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2011.09.12

所変われば品変わるではありませんが、色ひとつ取ってみても世界共通認識のものもあれば、国によって様々な解釈があるもの。

例えばこの色は今や万国共通でエコロジーや環境をイメージさせる一方で、宗教的にはイスラム教を、セントパトリックスデーでおなじみのアイルランドのナショナルカラーであったり、チリでは希望を意味するかと思えば、スペインでは性的な意味を成すそう。

ちなみになぜアメリカのヒーローものにはこの色の名前がつくものが多いのかは定かではありませんが、今日の映画もまさしくこの色をテーマにした作品です。

基本的にアメコミそのものに興味がないのと、困った時のアメコミ頼み的な感じが今ひとつ好きになれなかったのでかなり気後れしつつも劇場を訪れたのですが、これがどうして結構面白い。

特にグリーンランタン役のハル・ジョーンズが格好悪いのがいいし、誰が見ても彼なのに意味のないマスクを付けてる所も好印象（笑）。

他の怪物？やら登場人物とのバランスもあるのでしょうが、最近のヒーローにしてはやけにマチョでランタンってアイテムと相まって何か一昔前な感じが好感を持てました。

★★★★★

まぁ何となく予想した通りの展開で、何となく途中から気付いてた通りに続編が作られる体で終わっていますが、やはりこの手のジャンルは3Dという技術を手に入れた事によって飛躍的に面白みが増した気がします。

視覚的な奥行きが誤摩化すのではなく、そもそもありえないストーリーに真実味を加えているのでしょう。

全体的なスピード感もさる事ながら、最後のCGによるエンドロールなんかはまるで自分がグリーンランタンになって宇宙空間を旅しているかのような錯覚が個人的には好きでした（笑）。