履けばわかるさ、着てもわかるさ
南井正弘
Freewriter&Sneakerologist
1966年愛知県西尾市生まれ。スポーツシューズブランドに10年勤務後ライターに転身。主な著書に「スニーカースタイル」「NIKE AIR BOOK」などがある。
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今日の1足
2012.07.04
1994年に1stモデルがリリースされたリーボックのインスタポンプフューリー。従来のポンプはブラッダー(空気袋)がアッパーに内蔵されていましたが、インスタポンプと呼ばれるテクノロジーはブラッダーをアッパーの一部とすることにより、大幅な軽量化を実現していました。
インスタポンプフューリーはインスタポンプを汎用商品とした最初のモデルのひとつ。それまでのインスタポンプ搭載モデルは一部販売もされましたが、主にマイケル・チャン(テニス)やワールドレベルの陸上競技選手に供給するために開発されていたからで、1994年スプリングよりインスタポンプが本格的に市場投入されたのです。
最初にこのシューズを見たときの衝撃は忘れられません。アッパーは隙間だらけだし、土踏まず部分のミッドソールはグラフライトの採用により大胆に抉り取ってるし。それとシトロンとレッドを基調とした奇抜なカラーコンビネーションもインパクト充分。あれから18年、このシューズがロングセラーとして売られ続けられるようになるとは想像もできませんでした。
この「攻殻機動隊」モデルはメタリックカラーのカラーリングが秀逸。素直にカッコイイと思いますが、46歳のオジサンは「攻殻機動隊」ってのがわからないです。音楽とか映画は自然と追っかけてますが、最近こっち方面は全くダメなんです。「タチコマ」っていわれても全くわからない...。かなり人気のコミックらしく、数量限定でリリースされた「攻殻機動隊」モデルも良好なセールスを記録してるみたいです。
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