SHIBORI
2013.11.25
いつも肌で感じることとして "ひとつ繋がるとどんどん繋がる"
ということがある。人でもモノでも。
1コ気になって、でもその時は忘れて。
でも、頭の片隅に置いておくと、
忘れた頃に、そこにあった強い縁を感じたりする。
しぼり についてもそう。
発端は、今年の2月、NY。
友人のバースデーパーティで出会った彼女と
何気なく日本の話をしていたときのこと。
彼女が日本のしぼりをテーマにした
ファッションブランドで働いているんだよ、と教えてくれた。
ブランドの名前は JOB&BOSS
一度は日本に行って、
職人さん達の技術をこの目で見てみたい、って。
布地を絞り柄を出していくテクニックの奥深さや染の面白さを
興奮ぎみに話してくれた。
そう言えば。と或る人の顔が頭に浮かんだ。
ドイツにいる友人村瀬君。
大学時代に知り合って、ヨーロッパ旅行の際には
彼の住むデュッセルドルフの家にも泊めてもらった。
その頃は、大学でアートを選考していた彼だったが
実家は愛知県でしぼりをやっていて。
ヨーロッパのメゾンにも定評のあるしぼりを
更にグローバルに広めようと、
卒業後にしぼりの作品を展示するショールームを
オープンしていた。
最近はどうしてるのかな〜 なんて思っていたら。
数ヶ月後、
彼のSNSでこの写真を目にしました。
可愛いーーーーー!これも素敵。
写真は、suzusanというブランドの2014のSSコレクションから。
聞くと、三越や伊勢丹でも
スカーフの国内取り扱いが始まったそう。
最近ではDiorのコレクションでも、有松しぼりが登場したそう。。。
(3:20ぐらいからの2着と5:30ぐらいから1着)
日本の伝統技術しぼりがNYを経由して
懐かしい友人と連絡を取り始めるきっかけに。
縁とは不思議なものです。
NYの彼女にお礼を言わなくちゃ。
次のブログでは、有松のしぼりブランド
suzusanの職人さんたちの写真や
制作風景のビデオなど、紹介しますね。