本日ローンチ! 藤原ヒロシが手がける新デジタルメディア、その名はRing of Colour。
『深夜食堂』が恋しくて。 ドラマと映画と、時々、ごはん。Special Interview 小林薫
「1日が終わり、人々が家路へと急ぐ頃、俺の1日は始まる」。ハードボイルドなモノローグではじまるドラマ『深夜食堂』は、新宿ゴールデン街とおぼしき猥雑なエリアの一角に店を構える食堂「めしや」を舞台に繰り広げられる悲喜こもごもの人間模様を描く人気シリーズだ。『ビッグコミックオリジナル』に連載されている安倍夜郎の同名マンガがドラマ化されたのは2009年。めしや同様、真夜中の片隅でひっそりと始まったドラマは、原作ファンのみならず、若者から中高年まで多様な視聴者の心をつかみ、2011年にはパート2が、そしてこの10月からはパート3がスタート。さらに2015年1月には劇場版も控えているという。「夜食テロ」などと称される深夜の料理系ドラマの先駆けといえるこのドラマを語るには、めしやのマスターを演じる小林薫さんに話を聞かなければはじまらない。めしやののれんをくぐる気持ちで、小林さんの待つ店へと向かった。果たして「いらっしゃい」と迎えてくれるだろうかとドキドキしながら。
撮影_田附勝
ヘアメイク_樅山敦[Barber MOMIYAMA]
インタビュー・文_さくらい伸
編集_小牟田亮