THE MOTORCYCLE BOY REIGNS - 蛍雪ジェダイ（森山真司）

『ランブル・フィッシュ』Rumble Fish（1983）
監督：フランス・フォード・コッポラ
原作：S.E.ヒントン
音楽：スチュワート・コープランド
撮影：スティーブン・H・バラム
出演：マット・ディロン、ミッキー・ローク、ダイアン・レイン、デニス・ホッパー、ニコラス・ケイジ、ローレンス・フィッシュバーン、トム・ウェイツ、クリス・ペン

『アウトサイダー』に続いて同S.E.ヒントンの原作でコッポラが撮った'80年代を代表する不良モノ。久々観返しました。当時ポリスのドラマーであるスチュワート・コープランドが担当したサントラが気に入って、よくWalkmanで聞いていたものでした。...観るまで忘れてた(^^ゞ
ダイアン（パティ）レインの妹ドナ役で幼いころのソフィア・コッポラの姿も見れます。

全編モノクロはモーターサイクルボーイの色盲の視点を表わして実験的な映像も素敵。
「率いるのならまず目的地がなきゃな」と語る若きカリスマと、盲目的に慕う弟マット（ラスティ・ジェームス）ディロンを軸にストリート・ギャングの荒廃した数日を切り取って見せる...いい映画です。

オール若手スター・ムヴィーのようなパッケージの『アウトサイダー』よりもわたしはがぜんこっちのほうが好きですね。流れる雲と滑る影、したたる汗を観て彼らの焦燥感を共有できます。

当時買ったプログラム...日付は1984.SEP.25 になっています。