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素人専門。
2011.09.05
台風で予定を棒に振った週末。そこで食う予定だった肉をスタイリストマスダテ宅で食べた。ちなみに昔の彼は「マスがいなけりゃ始まらない」と言われる宴会部長で、キャンプで先輩に出されたセミの死骸入りヤキソバを「うまいっす」とバリバリ食い、歯のすき間から羽根のぞかせるリアクション芸人だったが、いまや家族でキャンプとは互いにずいぶん大人になった。
その晩もそんな昔の笑い話が酒の肴。
ちなみに男子スタイリストは何故かモテるが周りの嫁やツレが芸能人というのも少なからず、当然キャンプに彼女らがついてくる事もある。
とあるキャンプでの事。ひと晩もりあがり、明朝目覚めるとすでにカレーのいい匂い。それはアシスタント君らが一足早く準備してくれていたからだ。そこへ起きてきた誰かのツレ(芸能人)がこう言う。
「ローリエが入ってない」
皆聞こえないフリをしたが、やはり仕方なく下っ端のアシスタント君が車で片道30分以上かかる街までローリエを買いに出かけた。また別のキャンプでは、別の誰かのツレ(芸能人)がキーマカレーを作ると言いだし、また下々の人間が大量の玉ねぎのみじん切りをこしらえた。なかなか友人知人のツレに文句を言えるものではないが、内心はグーパンかましたい。三原順子風に「顔はよしなよ、バディバディ」である。商売道具だからね。
この際彼女らがゲーノー人かどうかは置いておくとしても、兎角女は多くを求め過ぎる。キャンプとは、仮想サバイバルであり、震災にあった場合、無人島に流れ着いた場合、または世界が終末を迎えた場合、などを想定しどう生き抜くかの男塾である。即ち、有名ブランドツールを使い快適に過ごす事や、オサレな衣服を身に纏う事ではなく、飢え寒さを凌ぎ、熊に襲われないよう一晩中火を絶やさぬことが大事。美味しいもの作っちゃお、などというホームパーチーではない。それほどローリエが欲しいなら森に入って月桂樹を探せ、それほどキーマカレーが食いたいなら涙を流して玉ねぎを刻め。その間にも熊に襲われるけどな。
まあ熊の出るキャンプ場など知らないが、セミの入ったカレーを喰らうくらいの覚悟がキャンプには必要だ。というどうでもいい話をそろそろ締め括りたい。最後に一言。キャンプとカレーと嫁とAVは素人にかぎる。
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