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栗原道彦フリーバイヤー(?)1977年生まれ2010年に有限会社ロストヒルズを退社。2011年よりフリーでの活動を開始(?)。

クリちゃんがイクッ。

栗原道彦
フリーバイヤー(?)

1977年生まれ
2010年に有限会社ロストヒルズを退社。
2011年よりフリーでの活動を開始(?)。

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終戦記念日。

2009.08.15

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こないだの出張中、某都市空港の外で一服していた時の出来事。
空港から出てきた一人の米兵が僕に近づいてきて、「たばこを一本くれないか?」と。
コレ、日本ではあまりというか滅多にありませんが、アメリカだとよくある日常の出来事です。
なのでポケットからセブンスターを取り出し彼に手渡すと、「このたばこ、韓国に駐留してたときに見たことあるな。」と。
聞くと、去年、韓国からアフガニスタンに異動し、ついさっき現地から帰って来たばかりとの事。
なので「アフガンはどう?もう落ち着いた?」と尋ねると、吐き捨てるように「f〇〇kin' suck!(最悪だよ!)」と一言。
現地は今でも断続的に戦闘が続いているそうで、彼は陸軍のヘリクルー、しかも中でも一番危険なマシンガンの銃撃手だそう。
先日も敵の攻撃で折れた後部のプロペラ(?)がボディーに突き刺さり、「あと一歩で命を落とすところだった。」と、iphoneに入っていたヘリの写真を見せてもらいました。
そんな経緯でヘリを修理中の間、一時帰国し、空港近くの基地でのミーティングに参加した後、故郷のシスコで休暇を過ごしまたアフガンに戻るとの事。「もう戻りたくねぇな。。。」と呟いていました。
僕もつい先日、イラク戦争に関する映画「告発のとき」をDVDで見たばかりだったので、『そういえばこないだ「告発のとき」を見たんだけど、やっぱりアフガンもあんな感じなの?』と聞くと、「そういうアメリカ製作の戦争映画は気が滅入るから一切見ない。」と寂しそうに言っていました。
若干重くなった空気に耐え切れず「気を付けて。」とその場を去りましたが、やはりああいった反戦的なメッセージを含む戦争映画、実際に戦地に赴いている兵士からしてみたらかなり複雑な心境ですよね。
僕も軽はずみにKYな質問をしてしまったなとかなり反省しました。。。

photo.jpgコチラはとある軍物屋で見かけた、バドワイザーで有名なアンハイザー・ブッシュ社が米軍に寄贈した缶入りの飲料水。
もちろん企業としてもある程度の善意を含んだ寄付なんでしょうけど、コレ、広告としてもかなりの威力を発揮しそうですね(むしろそっちが狙いっぽいですけど。)。
もしも僕が米兵で勤務中にコレを飲んでたら、仕事後のビールは間違いなくバドワイザーをチョイスしてしまいそうです。

ということで今回は商品画像「軍モノ」編をお届けしようかと思いましたが、本日は64回目の終戦記念日。
第二次大戦中の米軍モノを紹介するのもさすがにアレなので、今回はなかなかお目にかかれない、元の持ち主の着用写真付き「フットボールTシャツ」画像をどうぞ。

blogphoto12aug09 020.JPG

*今回入荷商品についてのお問い合わせは、8月22日リニューアルオープン以降にお願い致します。
またこちらのTシャツ、写真との別売りは出来ませんので悪しからず(笑)。

Comments: 4

ていうか、めちゃ英語話せるんすねぇ。さすがだ。
僕も定期的に海外に行く仕事をしているので英会話を上達させたいんですが
クリさんはどういう勉強の仕方で身につけられましたか?
僕は未だ中学生英語レベルっス。いやそれ以下かも・・。

さすが栗原さんです。終戦の日に米軍ものは、KYですね。64年目の終戦記念日にchampion USMC 12Tシャツを古着屋で購入してしまった私は、かなりKYです。(硫黄島攻防戦などで旧日本軍と交戦したのもつい失念していました)それにしても年を重ねるごとに終戦記念日は、重く心に圧し掛かり自分の中で深く考えさせられる特別な日という位置づけとなりました。特に最近思うのは、一億総特攻、本土決戦にならなくて本当によかった事。(自分の祖父母が、茨城県に疎開していて疎開先で昭和20・7・29に母親が生まれました。 もし、本土決戦になったらコロネットだったかオリンピック作戦だか忘れましたが、米軍が霞ヶ浦(茨城)辺りから上陸作戦を展開する予定でしたので私も生まれていなかったと思うと深く考えさせられる物があります。また、2点目は、憲兵隊等の監視下の元よく終戦工作に成功したな!と思います。終戦工作を行おうものなら命が狙われた時代、。。。。。深いです。深すぎます。。。他にももし、色々な戦時中の出来事が他の選択肢に傾いていたらと考えるとゾッとします。しめとしました先人の方々に深く敬意を払うと共に平和な時代、日本に生れて本当に感謝でいっぱいです。終戦の日にブログで真剣に戦争の話しと向き合える栗原さんにも敬意を表します。それでは、8.22リニューアル入荷日楽しみにしています。。。。。これからTVで硫黄島からの手紙を見て再度、戦争の愚かさについて考えてみようと思います。

yoshiさん、コメントありがとうございます。
確かに自分で今日アップした記事を読み返してみると、僕がエラく英語を話せるやり手な男に見えますね。。。
実際はそのイメージの7割減くらいだと思ってください(笑)。
僕も仕事でアメリカに行くようになってすでに約13年ほど経ちますが、まあ満足のいくレベル(英語力)になんて全く到達していません。
周りの人の話を聞くと、ほとんどの人が「聞き取れるけど話せない。」と言いますが、僕は全く真逆で、話すほうは結構イケるクチ(あくまで僕の中でです。)ですが、聞き取りのほうが数倍難しいと思います。
特に南部、中西部あたりの白人のおっさんなんて、喋っているうちの3,4割理解できればいいくらいです(苦笑)。
ちなみに僕の場合、弊社社長がかなり喋れる人(留学経験あり)なので、最初に盗み聞きスタイルからスタートできたのがかなり大きいと思います。
まあ、やはり人が喋っているのを聞くのが一番手っ取り早いってことですかね。
それからは完全我流ですが、中でも現地ディーラーとFAX、MAILでやりとりをしていて、ネイティブが日常で使う単語、言い回し等をある程度覚えることができたような気がします。

ただ僕が言うのもなんですが、この仕事、英語があまり出来なくても何とかなっちゃうモンなんですよ。
だよね?渋谷の某古着屋の第三使徒さん。


ジョンソン基地付近在住者 さん、いつもありがとうございます。
僕も常々、こうやって64年前は敵であったアメリカ軍人の着ていたモノを輸入し、ファッション、コレクタブル・アイテムとして売っていられる現在があるのも、先人達が血や汗を流して築いてくれた平和な日本に生まれたからこそ出来ていることだと思っています。
僕ももちろん戦争には反対ですが、先の大戦に係わった日本人全てが間違っていたとは到底思いませんし、もっと学校等でも近代史を深く教えるべきだと思います。
この話、長くなってしまいそうなので、本日はこの辺で。。。

栗原さん お返事ありがとうございます。私も常々、近代史は(日露戦争付近~戦後まで)詳しく学校教育で教えるべきだと思います。聖徳太子、織田信長、徳川幕府。。。。よりも 近代史の方がずっと役に立つと学生時代から自負していたので中学、高校時代と近代史は、良く勉強した記憶があります。外国の若者は、自分の国がしてきた過去の歴史(戦争を含め)を良く理解しているのを良くTVで見かけます。(街頭インタビュー)それに対して日本は、終戦記念日も知らない、しかも唖然としたのは、アメリカと戦争をした事すら知らない若者がいた事です。。。。長々とすみません。私も長くなるのでこれくらいにしておきます。最後に 栗原さんが言われた通り、先人達が血や汗を流して築いてくれた平和な日本に感謝しつつ、入荷日のは、軍物が入る様ですので是非、拝見したいと思います。。。PS 私は、絶対に硫黄島の摺鉢山に星条旗を掲げているスカジャンのみ絶対に買わないようにしています。。。。これだけは、どうしても買えません。。。自分の中で非国民アイテムだと思うからです。。別に気になさらないで下さい。

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