企業が新しいオーディエンスやマーケットに参入するための手段としてよく耳にする「パートナーシップ」。ことファッション業界においてもその動きは顕著で、これまでにも多くのブランドや人が協定を結んできました。
とはいえ、言うは易く行うは難し。意見や方向性の違いなんてしばしば。やはり簡単にはいかないのが世の常です。ですが、本日飛び込んできたパートナーシップ締結の報せは、我々の期待感をぐっと煽るようなワクワクする、なんとも腑に落ちる内容でした。
タイトルの通り、アクションスポーツフットウエア＆アパレルブランド〈ヴァンズ（VANS）〉は、消費者とともに前に進み、それぞれのスタイルを貫くことを促す「ALWAYS PUSHING」と題したブランドの新しい方向性を実現するために、スケートボードシーンで最も影響力が高いフォトグラファーのひとりである、アティーバ・ジェファーソン氏をブランドキュレーターとして迎えることを発表しました。
アティーバ氏はこれまで、NBA選手や世界的なミュージシャン、国際的デザイナー、そしてスケートボードシーンのパイオニアらとともに、アート、音楽、デザイン、ストリートウエアなど、さまざまなカルチャーにおいて実績を築いてきました。
スケートボーディングとユースカルチャーを巧みに融合させるアティーバ氏は、〈ヴァンズ〉にとって理想的なパートナーというわけです。
〈ヴァンズ〉グローバル チーフマーケティングオフィサーのドリーケ・レンクネグト氏は、今回のパートナーシップ締結についてこのように話します。
“Always Pushing”はVANSが新たに掲げる、スケートボードカルチャーの発展を目指す上でのコミットメントです。
枠に捉われない「Off The Wall」の精神を作り上げた世代のように、スケートボードとそれに関連するカルチャーを、ポジティブな変化を起こす手段として捉える新しい世代をサポートすることは我々の使命であり、アティーバ氏はそれを実現する上で最適なパートナーです。
新たな体制でシーンのさらなる発展を目指す、〈ヴァンズ〉のこれからに目が離せません。期待して続報を待つことにしましょう。
