイントと印刷技法を駆使する「技法のコラージュ」を用いた制作技法と、多様な形にシェイプドされたキャンバスを用いて、一見ポップでありながらどこか静寂と繊細さを備えた表現が特徴の矢入氏。展示空間全体をひとつのオリジナルストーリーで紡ぎ、まるで絵本を読み進めるかのように構築される展示方法も魅力のひとつで、今回の個展もきっと我々をワクワクさせてくれるはずです。

これまでロンドン、ソウル、香港、福岡、そして東京での個展成功を経て迎える同展は、矢入氏にとってのひとつの集大成として、そして新しい表現開拓の場となっているようです。

ふたつに分けられた展示空間は、ひとつはこれまでのスタイルに沿った、作家自身の生活からインスピレーションを受け生まれた物語を軸に、挿絵の役割を果たすキャンバス作品を展示。

もうひとつの空間では、これまでの物語を用いた展示とは異なる、印刷とペイント双方を用いた制作手法のポテンシャルを試す場として、より複雑で洗練された大型キャンバス作品が並びます。

作品のレイヤー化されたディティールバランスには、近年に向け技術発展が顕著な印刷メディアと、アートピースの古からの手法・ペインティング表現の絶妙な調和が宿ります。それが矢入氏の特徴である「技法のコラージュ」なのです。

会場では同展に向けたオリジナルグッズ販売をはじめ、ソフビメーカー「GOCCODO」とのコラボソフビの展示、さらに藤原ヒロシ氏が手掛けるブランド〈ユニフォーム エクスペリメント（uniform experiment）〉との展覧会オリジナルコラボレーション商品も販売予定。

ここでしか味わうことのできない矢入幸一氏の世界に、ぜひ足を運んでみてください。