履けばわかるさ、着てもわかるさ
南井正弘
Freewriter&Sneakerologist
1966年愛知県西尾市生まれ。スポーツシューズブランドに10年勤務後ライターに転身。主な著書に「スニーカースタイル」「NIKE AIR BOOK」などがある。
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今日の1足
2012.02.22
M1300の後を受けてリリースされるはずだったニューバランスのM1400。しかしながら当時の技術では量産化が困難で、結局お蔵入り。M1300の後にリリースされたのは、M1500となった。そんな悲運のモデルを復活させたのは、実はニューバランスジャパン。1994年に日本からの要望に応えるかたちで商品化されたのである。
あれから17年ほどが経過した2011年。アメリカのSPAであるJ.CREWがこのM1400をラインアップ。日本でも発売されたM1400は往年のスニーカーフリークはもちろんのこと、幅広い世代から高い支持を得ることに成功しました。今ではそうでもないですが、自分たち世代はM1500から採用されたスモールサイズのNロゴに拒否反応のあった時期がありましたね。そんなこともM1400が日本発信で製品化された理由のひとつだったと思います。この当時、アメ横の山男のS専務(当時)はしきりに、「Nロゴは大きくなきゃダメなんだよ!」と言っていたのを覚えています。
このJ.CREWのグレーカラーは落ち着いた印象でコーディネートを選ばないですね。1足あると本当に重宝するプロダクトだと思います。
J.CREWはウェブサイトでの通販も行ってますが、こんなカタログを店頭でも配布しています。これが見てて飽きない。最近はオールデンetc.様々なカテゴリーのブランドとのコラボレーションも実現しています。でもオールデンの場合は小さいサイズが最初からないんですよね。残念。ニューバランス、アディダスといったスポーツシューズブランドは展開してくれるんですけどね。そういえば最近履いているボトムは夏期を除けば一年のうち80%くらいの日数がここんちのチノパンですね。クラシックフィットとスリムフィットがお気に入りで、自分にとってここんちのW30L30というサイズはまるでカスタムメイドしたかのようなフィット感のよさです。
フランス生まれの雑誌「SHOES UP」。フットウェアを基軸とした雑誌で、自分のスタイリングの基本となった1984年の「VOGUE SPORT」のテイストを感じさせてくれます。毎号本当に読み応えのある内容です。
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