Boolog A Go-Go!
石光 史明
VISUAL CONNEXION C.E.O
NY発のヴィジュアル誌、VISIONAIRE<ヴィジョネアー>の日本総代理店を営んでいますが、最近はもっぱら映画鑑賞家として「つぶやいて」います。昨年は自腹観賞232本! 今年も観まくるぞぉ~♪
visualconnexion.com
-
- ART [25]
- BBB9700 [6]
- Dying to eat [30]
- Gadget [36]
- Misc. [206]
- Movie '10 01-03 [35]
- Movie '10 04-06 [59]
- Movie '10 07-09 [62]
- Movie '10 10-12 [61]
- Movie '10 Misc. [6]
- Movie '11 01-03 [68]
- Movie '11 04-06 [54]
- Movie '11 07-09 [34]
- Movie '11 Misc. [11]
- あなたはVISIONAIREを知っていますか? [37]
- 取扱説明書 [1]
- 都内映画割引情報 [2]
- Movie '11 10-12 [34]
- Movie '12 01-03 [26]
- Movie '12 04-05 [28]
- Movie '12 07-09 [8]
- Movie '12 10-12 [3]
- Movie '13 01-03 [1]
- Movie '13 10-12 [1]
- Special [2]
- VIS [1]
-
- 2013年
- 2012年
- 2011年
- 2010年
-
-
How do you pronounce it?
2011.12.06
ベストセラーといえば、文字通り「良く売れたもの」の事で、それが本やCDだったり、最近では音源のダウンロードなんかもそうなのでしょうが、良く映画の原作とかが世界でどのくらい売れたかって宣伝に使われてますけどいまいちピンと来ないですよね。
ましてやその数字が億千万単位だとすれば尚更で、その業界にいればまだしも、実際の数字としてどれほど価値(スゴさ)があるかはビミョーな所。言うならば車に乗らない人に一回の給油の合計額ではなく、どこそこのスタンドの方がリッターいくら違うって言うようなもの。で、ちょっと気になってググってみると公称や実売、そして時期によって正確な数字は出ないにしてもなかなか面白い結果が。
例えば単一書籍のベストセラーを見てみると、1859年に発表されて既に全世界で2億部を突破したチャールズ・ティゲンズの「二都物語」が堂々の1位。最後に映画化されたのが1957年ですから、1億5千万部で2位に着けているのが「指輪物語(The Road of Rings)」という事を考えてもそろそろリメイクなんかが来ても良さそう。アガサ・クリスティーの「そして誰もいなくなった(1939年)」なんかも1億部で3位。
このジャンルで言うと「星の王子様(1943年)」や「ダ・ヴィンチ・コード(2003年)」が8千万部で同率8位という事を考えると、いかに「ダ・ヴィンチ・コード」が短期間で売れたかがわかりますよね。ちなみに村上春樹の「ノルウェイの森(1987年)」は1千2百万部だそう。
これがシリーズ物になると「ハリー・ポッター(1997-2007)」が4億5千万部という数字を叩き出し1位の座に鎮座するのですが、面白い所だと「細木数子の六星占術あなたの運命(1987)」が、なんとあの「くまのプーさん(1926)」と同じ7千万部なのには驚きました。
もちろん聖書やコーランのように実際の発行部数が把握できないものもありますが、ひとたび漫画に目を向けてみれば予想通りというか、日本人の名前が目白押し!「ドラゴン・ボール(1984)」の3億5千万部を筆頭に、「ワンピース(1997)」や「ゴルゴ13」に「ドラえもん」や「こち亀」なんて軽く「スパイダーマン(1963年)」を越えているわけで...
そんな中、4億部「X-MEN(1963)」に次いで「ドラゴン・ボール」と同率の3億5千万部で世界3位にランクインしているのが今日の作品。
デュラレックスと一緒に売ってる雑貨のキャラクター程度に思っていたのですが、いやぁ、スゴいんですね!...って書こうと思ったんですが細木数子本のパワーにすっかり持って行かれてしまいまいた(爆)。
つーかドラゴン・ボールもスゴいけど!(←実は読んだ事ない)
ここまで来るのが長かったんで手短かにすませますが、これ実写の方が面白かったかも。
別につまらないんじゃなくて、わざわざCGである必要があったのかがビミョーで、逆に言えばアメリカで大ヒットして上陸したのに日本では気持ち悪がられた「キャベツ畑人形」と同じテクスチャーを感じます。
まぁスピルバーグ作品という事を考えれば、アバターに感化されて作ってみたインディアナ・ジョーンズのCG版的な位置付けか...?
★★★★★
でも思っていたよりも面白かったし、話しもそれなりに(というか当然)しっかりしていたので楽しめました。但し最後の方がちょっと手抜きというかイマイチしっくり来なかったのはなぜなんでしょう。
そもそも法律的に犯罪者にも所有権っていうのがあるだろうから、あそこまでめでたしめでたしとは行かないと思うんですけどね...時代なんすかね(笑)?
そういえば「タンタン」を英語で発音すると「ティンティン」。
あ〜...古賀シュウをライブで観たい!!
※コメントは承認されるまで公開されません。