12年 。
2012.12.23
今日、蜷川幸雄さんの来年の舞台の稽古場に
見学に行ってきました。
自分が出演しない稽古場に行くこと自体、初めての経験。
祈りと怪物 という戯曲。
同じ戯曲を、2人の演出家が、異なるキャストで、という
おもしろい企画。
1人は、ケラリーノ・サンドロヴィッチさん。
1人は蜷川幸雄さん。
キャストもとても惹きつけられる方々。
これは見ておかないと、と思う舞台です。
稽古場を見学に行くこと自体、とても緊張する行為でしたけれど、
演者の生き生きとした姿を見ているだけで、
興奮しました。
裏方の方々も、声をかけてくれたりしました。そう、
12年前の僕の人生での初舞台が、蜷川さんの舞台だったんです。
12年経った今でも、当時お世話になった裏方の方々が、
声をかけてくださる。
覚えていてくれている。
稽古期間が1ヶ月、公演が1ヶ月と、2ヶ月間、毎日過ごした、
12年前の冬。
とてもシンプルなこと " 続けること " 。
日々をどう過ごし、
どういう時間を生きているのか。
そういうことは、スクリーンに全部映ると僕は思いますし、
板の上でも、モロに伝わるんだと思います。
観客とは、すべてを見ている と。
誠実さを手放してしまった表現者にはなりたくはないので、
遊ぶときは、きちんと遊び、
働くときは、きちんと働く。
2013年がもうすぐそこまできているので、
そういう思考になってますね。
再度、再々度、気を引き締めていこうと思います。