1898年の誕生以来、時代の変化とトラベラーのニーズに対応し、さまざまなラゲージを提案してきた〈リモワ(RIMOWA)〉。
このブランドの目印といえば、スーツケースに刻まれるグルーヴのデザインですが、今回ピックアップした新作はそのリブ(溝)が無く、いつもとだいぶ表情が異なります。
デザインのモチーフは1966年につくられたハンドキャリーケース。アルミを使った凹凸のある無骨な表情とコニャックカラーの持ち手が特徴的で、レトロ感のあるものになっています。
本作の名は「HAMMERSCHLAG(ハンマーシュラッグ)」。この言葉は “ハンマー打ち” というドイツ語で、まさに商品の見た目をあらわしています。
ハンドキャリーケースとキャビンサイズのスーツケースの2種類をラインナップ。前者は966点、後者は1,898点の限定です。
共に内側もこだわりのデザイン。〈リモワ〉の他のモデルには無い特別なナイロン生地をライニングに用い、仕切りの役割を果たすデバイダーはレザー製のジッパー付きのポケットに加えて、アーカイブを参考にしたフックがついています。
シリアルナンバーが刻まれた、ライニングのレザーパッチも見どころのひとつ。
それぞれ〈リモワ〉の一部店舗とオフィシャルサイトで発売中です。値は張りますが、旅を重ねるごとに刻まれていく傷は後々間違いなく素敵な表情をつくるでしょう。