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栗原道彦フリーバイヤー(?)1977年生まれ2010年に有限会社ロストヒルズを退社。2011年よりフリーでの活動を開始(?)。

クリちゃんがイクッ。

栗原道彦
フリーバイヤー(?)

1977年生まれ
2010年に有限会社ロストヒルズを退社。
2011年よりフリーでの活動を開始(?)。

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古着講座。 「マッキーノ ??? or マッキノー???」

2007.11.28

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古着界では長い冬の時代を終え、先冬頃から人気復活したウール素材のアイテム。
その中でも最近特に人気が上がってきているのが「マッキノージャケット」と呼ばれる、ハンターやロガー用のアウトドアジャケット。


マッキノーと言えば「FILSON」が有名ですが、コチラは「BLACK BEAR」製で50~60年代頃に作られたモノ(サイズ40 ¥15,540)。
このマッキノージャケット、最近雑誌などで紹介されているのをよく目にするんですが、ひとつだけ気になる事が....

それは、昔は「マッキーノ」と呼ばれていたはずなのに、いつの間にか「マッキノー」と呼ばれるようになっているという事。

と言うのも、前にウチのスタッフが「マッキノーが....」と言っているのを耳にしたんで、「それってマッキーノの事?」って聞き返したところ、「雑誌にはマッキノーって書いてありますよ。」と言われたんです。
気になっていくつかの雑誌をチェックしてみたところ、確かにどの雑誌にも「マッキノー」の表記が。

もしかして昔から「マッキノー」が正しい呼び方なのに、僕が勘違いして「マッキーノ」と覚えていたんだとしたら大恥モノ.....
そう思って調べてみた結果、この「マッキーノorマッキノー」の語源はどうやらアメリカはミシガン州にある「Macknaw Island」という島名から来ているようです。
英語で発音すると正確には「マキノー」が一番近い響きのようですが、「FILSON」の日本のカタログを見てみると「マッキーノ」という表記に。
でも同カタログの別ページには「マッキノー」と表記されているところもあるので、結局は「まあどっちでもいいみたい。」というあいまいな結果に....
なので、この場ではとりあえず1番知的に聞こえる(?)「マキノー」を採用したいと思います。

また僕は長い間、「マキノー」の意味はジャケットのスタイルにあると思っていたんですが(ハンティングジャケットの「ハンティング」みたいな感じで。)、その由来が地名から来ているんだとしたら、なんでマキノージャケットと呼ばれるようになったんでしょう?
それも気になって調べてみたんですが、このネーミングの由来は結局わからずじまいでした。

「FILSONの<マッキノークロス>という素材名からマキノージャケットと呼ばれるようになった。」
「このジャケットのスタイルがミシガン州マキノー島発祥のモノでマキノージャケットと呼ばれるようになった。」
「マキノー島ではハンティングなどのアウトドアスポーツor林業が盛んで、多くの人がこの型のジャケットを着ていたことからマキノージャケットと呼ばれるようになった。」
僕の予想はこの3つのうちのどれかだと思うんですが、もしも知っている方がいたら教えて下さい。

ただマキノージャケットとは全く関係のない、ネルシャツで有名な「BIG MAC」と、コチラもこの先人気が復活しそうなアウトドアブランド「MIGHTY MAC」。
この2つのブランド名の由来が、このマキノー島の近くに架かっている「マキノー橋」の愛称から来ているらしいという事がわかり、ちょっと得した気分になりました(笑)。

Comments: 3

私もどちらが近い発音なのか気になっておりました。
約30年前のヘビアイブーム時、メンクラ等ではマッキノーと表記してましたので、同時代の私としては最近のマッキーノには違和感を覚えます。
で、やはりマキノウが一番近いようですね。

度々すみません。
マッキノーより気になるのがSierra Designs・最近のシェラ読み。
これこそ昔表記していたシエラが正しいと思うんですが。
シェラではなく シ エ ラ 。

feat0122さん、コメントありがとうございます。
そうですね、僕の知り合いのアメリカ人ディーラーもやはりマキノウと発音していました。
それとSierraは僕もシェラと呼んでいますが、確かに正しくはシエラですよね。。。

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