世界をフィールドに活動するデザイナーの山縣良和による、ファッション表現の実験と学びの場である「ここのがっこう(coconogacco)」。そこに通いながら絵画・ドローイング・立体・写真などを独特の感性で制作し続ける作家の中西鈴による、初の個展『Small boxes / Drawings』が「フロットサムブックス(flotsam books)」で開催されます。
会場では作品の展示だけでなく限定のZINEも販売。新たな才能に触れるだけでなく、その才能の一部を持ち帰れることができるのもポイントです。
最初は
話せないまま死んだ祖父の話を聞いて、作り始めた
身近にあるもの 家にあるけど、使わなくなったもの
途中で必要になったものは、
公園で捨ったり、お店で買ったり
今は
初めての人、
初めての景色に出会った時、自分が空っぽになれる
空っぽの容器みたいになって
音だけが響いてる
ザーザー流れてくる
握手した手と
言葉と
その後ろにあった景色と
吹いてくる風とか
何度も思い出すからお守りみたいになってる
だんだんじわじわあったかくなってきて
周りが一斉に騒ぎ始めて
自分には身体があることに気づく
そうなると作りたくなる
上記にある中西鈴のステートメントをインプットし会場に足を運べば、あとはどう感じるかはあなたの自由。中西鈴の作家としての初個展、ぜひお楽しみください。