HOME  >  BLOG

Creator Blog

水上万里子Writer / Interviewer / Media Concepter2008年US最大の音楽見本市“SXSW”でのアーティストインタビューをきっかけに渡米。NYにて様々なカルチャーやアートシーンを取材する機会に恵まれ、世界の音楽やヒトに触れる。現在は東京を拠点に、紙媒体の編集ライター、FMラジオの番組ブレーン兼作家として活動中。キャラクターは日本人のAmelie。

wordlogue

水上万里子
Writer / Interviewer / Media Concepter
2008年US最大の音楽見本市“SXSW”でのアーティストインタビューをきっかけに渡米。NYにて様々なカルチャーやアートシーンを取材する機会に恵まれ、世界の音楽やヒトに触れる。現在は東京を拠点に、紙媒体の編集ライター、FMラジオの番組ブレーン兼作家として活動中。キャラクターは日本人のAmelie。

Blog Menu

SHIBORI

2013.11.25

このエントリーをはてなブックマークに追加

いつも肌で感じることとして "ひとつ繋がるとどんどん繋がる" 

ということがある。人でもモノでも。

1コ気になって、でもその時は忘れて。
でも、頭の片隅に置いておくと、
忘れた頃に、そこにあった強い縁を感じたりする。

しぼり についてもそう。

発端は、今年の2月、NY。
友人のバースデーパーティで出会った彼女と
何気なく日本の話をしていたときのこと。
彼女が日本のしぼりをテーマにした
ファッションブランドで働いているんだよ、と教えてくれた。
ブランドの名前は JOB&BOSS

backpack_black_shibori-1.jpg     n_bl_bigbiag.jpg

一度は日本に行って、
職人さん達の技術をこの目で見てみたい、って。
布地を絞り柄を出していくテクニックの奥深さや染の面白さを
興奮ぎみに話してくれた。



そう言えば。と或る人の顔が頭に浮かんだ。

ドイツにいる友人村瀬君。
大学時代に知り合って、ヨーロッパ旅行の際には
彼の住むデュッセルドルフの家にも泊めてもらった。
その頃は、大学でアートを選考していた彼だったが
実家は愛知県でしぼりをやっていて。
ヨーロッパのメゾンにも定評のあるしぼりを
更にグローバルに広めようと、
卒業後にしぼりの作品を展示するショールームを
オープンしていた。

最近はどうしてるのかな〜 なんて思っていたら。



数ヶ月後、
彼のSNSでこの写真を目にしました。

1208_318963664909277_966901686_n.jpg

可愛いーーーーー!これも素敵。

485504_318963688242608_858343517_n.jpg

写真は、suzusanというブランドの2014のSSコレクションから。

聞くと、三越や伊勢丹でも
スカーフの国内取り扱いが始まったそう。
0scks-2207.jpg0scw-2202.jpg

最近ではDiorのコレクションでも、有松しぼりが登場したそう。。。
3:20ぐらいからの2着と5:30ぐらいから1着)





日本の伝統技術しぼりがNYを経由して
懐かしい友人と連絡を取り始めるきっかけに。
縁とは不思議なものです。
NYの彼女にお礼を言わなくちゃ。

次のブログでは、有松のしぼりブランド
suzusanの職人さんたちの写真や
制作風景のビデオなど、紹介しますね。