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ハラダユウコArchive&Style Shop Press1971年2月東京生まれ。アメリカ、ヨーロッパを中心に幅広いジャンルと年代からバイイングされたUSEDやデッドストックを扱う古着屋「アーカイブ&スタイル」のショッププレスとして、古物をこよなく愛する日々を送っています。www.archiveandstyle.com

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ハラダユウコ
Archive&Style Shop Press

1971年2月東京生まれ。アメリカ、ヨーロッパを中心に幅広いジャンルと年代からバイイングされたUSEDやデッドストックを扱う古着屋「アーカイブ&スタイル」のショッププレスとして、古物をこよなく愛する日々を送っています。
www.archiveandstyle.com

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AN-J-4(AN-6553)

2009.12.15

フイナムブログをご覧の皆様こんにちは☆
先週末、バイヤー堀江氏帰国しました。
早速、なので、手荷物分(もちろんVINTAGE!!)を少し店頭出ししました~☆

の中から、
今日はまず、こちら↓US海軍のシープシェアリングジャケットの名品☆
AN-J-4(AN-6553)です☆

L1030750.JPG


ちょっと前にご紹介した
AN-J-3A(AN-6552)が、
1943年の4月に正式採用され、
こちらはその一ヵ月後の5月に採用されたので、時期は同じ頃のものですが、
あちらがM422系を継承しているシリーズに対して、
こちらは、いわゆるM444系を継承しているフライトジャケットです。

L1030751.JPG

海軍の大戦以前のフライトジャケットは、
1930年代に正式採用されたM444に始まり、
M445、M445A、M445B,AN-J-4の5タイプがありますが、
この5モデルはどれもデザインの上ではかなり似ています。
海軍航空局が制定したスペックの番号の、
型式名の後に付けられた"A"と"B"は、
基本モデルにマイナーチェンジですが変更が加えられたことを示すもので、
基本的には同じシリーズのフライトジャケットです。

L1030752.JPGのサムネール画像

海軍の装備を環境や気温などの状況に応じて分類すると、

(1)軽装備(ライト)
(2)中間装備(インターミディエート)
(3)重装備(ヘヴィー)
の3種類に分かれていて、

本モデルのM444だけは、
1921年の開設されたアメリカ海軍航空局の監修で製作された
-10℃~10℃の中装域での使用を目的としたジャケットで、
(2)の中間装備にあたるのですが、
(G-1などもここに入ります。)
それ以降のM445からは、
<ウインターヘヴィーゾーン>と呼ばれる、
(3)の重装域の冬季用フライトジャケットにあたり、
開発された1930年代当時としては、
最も防寒に優れているとされていた羊皮が使用されました。

L1030755.JPG


また、このAN-J-4が採用されたのは、
第2次世界大戦も末期の頃だったため、
政府の軍需費を削減したいという意向から、
ANとはArmy,Navyの略称で、
つまり、陸海軍航空部隊共通のフライトジャケットとして
生まれたモデルなのです。


L1030757.JPG

陸海軍共通のフライトジャケットにはこの他に、
軽装備用のAN-J-2(AN-6551)と、
前にもご紹介した中間装備用のAN-J-3A(AN-6552)
が存在しているのと、
この重装備用のAN-J-4A(AN-6553)ジャケット
セットアップで着用される、
AN-T-35(AN-6554)トラウザーズがあります。


L1030758.JPG

(↑ジッパーがオリジナルではないので、直されていますが、
このタイプのジップヘッドは軍でしか使用されていないタイプなので、
正式に軍で修理したジッパーである事がわかります。)


L1030760.JPG


ただし、共通モデルとはいえ、
技術局の専門家がスペックや細部の装備を紐解いていくと、
実は開発が海軍サイドで行われたことを暗示している点が多くあるそうです。
↑の話は長くなるので、またの機会に。。。(笑)

L1030766.JPG

今日はこの他、
海軍の航空隊の歴史についても、
ちょっと触れます。

L1030768.JPG

海軍の航空隊が生まれるより前、
今から約100年前の1907年に、
アメリカ陸軍は最初の航空隊を組織しましたが、

同時期、
一方の海軍もまた飛行機には多大な興味を寄せていました。

L1030769.JPG

アメリカ海軍が最初の飛行機を購入したのは1911年のことで
その3年後の1914年に発生したメキシコとの紛争時には
最初の実戦任務(主として偵察)に従事しています。


しかし、当時の海軍航空隊は陸軍と同様に、
満足な機材を保有できず、
その本格的発展は第一次大戦突入後となったといいます。

第一次大戦後の1921年には海軍航空局が新設され、
最初の海軍フライトジャケットであるM444が開発されていき、
翌1922年には最初の航空母艦「ラングレー」が就役した後は
海軍航空隊は順調な発展を遂げ、
次第に海軍戦力における地位を確固たるものとしていきました。

L1030770.JPG


初期の海軍航空隊が使用した飛行服は
基本的に同時期の陸軍とほとんど同様のもので、
通常の制服の上に飛行帽と手袋を着用するか、
丈の長いレザー・コート、
もしくは革製のオーバーオールを
着用するくらいだったようですが、
1930年代の末までにはこのパターンの基本スタイルが
確立されていたことが、記録写真等から確認できます。


その後
海軍、陸軍ともにフライトジャケットを開発し、
名品と言われる数々のモデルが誕生するわけですが、
A-2B-3G-1などなど)
今日、ご紹介したAN-J-4は、
大戦末期にわずか1年で限定標準化となり終戦を迎えた、
最高峰にして短命な一着と言えるのではないかと思います☆

L1030750.JPG




気になる方はお問い合わせくださいませ~☆

↓ここから毎度のプライベート日記です。

13日の日曜日に、
渋谷のEgg-manにて、
ゴーイング・アンダー・グラウンドの、
松本素生さんのソロプロジェクトバンド、
SxOxUのLIVEを観て&踊って&暴れて?(笑)きました~☆

素生さんの声とパフォーマンスが気持ちよくって☆
サポートメンバーもめっちゃ豪華☆☆☆
ギターはなんと!元ナンバーガール
現ブラッドサースティブッチャーズギター
田淵ひさ子さま☆
佇まいだけでも、すごいオーラでめっちゃクールでもちギタープレイがもう!!
かっこよすぎ(笑)です!!!
ベースはこれまた大好きバンドなandymoriの鉄人☆藤原ヒロシ☆この日のベースには鳥肌たちました!!
ドラムも同じくandymoriの超絶ドラマー☆後藤大樹
という、すんごいハイパーなメンバー☆
パンクでロックでジャージィでフレッシュなすんごい勢いのあるLIVEでした~~~♪↑↑↑~~~☆

以下、LIVE後盛り上がるメンバーの皆様です♪

左から、大樹、ひさ子さん、なんか可愛い素生さん☆
L1030836.JPG

L1030837.JPG


と、マイペースなプラス鉄人☆
L1030838.JPG

L1030839.JPG


私事ですが、
髪の色を変えました。
今回は北青山のサイドバーンにて、
スタイリスト長谷山晴子さま☆による、
ピンクからパープルの6色グラデーションです☆

L1030847.JPG

カラーで元気になりたい方は、どうぞサイドバーン長谷山まで~(笑)


今週は新しい商品がいっぱい出ますよ~☆
アップも頑張ります!!!

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