02 BEN DAVIS
ベン・デイビス / エディター
幼少期から日本文化に興味があり、24歳のときにオーストラリアから日本へ単独移住。地方で農業を経験後、上京。その後はフリーランスの編集者としてブランドのコンテンツディレクションや国内外の雑誌やWEBメディアで記事の執筆、寄稿を行う。
マルチツールと通ずる、ミニマルな機能という哲学。
「必要最低限なモノしか持たない」。そんな確固たるポリシーを掲げる編集者のベンさんは、取材用のメモとペン、カメラが仕事道具。外出時にパソコンは持たない。それよりも「ひとに会って、活きた情報を交換することが大事。原稿執筆やネット検索は家に帰ってからでもできます」と語る。
「ここ最近は自転車移動が多かったこともあり、荷物も以前よりコンパクトになりました。でもそれで生活に支障が出てしまっては元も子もないから、必要かつ機能的なアイテムをミニマルに揃えています」。そのスタンスは、必要機能をコンパクトにまとめた〈ビクトリノックス〉のマルチツールとも相通ずる。
さらに時計は、グレーというのがお気に入りのポイントだ。「黒い時計だと、少し重く感じる。でもこの色は、上品で軽やかなのがいい」。品があること、これはハンカチや財布選びなどにも共通する、彼が大切にしている価値観でもある。
初めて手にした〈ビクトリノックス〉もマルチツールだった。「小さなライトのおかげでバッグのなかを探したり、夜でも使えるね」