25SSのショーで、前回紹介した「コットン フィールドジャケット」にセットアップのように合わせたのが「ギャバジン カーゴトラウザー」だ。
素材は〈バーバリー(BURBERRY)〉が生みの親といわれるコットンギャバジン。目の詰まった綾織のその生地は耐久性、防汚性、通気性に優れる。
やれた風合い、武骨極まりないスナップボタンというスペックは「コットン フィールドジャケット」同様のもので、なるほどセットアップがさまになる。チーフ・クリエイティブ・オフィサーのダニエル・リーはこれをペールトーンのチェックシャツとブラックレザーのローファーで仕上げた。
バックポケットの下に小さく刺繍されたブランド名。
採用したカラーも「コットン フィールドジャケット」と同じヘロン。日本語にすればアオサギとなる。素材が異なるため、印象は若干違って見えるが、そのグラデーションが返って均衡をもたらしているのだから舌を巻いてしまう。
サイドにスリップポケットとスナップ付きパッチポケット、バックにスナップ付きフラップポケットがつく。
ギャバジン カーゴトラウザー ¥156,200
Photo_Hiroyuki Takashima
Text_Kei Takegawa