履けばわかるさ、着てもわかるさ
南井正弘
Freewriter&Sneakerologist
1966年愛知県西尾市生まれ。スポーツシューズブランドに10年勤務後ライターに転身。主な著書に「スニーカースタイル」「NIKE AIR BOOK」などがある。
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今日のB級グルメ@恵比寿
2012.06.28
2001年の11月、イタリア国内を11泊13日で旅行しました。ローマ、ナポリ、カプリ、フィレンツェ、ミラノ、コモ、トリノを訪れましたが、最もインパクトがあった街が、なんといってもナポリ。確かこの年か前年からイタリアでもミニバイクのヘルメット着用が義務化されたんですが、Senza casco、すなわちノーヘルの多いこと。一方通行逆走する自動車はあるは、8歳くらいの子供がミニバイク運転してたり、やりたい放題。まさにカオスというのがナポリのイメージ。あと食事がとても美味しかったのが印象的でした。
ピッツアといえばナポリということで、行ったのがピッツア マルゲリータ発祥店の「ブランディ」。ここんちの主なお客は日本人の聞き取りやすい英語を話す大柄な人々。つまりアメリカ人の観光客が多い。ピッツア マルゲリータとスパゲティボンゴレをオーダーし、満足いく味でしたが、ピッツア マルゲリータは感動するまでの美味しさとはいえませんでした。逆にあまり期待していなかったスパゲティボンゴレは本当に美味しく、それまで食べたパスタでベストのレベル。
ちなみにこの街で一番美味しかったのは、偶然ランチタイムに入った大きなレストランで食べた小魚のフリット。内臓を取りすぎず、魚の風味の残ったフリットは絶品でした。ちなみにこのレストラン、数年後にナポリ出身のジローラモ・パンツェッタさんがLEONかMEN'S EXでオススメの店として紹介していました。
あと治安のあまりよくないスパッカナポリ地区で食べたアランチーノ(ライスコロッケ)も美味しかったな。
あれから11年、日本でナポリピッツアの名店として紹介されるのは、大抵2店。
それが「ダ・ミケーレ」と「ディ・マテオ」。両店とも庶民的なお店で、お客の多くが地元民。数ユーロでマルゲリータが買える感じです。
なんと驚くことに今年に入って、そんなナポリピッツアの名店「ダ・ミケーレ」が恵比寿にオープン。この日はサラリーマン時代のOBOG会の2次会という胃袋的には最悪の状態で訪れましたが、一人でマルゲリータを5切れも食べちゃいました。つまり美味しいということ。生地は塩気が少なく、この点は好き嫌いあるかもですが、自分好み。日本のピッツアはレベルが高く、細部まで研究し尽くした繊細なピッツアも存在しますが、自分はこんな感じの昔ながらのピッツアが好き。このときはたまたま大人数でも入れましたが、普段はかなり混んでるみたい。
今度はお腹の空いた状態で来てみようと思います。
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