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ハラダユウコArchive&Style Shop Press1971年2月東京生まれ。アメリカ、ヨーロッパを中心に幅広いジャンルと年代からバイイングされたUSEDやデッドストックを扱う古着屋「アーカイブ&スタイル」のショッププレスとして、古物をこよなく愛する日々を送っています。www.archiveandstyle.com

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ハラダユウコ
Archive&Style Shop Press

1971年2月東京生まれ。アメリカ、ヨーロッパを中心に幅広いジャンルと年代からバイイングされたUSEDやデッドストックを扱う古着屋「アーカイブ&スタイル」のショッププレスとして、古物をこよなく愛する日々を送っています。
www.archiveandstyle.com

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US.NAVY PEA COAT

2009.01.08

フィナムブログをご覧の皆様、
遅くなってしまいましたが、
「明けましておめでとうございます。」

2009年もアーカイブ&スタイルは
アラウンド40歳3人組でがんばって参りますので(笑)
私のつたないブログ共々、よろしくお願い致します~☆


さて、2009年第一弾の新着品の紹介ですが、
写真のUS.NAVYのPEA COATから始めさせていただきますね。

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PEA COATといえば、冬のマリンスタイルのは欠かせない
定番アイテムですよね。
特に今回ご紹介する写真の10ボタン仕様の1930sのPEA COATは
多くの新品ブランドさんもこちらをモデルに踏襲したオリジナルのPEA COAT
を生産されているのではないでしょうか。

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PEA COATは
もともとはイギリス海軍が船上用の軍服として着用していたものですが、
甲板などの厳しい気象条件で作業するため、
風向きによって左右どちらでも上前を変えることが
可能となっているのが、おおきな特徴の一つです。

また、冷たい海風が首元から吹き込むのを遮るための
幅広のリーファーカラーやチンストラップ、
ハンドウォーマーとしての役割も果たすマフ・ポケットなども
PEA COATには欠かせないデティールですね。
ちなみにPEA(ピー)とはオランダ語の「粗い毛織物」が語源なんです。

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こちらのPEA COATは写真の様に、
縫製を担当した会社のタグも綺麗に残っています。
「OFFICER UNIFORM」とは直訳すると「役人の制服」なので、
公務員の制服を主に作っていた会社が縫製したのでしょう。


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もちろんポケットの内側にはこうしたスペックタグも残っています。
手書きで日付が入っているのも、
旧き時代を感じさせてくれます。

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そして今回とくに珍しかったのは、
うえの写真にあるように、
布帛製の「納入書」?!がフラップポケットの中にはいっていたのです。
これは珍しいのではないでしょうか?

また、珍しいだけじゃなく、こういった備品的なものを見ると、
より当時の空気感なども伝わってきたりして、
ここからいろいろな事を推測したり、調べたりするのも楽しいのではないかと、
古着好きのひとりとして、感慨深いものがあります(笑)

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