Let's DANCE - Deary days（宮沢香奈）

今までこの問題に関しては何度となく憤りを感じてきましたが、
原発問題や今この国で起きているいろんな"おかしなこと"と同様に
何も知らずに騒ぎ立てるのは違うと思い、大阪の事情から
全国で起こりつつある摘発問題、それに関連する記事など、
個人的に情報収集し、いろんな意見があることを知りました。

もともとクラブの営業方法にはグレーな部分がありましたが、
"深夜に客にダンスをさせるのが違法"という時代錯誤にもほどがある
法律自体が見直されてこなかったことに疑問を感じずにはいられません。
ただ、今回たまたま表に出てきただけで水面下では
長年に渡る様々な葛藤があったのだと思っています。

IDが必要なく、１０代からクラブで遊べた時代を良かったと
思ってしまいがちですが、当時は厳しい取り締まりがなく、
知らずにいただけで、禁止されていることに変わりはないのです。
だから今の制度は安全かつ正しく、守るべきものだと思っています。

ただ、そこから得た人との繋がり、発信されているカルチャー、
何よりも音楽の奥深さ、踊ることの楽しさは他の何にもかえ難い
宝物になっているのです。
少なからず私にとっては、今の仕事に繋がる重要な経験だったと
言えるのです。

今の時代に同じぐらいのお金と時間を注ぎ込んで、同じぐらい
大きなモノを得れる何かがあるのでしょうか？
渋谷の"バスケット何とか通り"を歩いている人たちに情熱を
注げる何かを持っているのか聞いてみたいものです。

シーンのなかった日本に海外から取り入れた手法に新しい要素を加え、
新たなカルチャーとして創り上げてきた人たちの歴史が、
私たちの文化が、時代錯誤な法律に葬られてしまうなんて
絶対にあってはならない。

まちがっているからこそこうやって問題視され、
声明も上がっているのだと、前向きな考えの１つでもあります。


改めて、声を大にして風営法の改正を求めたいと思う。

音楽の仕事に携わる１人として、
音楽がこの世に必要不可欠であると信じる１人として、
そして何より、音楽を心から愛する者の１人として


いよいよ２９日より署名運動がスタートします。
http://www.letsdance.jp/