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ハラダユウコArchive&Style Shop Press1971年2月東京生まれ。アメリカ、ヨーロッパを中心に幅広いジャンルと年代からバイイングされたUSEDやデッドストックを扱う古着屋「アーカイブ&スタイル」のショッププレスとして、古物をこよなく愛する日々を送っています。www.archiveandstyle.com

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ハラダユウコ
Archive&Style Shop Press

1971年2月東京生まれ。アメリカ、ヨーロッパを中心に幅広いジャンルと年代からバイイングされたUSEDやデッドストックを扱う古着屋「アーカイブ&スタイル」のショッププレスとして、古物をこよなく愛する日々を送っています。
www.archiveandstyle.com

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Cat`s Paw Clock

2010.03.22


フイナムブログをご覧の皆様こんにちは♪
すごい強風とともに3連休が終わろうとしていますが、
皆様いかがお過ごしですか?

ハラダはただの強風か?黄砂か?花粉か?のお陰で、
目がしょぼしょぼします。。。。視界が狭いっす。
来るとき友人に会ったら顔がウーパールーパーみたいだって(苦笑)笑われました。
え、あ、何が?って?目が腫れてるかららしいです(苦笑)
ま、ウーパールーパー好きなんでいいんですけど。
ウーパールーパー(正式名称 アホロートル)
(どんなんだっけ?と言う方は、↑クリックしてみてくださいな(笑))

今日はですね、
服じゃなくって掛け時計のご紹介です~☆

L1060966.JPG
写真は、
推定1950年代製の、
Cat`s Paw Rubber Company Inc.のライトアップ・クロックです。

L1060967.JPG
↑ライトを点けるとこんな感じです。


Cat`s Paw(キャッツ・ポー)は直訳すると、猫の手という意味。
古着好きな人なら一度は目にした事があるのでは?というほど、
有名なこの黒猫のキャラクターは、
メリーランド州
チェサピーク湾奥に位置する港市
Baltimore(ボルチモア)で創業された、
Cat`s Paw Rubber Company Inc.という、
靴のソールやヒール専門の会社のトレードマークです。

L1070145.JPG
1918年の同社の広告

この黒猫ちゃんが初めて同社の広告に登場したのは、
1904年
キャラクターデザインは、当時、ポスターのグラフィックデザインで人気を博していた、
ドイツ人のルシアン・ベルンハルトによって作製され、
1936年に公式な商標として登録されました。

L1070143.JPG
Cat`s Paw社のラバーヒール。

上の写真は40~50年代に製造されたラバーヒール
この猫マーク入りのラバーヒール仕様のブーツも、
古着屋さんめぐりをしていると、
デッドストックでも、たまに見かけます。

L1070146.JPG

昔の広告をいろいろ読んでみると、
Cat`s Paw Rubber Company Inc.の、
ゴム製ソールヒールは、
猫の手?足?のように、
クッション性に富んでいて、
尚且つ、雨でも、Non-Slip Grip(滑らない)と、宣伝しております。

L1070144.JPG

このCat`s Paw Rubber Company Inc.の、
看板や広告など、
1950年代くらいの製造物だろうと、
推測できるアイテムは、アンティーク屋でもよく見かけるので、
19世紀後半から20世紀初頭に創業し、
その後、50年以上操業していた事は確かですが、
現在は会社自体が無いようです。

そして、現在、このキャラクターの使用権利は、
マサチューセッツ州ウォルサムにある、
同じくソールやヒールを製造する、
Bilrite(ビルライト)社に移っているようです。


L1060970.JPG


しかし、
私自身が直接確かめたわけじゃないので、
本当か?どうか?わかりませんが、
アメリカでも、ローカルなソール修理屋さんや、ヒール修理の店で、
(ヒールと言っても女性用のパンプスなどのヒールではなく、ユニセックスな靴用のヒール)
Cat`s Paw Rubber Company Inc.の製品が、
まだ残っていて希望すれば、使ってくれる修理屋さんがあるそうです。
その話をしてくれたアンティーク屋のおばあちゃん曰く、
昔は(たぶん50年代頃)、
Cat`s Paw Rubber Company Inc.
ブーツのヒール1組がたしか、
35セントで、すごくリーズナブルで、
低所得で働いている農場の人にも人気があって、
靴底(ソール)も売っていたと。

L1060971.JPG


今では、
ブーツでも、ドレスシューズでも、スニーカーでも、
一つのメーカーがオールパーツを製造しているのが、
当たり前な時代だと思うのですが、
(もちろんパーツ専門のメーカーさんもありますが、)
昔は、一つ一つの細部に其々、専門のメーカーさんが居る方が、
当たり前だったのですよね。。。
ソールメーカーヴィブラムとか、
グッドイヤー・ウォルトとか、いろいろ有名どころもありますし。


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ちなみに、
この時計の向かって右下方にある、
Cat-Tex(キャット・テックス)というロゴは、
その下にScience`sWonder Soleとある様に、
直訳すると科学的で不思議な靴底?となっていますが、
同社が製造していた合成素材製の靴底の製品名だった様です。

つまり、Cat`s Pawの製品名で、
展開していたヒールソール
天然ゴム製の製品だったのではないでしょうか?
と、ハラダは推察しました。。。
ちゃうかも?ですが。。。。


L1060973.JPG


良く見ていただくと、
残念ながらアクリル板に少し亀裂が入っております。。。。が、
他は全く問題なくコンディションも良好です。
但し、日本アメリカと電圧等異なりますので、
トランスをかまさないと、多分、故障はしませんが、
時計の時間は確実に狂うと思いますので、
変圧器付きタップの使用をおススメいたします。

ちなみにこの時計はアメリカ製なので、
日本で使用する場合はアップトランスを使います。
アメリカの通常電圧は120Vなので、
日本の100V120Vにアップして使用するわけです。
アップトランスの価格等はメーカーさんによって異なりますが、
お手頃なものだと5000円前後からあると思いますよん。


ちなみのちなみに、
ハラダは昔、照明屋だったので、
この辺りの機械系にはある程度精通しております。
むかし、むかし、秋葉原までトランス買いに何度か行ってました。
もち、仕事でです。
演歌やお芝居の仕事で使う星球(ほしきゅう=灯すと☆にみえる小さな電飾)
の電球は100Vの電圧だと一気にショートするので、
変圧器をかまして、多数の☆球を灯すわけです。

しかし、業務用トランスってめっちゃ重いのですよ~ブルーになるくらい。
ただ、
自分が製造した☆球が本番で
無事、灯っているのを見るのはホッとして感動でしたけど。

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だんだん、厚手のアウターじゃないものを引っ張り出してきました。
リネンのダスターコートは1930年代の物です。


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この前、ストーリーズで出会った、
もの凄くご機嫌なレコード♪
スコットランドのアーティストらしいです~♪

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家では最近はもっぱらこちら↓

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毎度のandymoriですが,
気が付くといつも手元に無くて(人についついあげちゃうから(苦笑))
家の近くのディスクユニオンにてつい先週、また購入した1st & 2nd (笑)

続けて聴くと、個人的にものすごく豪勢な気持ちになれます。
2nd 出たばかりですが、
もう3枚目が待ち遠しいですね~♪いやぁ~彼らの音楽は良いですよ。ほんと。

毎度、仲良しな ごま & むぎ
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では~皆様、また~~~☆
そろそろ、さくらの蕾も膨らんできましたね~♪
来週辺りはお花見シーズン到来でしょうか~♪
明日は休みなんで、お花見弁当の案でも練ります~☆


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