Deary days
宮沢香奈
フリーランスPR/フリーライター
セレクトショップでのプレス経験をもとに、インディペンデントなPR事業をスタートさせる。国内外のブランドプレスやパーティーなどのファッションPRとクラブイベントや大型フェス、レーベルなどの音楽PR二本を軸にフリーランスPRとして奮闘中。2012AWより国内初となるUNITED NUDEのPRに就任。その他、フリーライターとして執筆活動も行っている。
www.higher-frequency.com/blog/author/20
3.11
2013.03.14
その日はいつもと変わらず過ぎていった。
その時だから祈るとか、SNSで何か発するとか、
そうゆう気分にはならなかった。
だって、あの日から毎日は特別で、いつ失うか分からない恐怖と
見えない危険と、見えない未来を前に
祈ることしか出来なかったのだから。
被災地の方々、亡くなった方々、その遺族のツラさを
心から知り得ることなんて無理で、ただ祈るしかできなかったのだから。
何より何も知らずにのほほーんと生きてきた自分のこれまでを
振り返って、あんなに情けなく、みじめで、落胆した日はなかった。
いつもと変わらないように見える日々の中で、
薄れていってしまう記憶とは逆に、この地球は確実に
おかしくなっていっているんだろうと思う。
遺伝子組替え実験によって生まれた異常な植物や動物みたいに。
あれから2年。
ガラリと変わった価値観と世界観。
ちょっとずつの行動。
見せかけの誘惑に負けそうになる日々。
それでも少しずつ進んで、次に行くべき場所に近づいていってる。
そんな日々です。
日々に祈りを
※コメントは承認されるまで公開されません。