去る9月15日(日)。神戸生まれのセレクトショップ「ビショップ(Bshop)」が創立30周年を記念して、生誕の地である神戸・メリケンパークにて大規模フェスを開催しました。
その名も「ビショップ音楽祭」。
「ビショップ」史上初の野外フェスということでかなり気合いが入っていると聞きつけた編集部は、「ビショップ音楽祭」に潜入しフェスの模様を取材してきました!
来場者数は約6,000人。まずは会場を大いに盛り上げた11組のアーティストから紹介します。
会場のメリケンパークには「TOWER STAGE」と「SEA STAGE」の2つの舞台が設けられ、オープニングアクトを含む全11組のアーティストが、約9時間半にわたり途切れることなくライブを披露。
クラブミュージック、ヒップホップ、ロック。ジャンルの垣根を超え、それぞれの個性を生かしたパフォーマンスで港町に集結したオーディエンスを沸かしました。
そして神戸といえばサンセット。陽が傾き始めると会場の様子は一変し、ムーディーな空気があたり一帯を包みました。
シンボルの神戸ポートタワーもライトアップし、クライマックスに向けての期待は高まるばかり。
「TOWER STAGE」ではウルフルズが、そして「SEA STAGE」ではスチャダラパーがそれぞれトリを飾り、会場を巻き込み「今夜はブギー・バック」を大合唱。その余韻も冷めやらないままに1日限りのフェスは幕を閉じました。
さらに! この日のトピックは音楽だけではありません。暮らしに寄り添うショップ「ビショップ」ならではのファッションマーケットとフードショップも多数展開されていたので、その様子もお届けします。
まずは「ビショップ」のブース。イラストレーター・橋本聡氏が担当した「ビショップ音楽祭」のメインビジュアルがモチーフのオフィシャルグッズは、「ビショップ」×〈ダントン(DANTON)〉によるダブルネームのTシャツのほか、タオル、扇子、モバイル扇風機などを展開。
加えて、現代アーティストとしてワールドワイドに活躍する加賀美健氏とのコラボレーションから生まれたアイテムも7種類あり、思わず笑ってしまうユーモアたっぷりのデザインで人気を博しました。
ファッションマーケットブースには、〈ザ・ノース・フェイス〉、〈オアスロウ(orSlow)〉、〈キジマタカユキ(KIJIMA TAKAYUKI)〉、〈ヤング&オルセン ザ ドライグッズストア(YOUNG & OLSEN The DRYGOODS STORE)〉など、ビショップと縁のあるバラエティ豊かでハイクオリティな10のショップがずらり。
〈ニート(NEAT)〉ブースもあり、そこにはフイナムでもお馴染みの西野大士氏の姿もありました。
フードショップブースもファッションブースに負けず劣らずのラインナップ。地元・神戸発の人気店を中心に、全20もの飲食店が集結しました。
販売されたメニューは餃子、豚まん、ピザ、カレー、ハンバーガー、クレープ、アイスクリームなど多種多様なうえ、どれも絶品。そのおいしさにいくつも行列ができるほどでした。
我々取材チームは「uRashiMa」のピザに舌鼓。なんと会場にピザ釜が設置され、焼きたてのピザを会場で楽しむことができたのです。
そして会場には、個性豊かなアーティストや魅力的なショップに負けないくらい、おしゃれでハッピーな来場者がたくさんいました。全員をお見せできないのが悔しいところですが、ほんの一部だけご紹介!
前日まで雨予報でどうなるかと心配していた「ビショップ音楽祭」ですが、当日は一滴の雨も降らず、子どもから大人まで、幅広い層の方が音楽とファッションと食、そして港町・神戸のムードを堪能することができた、素晴らしい1日でした。
“つくりのいいものは、今だけでなく時代を超えてもなお価値があり美しく、次世代へと受け継がれていく。”
そんな「ビショップ」のコンセプトはショップだけでなく、こういったイベントからも感じ取ることができます。神戸にまたひとつ、受け継がれていくべきイベントが誕生しました。今後の「ビショップ」の動向に期待をしつつ、加賀美健氏の言葉に見送られて会場をあとにした我々でした。
Photo_Yu