粗野だけど着やすい。あの名品をベースにしたレザージャケットは、CCUとSupply Tokyoから。

服の素材から季節を感じることは多いですが、レザーは冬の代表格。あの重厚感はキリッと寒い季節に合うのです。

〈CCU〉は従来のレザーに対する扱いにくさを払拭すべく、レザーの可能性を押し広げるレザーブランド。そんな彼らが、今回代々木上原のセレクトショップ「Supply Tokyo」とコラボアイテムをリリースします。

ベースにしたのは、某USブランドのワークジャケット。1880年代に創業してから今もなお愛されつづけ、ワークウェアと言えばでだれもが思い浮かべるあのブランドです。

別注ポイントはたくさんありますが、まずはシルエット。もともとの洗練された無駄のないデザインはそのままに、若干のアップデートをおこないました。

肩傾斜に丸みを出すことで、現代的なシルエットに仕上げながらも、アクションプリーツをあえて残すことで男らしさを担保しています。

素材に関しては、元ネタのダック地をレザーに置き換えたらと考え、ゴートレザーを採用することになりました。

ゴートレザーはカウレザーにくらべて軽量で、耐久性が高いのが特徴。革本来の風合いを活かすため、アニリン仕上げを施したのもポイントです。

張り感のある質感でありながら、0.7mmに薄く漉いているため革が馴染むにつれて柔らかくなり、経年変化を楽しむこともできます。

こまかいところも抜かりなく。ダブルジップファスナー仕様なので着方次第で印象を変えられるうえ、裏面に配置したマガジンポケットもアクセントになっています。

お行儀がよすぎない、適度に粗野な雰囲気を持つ今作。それでいて、着込むほどに徐々に体になじんでいく扱いやすさ。こんなレザージャケットはそうそうありません。発売は11月14日（木）より。ぜひご注目ください。