Boolog A Go-Go!
石光 史明
VISUAL CONNEXION C.E.O
NY発のヴィジュアル誌、VISIONAIRE<ヴィジョネアー>の日本総代理店を営んでいますが、最近はもっぱら映画鑑賞家として「つぶやいて」います。昨年は自腹観賞232本! 今年も観まくるぞぉ~♪
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Truth or dare...
2011.09.08
僕の好きな建築家の一人、ジョン・ポーソン。
ミニマル好きな人なら名前は聞いた事はなくとも、少なくとも一度は彼の作品を見た事があるはず。
最近ではヨットや家具などその世界観をあらゆるジャンルに広げていますが、そんな彼の作品の中でとても印象的なのがイギリスはエセックスにある "Titty Barn" という古い納屋を改築した作品。ソリッドなイメージのありがちなミニマルデザインの中にあって、イギリスの古い家特有の太い筋交いの雰囲気を残しつつもコンクリートやガラスという素材を織り交ぜたとても素敵な作品。
その中でも一番のお気に入りが大きく開口した窓があるベッドルーム。
それはまるでインフィニティプールのような自然との一体感をもたらすのですが、その中に突如として出現する飼い馬。オーナーからすればガレージの自慢の車が見えるリビングのようなものなのでしょうが、初めてこの写真を見た時には馬という非現実的な組み合わせに衝撃を受けたものでした。
「ゴースト・ライター」
全体的にぽわ〜んとした印象を受けるのはユアン・マクレガーの功罪なのかは意見が別れるところだと思いますが、個人的には彼の変な柔らかさはあまり好きではありません。ただイギリス男性の中性的な雰囲気をもった数少ない若手なのは確か。
ただ物語の進行具合や人物描写は大好きなイギリスの推理小説に近い感じがして好印象でしたが、それよりも何よりもピアース・ブロスナン扮する元英国首相のビーチハウスのデザインが素晴らしい事。さまざまなテクスチャーが使われているにもかかわらずあまり五月蝿く感じなかったのは、全体のトーンのまとめ方なんだろうなと感心しきりでした。
★★★★★
基本的にポランスキー作品は暗くてジメジメしているというか、若干恩着せがましさが目立つので好きではないのですが、この作品はそれほどでも。ただ少しウディ・アレン的にまとまり過ぎている気がしました。
もし最初の1分と最後の2分がなければ、個人的にはさらに好きになっていたでしょう。
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