NEWS | TIE UP

老舗靴リテーラーの集大成がここに。昨春デビューのフットウェアブランド・ベネクシーがとにかく凄いんです。

新しい季節の訪れとともに、装いを新たにするひとも多いはず。服と合わせて足元も変えてみるのはどうでしょう。

おなじみのブランドももちろんいいですが、せっかくだから昨年デビューしたこのブランドをおすすめさせてください。

一見なんてことないシンプルな靴ですが、その裏には卓越した技術力とストーリーがありました。

「ベネクシー(BENEXY)」はフットウェアの小売と修理事業を通じて、20年以上にわたって人々の足元に寄り添ってきたフットウェア流通の老舗企業。そんな彼らが満を持して立ち上げたのがフットウェアブランド〈ベネクシー〉です。

聞けば、「BASIC」「BORN FREE」「BELIEF」という3つの ”B” をキーワードにシューズを提案しているそうで、それぞれ紐解いていきましょう。

まずは「BASIC」。ベーシックなデザインを支えるのはこだわりの本革素材です。

アッパーには、クロムとタンニンの混合なめしと、加えて、ラッカー仕上げにより素上げ調にした姫路産のステアレザーを採用しています。しなやかさと張りを兼ね備えていて、耐水性や耐熱性 にも優れた牛革です。

また、ライニングには、明治時代から有数の豚革生産地として名高い東京墨田区産の豚革を使用。ラッカー仕上げを施し、ソックスへの色落ちを防ぎながら、汚れにくくしています。通気性も抜群。

つづいて「BORN FREE」。足が自由さを得られるよう、独自開発のインソールを使用しています。マイクロファイバースエードとラバーコルクを採用しているから、履き込むほどに馴染むうえ、蒸れない快適さも。

さらに、専門家との共同開発によって、インソールのアーチサポートも万全です。さまざまなひとの足にフィットするよう設計を工夫しています。

最後に「BELIEF」。たとえばオリジナルアウトソールの開発には、半世紀以上にわたり、専門技術と経験に基づいた確かな靴づくりを行ってきた、神戸長田のメーカーを指名しています。

同社が製作するアウトソールは、グリップ重視で柔らかな仕上がり。車のタイヤとほぼ同じ硬度の、60度のラバー製アウトソールです。

そんな抜かりないこだわりによって支えられている〈ベネクシー〉のシューズですが、デザインも趣向を凝らしています。

それぞれのモデルをご紹介しましょう。

360/サンロクマル

春夏秋冬の4シーズン、つまり360日間楽しめることから「360」と命名。外羽根式シューズのヒール部にスニーカーの仕様を取り入れた「ハイブリッドレースアップシューズ」 です。

270/ニイナナマル

春夏秋の3シーズン、つまり270日間楽しめることから「270」と命名。クロッグながら、フォーマル使いも可能なエレガントなルックスが特徴。履き心地も追求した究極の「ミニマルベーシッククロッグ」 です。

180/イチハチマル

春夏の2シーズン、つまり180日間楽しめることから「180」と命名。 存在感のあるデザイン性で、ソックス次第でいかようにもファッションに落とし込める 「スタイリッシュコンフォートサンダル」 です。アッパーの面ファスナーでフィット感も調整可能。

さらに今シーズンから発売となるモデルがこちら。

300/サンマルマル

120/イチニイマル

詳しくご説明したいところですが、実はフイナムの記事を仕込み中。4人の識者のスナップ記事が今週末に公開されるので、そちらをお楽しみに。

デビューしたてにも関わらずこれほどまでに充実したラインナップ。企業として積み上げてきた長年の叡智によるところが大きそうです。

そして、お客様により良い靴を届けたいという気持ちは、こんなサービスにも。

まずはサイジング。普通は足のサイズで靴を選びますが、〈ベネクシー〉はそれに加え「SLIM」と「RELAX」という足幅まで選択可能なんです。

さらに、「マッドガード」装着の有無も自由に選べて、さらにカラーも選択できるのだそう。足元を主役にしたいひとにはもってこいのサービスです。

そしてサンダルとクロッグタイプのモデルには、「バックストラップ」の追加取付も可能。つけることで、車の運転やウォーキング、勤務中など、しっかりと足を踏みしめたい場面での着用が可能になります。

もちろん修理も可能で、使ううちに出てきた問題は、専用のリペアファクトリーが解決してくれます。

フットウェアだけではなく、ソックスの展開もあります。創業70年以上の長野の株式会社タイコーが展開する足袋型ソックスをベースに、加圧やアーチサポート機能を強化。

長さはアンクル丈とクルー丈の2種、色はそれぞれ充実の10色です。

実はここまで記したことは、ブランドのこだわりのほんの一部。もっと知りたい方は、ぜひ公式サイトを覗いてみてください。

まだまだ認知度こそ低い〈ベネクシー〉ですが、これほどまでに着用者の足を考えたフットウェアブランドは他にありません。ぜひご注目ください。

TOP > NEWS