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宇野毅UCS&ONEHUNDRED ATHLETIC MANAGER

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宇野毅
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UFC® has canceled "UFC® 151"

2012.08.30

UFC-151-Poster.jpg
この週末に控えていたUFC®151が大会中止となりナンバーシリーズ初の欠番に。
ライトヘビー級チャンピオンのジョン・ジョーンズに挑むダン・ヘンダーソンの怪我による欠場から始まり、その代替え選手として名前が出たチェール・ソネンとの対戦をチャンピオンのジョン・ジョーンズが拒否。そして大会中止という前代未聞の状態に。。。詳細はコチラで。

と、このニュースが発表されたのはちょうど一週間前の話。
直ぐに書こうかなと思ったのですが、情報が錯綜しているところで、当事者でもない自分がつらつらと書いても少し飛ばしギミの記事的になるのはチョット避けたかったから、なんとなく落ち着くまで待つことに。

で、一週間経って開催予定だったこの週末だから、少しだけ自分の考え方を3つの視点にわけて。

(1)興行主として
「大会のメインカード」の価値をUFCとしてどのような位置付けにするのかで出した回答だと思っています。ボクシングにおける世界戦のように、MMAというカテゴリでもタイトルマッチの権威をより上げていくのなら、後々の選手への意識付けも含めてありなのかなと。ただ、ビジネス的には余裕が無いと不可能だと思うんです。
であるなら、全カード見渡しても良いカードが沢山あったので、売上をゼロにするよりも興行をうってソコソコの業績をあげたほうが良かったという見方もあると思います。
でもまあ、この中止の決断をした裏付けには業績的にも名声的にもダメージを最小限に抑える何かがあったんじゃないかなぁと。

(2)チャンピオンとして、また選手として
この件に対して色々な選手のコメントがMMAPLANETにアップされていました。
大方が「俺なら試合を受ける」という感じでした。
チャンピオンとして課せられているもの、ましてや今大会のジョン・ジョーンズはNIKEから正式にサポートを受けはじめたことを考慮するならば、勝利するための戦略を変更することは今のMMAにおいて容易ではないはずだし、現時点のネームバリューおいてもダン・ヘンダーソンこそが闘う価値があると判断するならば、断るのは有りだと思います。
ただ、興行の状況を考えるなら「男だったら受けるだろ」みたいなノリは、ファイトマネーを貰っている興行主を思えばこそ、そしてファンに対するサービスとしても見せて欲しかったというのは否定できないですね。

まあ、ジョン・ジョーンズ本人も大会自体が中止になるとは思っていなかったと思うし、その辺はチョット被害者感ありありですが、きちんと次の試合も早々に決めたので、チャンピオンらしくプロモーション活動すると思うんです。
あと、同大会が中止になったことで、この大会を照準に合わせて調整していた選手が一番かわいそうだったかも。ひとまず他大会にスライドしたようなので一安心ですが、でも調整費用とか考えると影響は大きいですね。まさか、保険とか下りるのかな!?

(3)ファンとして
大会が無くなったことは非常に残念です。MMAもやっぱり旬な時期に旬なカードを見たいというのが本音で、この先、ジョン・ジョーンズvs.ダン・ヘンダーソンがいつ組まれるのかはわからないし、他大会にスライドしたカードも本来ならこのタイミングが旬だったとすると、、、って贅沢言い過ぎですかね。
でも、やっぱり見れるとするならば、この時以上に旬なタイミングで見たい。
あとは、今大会に向けて海外から参戦する選手の応援団が一番かわいそう。。。宿泊先や移動のチケットは手配済みだからキャンセル料なんて考えると、、、


とまあ、結局つらつらと書いてしまいました。
憶測で書いてしまった部分はどこかで検証しないのならないかなぁと思いつつ、もう少し違った視点で見てみたい気もする事件でした。


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