Have you passed the qualify? - Boolog A Go-Go!（石光史明）

皆さんにとっての思い出のアニメってどんな作品がありますか？

本当に小さい頃に見ていたものは別とすれば、自分的には「機動戦士ガンダム」あたりでしょうか。もちろんオリジナルのやつだけで他のシリーズは全く興味がないのですが、かと言ってしょっちゅう見直すわけでも語り合うわけでもなくて、単に「理解できる」という次元のもの。

キッカケもガンプラ世代どストライクなだけで、周りの友達も...的なまるで主体のないものだったはず（笑）。とはいえ大人になってからもレーザーディスク（古っ）で劇場版3部作は買いそろえ、再生機がなくなった今でも倉庫に大事にしまってありますし、今でもCSか何かでやっていれば普通に見てしまう感じ。

ただ17歳から向こうに行ってしまったせいか単に興味がなくなったのか、宮崎作品（カリオストロの城は別）にも、エヴァにもハマる事なく成人してしまった僕としては、ここ最近無性にアニメ作品を観たいっていう欲求が強くて！それも何かこうとにかく綺麗で透き通るようなものを観たくて今年に入ってからも頑張って観ているのですが、これがなかなか当たりに出会えなくて...

そんなわけで、今日もこちらに行って参りました（笑）。

｢レッドライン」

｢制作期間7年！作画枚数10万枚！」そして「背景までもすべて手描きにこだわった」という宣伝文句に触発されて思わず劇場へ行っただけの甲斐はありました。

いやこれがまたスゴいスピード感！

音楽がもたらす効果も大きいとは思いますが、かなり迫力あるシーンの連続で結構本気で言葉を失うほど。本当にビックリ！

あと声もいいですよね。主人公がキムタクなんですけれどキャラクターの顔が本人と全く違うタイプだから知らなかったら（良い意味で）気がつかないし、それが気になって二の足を踏んでいる方には正に「行かず嫌い」な作品（笑）。

ヒロイン役の声も蒼井優だなんて、最後のクレジットまで気がつかなかったほどキャラクターに馴染んでいて＝勝負所がハッキリしている好印象な作品でした。

★★★★★

いやそれにしても7年はスゴイ！

でもさすがにあれやこれや詰めたくなったんですかねぇ...あ、批判している訳ではないんですよ、僕だったらもっと沢山詰め込んでますモン。

ただ個人的には単純にレース＋α程度もよかったのかなぁ...と。

例えるなら「マッハGo-Go」に「宇宙戦艦ヤマト」と「ガッチャマン」まで付けちゃったからちょっと中盤弛むのかなと。ヤマトの要素は差し引いても良かったような...混み入ったわりには中途半端。

これDVD出たらきっと買っちゃう気がします。

でも映画館の爽快感に勝るものはないかと...