ベルリンに恋して

2012.12.09

パリにもNYにも憧れなかった理由はここにあったのかもしれない。

ずっと行きたかったベルリンは、いわゆる"カルチャーショック"

というほどの驚きも、圧倒的な敗北感も悔しさもなかった。

とにかく居心地が良くて、楽しくて、寝る時間を減らしてでも

いろんなところに行って、人に会い、街を知りたかった。

デジャブの様な現象にも何度も出会った。

次々と移り住む友人たちを見ていて、すばらしいことなんて

ずっと前から分かっていたし、

行ったら自分が何を決意するかも分かっていた。

人でも物でも事でもない、"街"にここまで魅了されたのは

生まれてはじめてのこと。

大好きだった東京は、いつからかちょっとずつ生きにくい場所に

なっていった。知らんぷりしていたいことや、ほっといて

欲しいことまで全部知り得てしまうし、全てのことが近過ぎて、

中心から遠く離れることが難しい街。

それでも、生きていくのはここしかないと思っていた場所。

帰国後、目の前のすべてのことに興味をなくす気がして怖かったけど、

短い旅だったし、新たな目標を持てたから、元気に前へ進めています。

まずは、この魅力を多くの人へ伝えるべく、取材のまとめ作業に

入っています。

現地に住む大切な友人との共同作業もとても楽しいです。

愛しのベルリンへ、また戻りますよ。近いうちに必ず。

今回の旅のレポートはQetic、EYESCREAM.jpで特集を予定しています。

他の媒体でもジャンルに特化した企画を考えていますが、それはまた

決定次第お知らせします。

掲載前なのであまり写真のアップが出来ませんが、泣くコも黙るあの

超有名クラブBerghainはもちろん、場所によって様々なスタイルを持つ

ベルリンならではのパーティーの模様、日本同様に北欧ブランドが人気の

最新ショップやスタイリッシュなカフェ、建物、展示方法に圧倒された

現代アートのギャラリーが集中するMitte地区を中心に、

ベルリンの最新カルチャー情報をお届けします。

お楽しみ！