今日の1足 - 履けばわかるさ、着てもわかるさ（南井正弘）

モントレイルのフェニックスといえば数多くのランナーから愛されたトレイルランニングシューズの名品。2年前、東日本大震災で被災した、製靴技術に定評のある福島のスポーツシューズ工場により復活を果たしたことは大きな話題となり、これまで数々のカラーバリエーションが登場しました。今回のモデルは雑誌「GO OUT」のオンラインショップで限定販売されたモデルであり、アッパーは「安らいで欲しい」という願いから、リラックス感のあるスウェットを採用。さらに日本の伝統色である"パープル"、黄金の国・ジパングを意味する"イエロー"、日の出をイメージした"オレンジ"を組み合わせ、被災地の強い復興を願ったカラーリングになっています。ちなみにサイドパネルの「K」マークはこちらを生産する工場スタッフの次男、江くんの頭文字。震災当日に生まれ今年3月で2歳になることから、K2というモデル名が付けられました。このモデルは数量限定生産で、売上げの一部が被災地に寄付されます。

ちなみにこちらのカラーディレクションとマテリアルミックスはスニーカーやアウトドアシーンに造詣の深い、芥川 貴之志さんが担当しています。

このフェニックスですが、好評のようで現在はSOLD OUT。もう手に入れることは難しいみたいですが、今後もフェニックスは続々と登場予定。先週某ファッションブランドの展示会に伺ったのですが、このフェニックスのコラボモデルが飾られており、8月の発売予定とのこと。こちらもスタイリッシュでかなりカッコよく、今からリリースが楽しみです。