That Way About Things
ハラダユウコ
Archive&Style Shop Press
1971年2月東京生まれ。アメリカ、ヨーロッパを中心に幅広いジャンルと年代からバイイングされたUSEDやデッドストックを扱う古着屋「アーカイブ&スタイル」のショッププレスとして、古物をこよなく愛する日々を送っています。
www.archiveandstyle.com
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U.S ARMY MACIKNAW COAT
2008.09.16
フィナムブログをご覧の皆様こんにちは☆
今回は前々回のブログで予告していました、
アメリカ軍のマッキノーコートをご紹介いたします☆
始めにマッキノーという言葉の意味は諸説あるのですが、
一つは、生地の事で、太番手の綾織の厚地生地を圧縮して作ったメルトン素材の事を指します。
(一説には、アメリカのブランド、フィルソン社の開発した生地と伝えられています。)
もう一つは、防寒コートの事で、かつて北米で木材の切り出しをしていた先住民に、
白人が支給した防寒コートなどに使われていた素材のことをマッキノーと呼んでいた事から、
厚手のウール素材の防寒コート全般をさしてマッキノーコートと呼んでいる場合も少なくないようです。
ちなみに余談ですが、「マッキノート」とは、
先住民の言葉で、「大きな亀が泳いでいる」という意味らしいです。
プロローグが長くなりましたが(笑)、
↑こちらが、1934年製のU.S ARMY マッキノーコート(Tax込み¥76,545-)です。
入荷した時から、40年代以前の物だろうとは、バイヤー堀江氏と、
話していたのですが、
つい先週、フィナムブログを書くにあたり、
きちんと見てみたら,有りました~♪ミルスペックが☆
↓↓↓
全部は読み取れなっかたのですが、
12/7/34`という日付の刻印や、
GREER BAY CLOTHINGMANUFACTURER INKなど、
おそらく、縫製を担当した会社の名前などなど、が分かります。
フロントのボタンは、8個仕様になっていて、
全て留めるとこんな感じの雰囲気になります。
↑そして、こちらが、バックスタイルです。
もっと、いろいろ調べて書きたかったのですが、
定かでない事柄ばかりなので、断念しました・・・
このボタンもかなり古そうで、
使われているボタン10個が全て同じではありませんが、
オールドセルロイドのような物、ベークライトのような物も混じっています。
ちなみに、米国海軍の駆遂艦に
USS GREER(DD-145)という名前の軍艦がありますが、
それとこのマッキノーコートが関係あるのかも定かではないです・・・
少し前に発売されたmens FUDGE10月号にも↓
こんな感じ↓で掲載されていますので、良かったら見てみてくださいませ。
サイズは意外と小さめの38くらいです。
コンディションも非常に良いので、お勧めです♪
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