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サンタ・マリア・ノヴェッラの新作はブランド史上初となるオードパルファム。メディチ家の歴史が詰まった4本です。

〈サンタ・マリア・ノヴェッラ〉フレグランス 50ml 各¥28,600、100mL 各¥41,800(サンタ・マリア・ノヴェッラ・ジャパン)

桜の季節まであと少し。爽やかな春の日差しに向けて、〈サンタ・マリア・ノヴェッラ(Santa Maria Novella)〉から新作フレグランスの発売が決定しました。

左からビッザリア、アイリス、マグノリア、ジェルソミーノ

800年の歴史で初となるオードパルファムコレクションでフォーカスされたのは、イタリア・フィレンツェでルネサンス期に名家として栄華を極めた、メディチ家の歴史と密接に結びついた植物たち。

当時の文献を読み解き、ビッザリア、アイリス、マグノリア、ジェルソミーノという4種の植物から、花の都・フィレンツェの歴史の奥深さを感じさせます。

ビッザリア

1644年にフィレンツェで初めてその存在が確認されたビッザリア。その後、何世紀にもわたって忘れ去られていたものの、1980年にメディチ家の庭園「ヴィッラ・メディチア・ディ・カステッロ」で再発見された非常に珍しい柑橘系果実です。

そのビッザリアやティムールペッパーとネロリをトップノートに使用し、ミドルノートにオレンジブロッサムアブソリュートやジンジャー、ベースノートにはシダーウッドとムスクなどが洗練さを感じさせます。

ジェルソミーノ

1688年にゴアからの贈り物としてフィレンツェに持ち込まれたジャスミンの一種・ジェルソミーノ・デル・グランデューカ。大公コジモ3世デ・メディチは、その深く神秘的な香りに魅せられ、自身の庭園にひそかに専用の温室を設け、他人にこの植物の栽培を禁じたとも、愛ゆえにその栽培禁止を免じられた女性がいたとも伝えられています。

今回はそんな香りを基に、ベルガモット、タンジェリン、ピンクペッパーがトップノートに、ミドルノートにはサンバック・ジャスミン・アブソリュート、ゼラニウム、イランイランが神秘的な雰囲気を、ラストにはシダーウッドとムスクが印象的に広がります。

マグノリア

樹齢数百年を超えることも珍しくなく、春になると枝いっぱいに凛とした佇まいの美しい花を咲かせるいマグノリア。その一種のマグノリア グランディフローラは、1700年代にフィレンツェに伝わり、その後長きにわたってメディチ家の別荘「ヴィッラ・メディチア・ディ・カステッロ」の正面入り口を飾っています。

華々しいホワイトローズとゼラニウムの香りから始まり、ミドルノートのマグノリア グランディフローラ、マグノリアチャンパカ、サンバックジャスミン、ベースノートのアンバーとムスクがアクセントを加えた、植物の力溢れる香りです。

アイリス

さまざまな文化において“守護”の象徴とされ、1266年にフィレンツェの紋章となったアイリスの花をベースに使ったこのフレングランス。

トップノートにガルバナム、ティムールペッパー、ネロリ、ミドルノートにゼラニウム、マグノリアチャンパカ、サンバックジャスミンを、ベースにはムスクとアンバーグリス、そしてフィレンツェの丘で栽培されるアイリスの花の根茎を6年間かけて抽出してつくられるアイリスフィオレンティーナの香りが印象的に広がります。

1800年代後半の〈サンタ・マリア・ノヴェッラ〉のカタログの装丁を忠実に再現した外箱、18世紀に植物のエキスやエッセンシャルオイルなどを運ぶために使われていた箱をモチーフにした本型パッケージという仕様で、プレゼントにもぴったりです。

4月1日(月)の発売ですが、公式オンラインストアと「新宿伊勢丹」本館4階のポップアップストアでは3月27日(火)から先行発売予定。こちらでいろいろな香りと比べてみてください。

INFORMATION

サンタ・マリア・ノヴェッラ・ジャパン

電話:03-6384-5188
オフィシャルサイト

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