US AAF C-1 VEST - That Way About Things（ハラダユウコ）

フィナムブログをご覧の皆様こんにちは☆
最近、すっごくすっごく寒いですね＝＝＝＝！

さて、年内の営業も今日から数えて残すところ３日となりました、
アーカイブ＆スタイルですが、
まだまだ、新商品が日々新たに入荷しております～♪

その中から今日はちょっとレアなベストをご紹介いたします。

１９４０ｓ　税込み￥４２、９４５－

写真の商品は
アメリカ陸軍航空隊のＣ－１ベストのファーストモデルです。

Ｃ－１ベストは、
第二次世界大戦中の１９４３年６月に、
ＡＡＦ（アメリカ陸軍航空隊）が開発を始めたサバイバルキットを
装着する為のベストです。

アメリカ陸軍の航空隊パイロットたちが、
追撃あるいは戦闘機の故障などで、やむなく緊急脱出をした後に、
自ら命を守るために作られたベストで、
後にはアメリカ空軍のサバイバルベストの原型ともなった
プロトタイプと言われるベストです。

正式名称は「ＥＭＡＲＧＥＮＣＹ　ＳＵＳＴＥＮＡＮＣＥ　ＶＥＳＴ　ＴＹＰＥ　Ｃ－１」
直訳すると、「緊急生存用ベスト」ですが、

その名前のとおり、
緊急時に生き延びるための装備が、
可能な限り装着できるように、４５丁拳銃用のホルスターと、
フロント、バック、内側にあわせて１５個にも及ぶポケットが付けられています。

これ以前はサバイバル用品など必要な道具はバッグに詰めて、
操縦席の傍らに置いていましたが、いざという時には間に合わないというので、
このＣ－１ベストが開発されました。

先にも書いたように、大小１５個にも及ぶポケットには其々、用途があり、
一つ一つのポケットのフラップ部分には、
応急手当用のＦＩＲＳＴ　ＡＩＤ　ＫＩＴから、毒虫・毒蛇に噛まれた時用の吸引スポイト、
緊急ホイッスル、蚊除けネット、裁縫セット、サバイバルキットマニュアル本など、
生々しい程に現実的なステンシルが記載されています。
また、同じく１～通しでポケット番号が刻印されています。

当時のパイロットたちはフライトジャケットのＭＡ－１を着て、
その上にこのベストを羽織っていました。
そのため、サイズはフリーサイズで調節できる様に、
背中は紐タイプのストラップで留めるように、作られています。

これより後期のＣ－１ベストは、アメリカ空軍の　ＡＩＲ　ＦＯＲＣＥのマークが入り、
スペックタグも胸のうちサイドに付きますが、
このファーストタイプは陸軍仕様なので、ＡＩＲ　ＦＯＲＣＥマークが入らないのと、
スペックも、下の写真の様に肩の内側部分にスタンピングで入っています。

見づらい箇所もありますが、
ＢＲＥＳＬＥＥ社製造のスペックナンバーが「３２０６」となっているところから推察すると、
１９４４年製造のものだろうという事が分かります。

また、後期のＣ－１ベストはポケットも傾斜しておらず、
さらに昆虫駆除剤を入れる為のポケットナンバー＃１６
「ＩＮＳＴＥＣＴ　ＲＥＰＥＬＬＡＮＴ」というステンシルの入ったポケットが加わります。

いろいろ調べていたら、古い画像なども出てきたので、
ついでに撮ってみました。

今回入荷したこのＣ－１ベストは
コンディションも良いですし、なかなか前期タイプのＣ－１は稀少だと思いますので、
気になる方はお店にお問い合わせくださいませ。

８月から始めさせていただいたフィナムブログですが、
なかなかマメにアップできないまま、
年末を迎えてしまいまして、すみません↓↓↓

いつも、ブログを見てくださっている方、
温かく親切なコメントをくださる方々、本当にありがとうございます！！！

来年もがんばって、いろいろ調べては、物のお話をアップしていきますので、
つたない文章ではありますが・・・
お暇なときに気が向きましたら覗いてやってくださいませ。

アーカイブ＆スタイルは年内は２９日（月）１８時まで、
年始は４日（日）１１時から営業しております～♪
年明けもまだまだ、新入荷の商品が到着する予定です♪♪♪
よかったら、お店にも遊びにいらしてくださいね☆

ではでは、皆様ほんとうに今年はお世話になりまして、
ありがとうございました～☆
２００９年もアーカイブ＆スタイルともども、宜しくおねがいいたします☆

年末年始も返上で働く方もいらっしゃると思いますが、
寒い日が続きますので、皆様お身体ご自愛くださいませ。

よいお年を～～～☆☆☆