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南井正弘Freewriter&Sneakerologist1966年愛知県西尾市生まれ。スポーツシューズブランドに10年勤務後ライターに転身。主な著書に「スニーカースタイル」「NIKE AIR BOOK」などがある。

履けばわかるさ、着てもわかるさ

南井正弘
Freewriter&Sneakerologist

1966年愛知県西尾市生まれ。スポーツシューズブランドに10年勤務後ライターに転身。主な著書に「スニーカースタイル」「NIKE AIR BOOK」などがある。

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今日の1足

2012.07.18

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ML71.jpg

「裸足感覚を得るために専用設計されたフットウェアがミッドフット着地の理想的なフォームを提供する」というのが、ニューバランスのミニマスのコンセプト。デビュー以来ワールドワイドで高い評価を得ることに成功しているベアフットタイプのフットウェアコレクションです。そのなかでも良好なセールスを記録したのが、オフロード向けスペックを結集したMT10。アウトドアテイストのデザインは、普段着にもコーディネートしやすく、カジュアルシーンでも高い人気を誇っていました。某ランニング専門誌の編集長さんはジャケットのようなドレッシーなコーディネートにも合わせてましたが、スタイリッシュで違和感なかったです。

そんなMT10に採用されていたビブラム社製アウトソールとニューバランスが誇る名作M996のアッパーデザインをミックスしたのがML71(W)。トラディショナルなデザインとベーシックなカラーリングはストリートでの着用に最適。これなら「普段から自然と足が鍛えられる」と思い、ある雑誌でそんな内容の文章を書こうとしたら、このモデルの企画にも携わったT.S.氏から「あくまで脚力を鍛えるのはミニマスのほうで、このモデルは裸足感覚の履き心地ですが、あくまでライフスタイル向けシューズです」との指摘が。こうしたある意味生真面目で真摯な物作りは好感が持てます。

でも、体重少なめで「トレーニングの時間がなくて...」という人が普段履きにするのは特にオススメで、結果として足が鍛えられているはずです。反対に体重が重い人が普段履きにするには、ちょっと厳しいですね。素直にM996とかM576といったミッドソールの厚みが充分にあるクラシックモデルをセレクトしたほうがいいと思います。ちなみに自分は裸足感覚とクラシックデザインの融合に早速魅了されており、早くもヘビーローテアイテムとなっております。ちなみにプレスプレビューで見た、近日発売予定のベージュカラーもかなりカッコイイです。

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