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FEATURE|Brand-New OUTDOOR PRODUCTS ヒップなメルボルンのクリエイターと生まれ変わったアウトドアプロダクツ。

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Brand-New OUTDOOR PRODUCTS

ヒップなメルボルンのクリエイターと生まれ変わったアウトドアプロダクツ。

1973年にスタートして以来、カジュアルなバッグシーンにおいて圧倒的な人気を誇る〈アウトドアプロダクツ〉の定番シリーズが、40余年の時を経て拡充することとなりました。オーセンティックなルックスはそのままに機能性が大幅にアップデート。今回は、フイナムがいま注目しているヒップな都市、オーストラリアはメルボルンのクリエイターと、〈アウトドアプロダクツ〉のバッグのセッションをお届けいたします。

  • Photo_Takahiro Otsuji[go relax E more]、Kazumasa Takeuchi(item)[STUH]
  • Interview_Mayumi Yamase
  • Edit_Ryo Komuta

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Case of Furniture craftsman
家具職人 ヴィンスの場合

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Vince Conboy (ヴィンス・コンボイ)
父親が家具職人でそこで修業をしたあとに独立、今年でキャリア5年目となる。また、〈チェンゾーデザイン(CENZO DESIGN)〉という自身のブランドを持つ家具デザイナー。

メルボルンの中心部である“シティ”の北部に位置するノースコート。元々は工場地帯だったこのエリアに、近年アーティストがどんどん移り住んできています。理由は言わずもがな、中心部シティの家賃の上昇です。どこの国でもジェントリフィケーション(都市において比較的貧困な層が多く住む中下層地域に、再開発や新産業の発展などの理由で比較的豊かな人々が流入し、地域の経済・社会・住民の構成が変化する都市再編現象。wikipedeiaより)は起こっているのです。
google map(メルボルン ノースコート)

そんなアップカミングな場所にスタジオを構えているのは、家具職人のヴィンス・コンボイさん。タトゥーだらけの見かけとは裏腹に、やさしそうな笑顔の彼は3人の娘のお父さんだ。

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メルボルンのひとは朝が早く、ヴィンスさんも朝6時には起きるそう。取材したのは8月上旬。日本というか北半球では真夏だけど、南半球のオーストリアでは真冬真っ盛り! 吐く息も白くなるほどの寒さの中、ヴィンスさんが現れました。普段は自転車で仕事場であるスタジオまで来るとのことですが、最近はクルマ通勤が多いそう。どちらの通勤スタイルであっても、傍には〈アウトドアプロダクツ〉のバッグがあるのです。

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Basic Daypack ¥5,800+TAX

ブランドのアイコン的存在である「ベーシック デイパック」。老若男女が親しみを持てるエバーグリーンなデザイン。デイパックといえばこの形というイメージは、〈アウトドアプロダクツ〉が作ったと言っても過言ではないのです。

〈アウトドアプロダクツ〉のバッグはどんなファッションにも合うからとにかく重宝してるよ。いつもカジュアルなスタイルだからこういうデイパックが一番楽なんだ。中に仕分けできるポケットがあるし、なにも困らないね。あとは色がとくに気に入っているよ。かわいいだろ?(笑)」

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ヴィンスさんもお気に入りのポイントに挙げていた、フロントポケット内の小物ポケット。〈アウトドアプロダクツ〉の定番シリーズは、これまで1970年代に作られてた仕様を頑なに踏襲してきました。多様化したガジェット類などに対応するためのテクニカルなディテールは、定番シリーズ以外で対応してきたのですが、この度40年以上続いてきた定番に加えて、新しいコンテンポラリーな定番のコレクションを展開することになりました。

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いまや、デイパックの必携ディテールであるPCスリーブ。クラシックなルックスに今日的なディテールが加わった定番シリーズは確実に進化を遂げたのです。

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40年にわたって継続されてきたカラーリングは、このタイミングで一斉に刷新。ヴィンスさんが使っているのは、色鮮やかなレッドです。ヒゲ面にタトゥーという、強面の男性がこうしたポップな色を使うと、よりその色味が引き立ちます。

ちなみに、ヴィンスさんが手がける〈チェンゾーデザイン〉のプロダクトはほとんどがオーダーメイドだそう。この日は北欧デザインを思わせる柔らかな曲線が特徴的な椅子を作っていました。実にモダンで繊細なんです。

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普段は椅子、テーブルなど毎日使う家具を主に制作しているそう。最近は機材や材料を運ぶ機会が多いようで、自宅からスタジオまでクルマで来ることが多いということはさっき述べた通り。そんなときは主に、〈アウトドアプロダクツ〉の「ヒップバッグ」を愛用。

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Hip Bag ¥4,800+TAX

財布、鍵、スマートフォン、手帳などなど、かさばらないちょっとしたものであればこれで十分。クルマで移動するときにはたしかにぴったりかも。

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Day Pack」と同様に、本体内部には小物入れポケットが。使い途が明確に見えてくる、シュアなディテール。

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サイドポケットにも、本当にちょっとしたものが入るポケットが。

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デイパックというと、なんだかキッズが持つバッグのようなイメージを持つかもしれませんが、ご覧のように妙齢の男性が持っていても抜群に似合うのです。「たしかに幅広いよね。若いときはもちろん、僕くらいの年齢、そしておじいさんの年代になっても使っていたらとってもキュートなんじゃないかな」。

Case of Craft Artist
クラフトアーティスト アリサの場合

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左:Aliça Rose Haynes(アリサ・ローズ・ヘインズ)
セラミックからクレイ(粘土)など、さまざまな素材を使ってフォーキーな世界観の作品をつくり上げるアリサさん。メルボルン近隣で開催されているマーケットにもよく出展しているそう。隣にいるのはパートナーのアントニー・ティブスさん。彼は英語教師をやっている。

お次のクリエイターは、クラフトアーティストのアリサ・ローズ・ヘインズさん。パートナーである教師のアントニー・ティブスさんと一緒に取材をさせてもらった。オーストラリアに住んで5年目だという2人は、ヒップスターが多く集まるソーンベリーというエリアに住んでいる。
google map(メルボルン ソーンベリー)

取材は二人が住む平屋の自宅で行われました。クラシックな内外観で、趣味のいいインテリア、調度品で埋め尽くされていて、とにかくどこを見ても抜群におしゃれ!

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手仕事で様々なプロダクトを作り出すアリサさんの世界観が、隅々まで行き届いている感じなのです。家の中に作業場があるので、実際の制作風景も少しだけ覗かせてもらいました。

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私は家の中に作業部屋があるので、好きなものしか置きたくないんです。テーブルや椅子、ソファ、小道具までお気に入りのものばかり。〈アウトドアプロダクツ〉の『トラベルショルダー』はちょっとそこまで出かけるのにすごく便利なんです。淡いイエローの色味も気に入ってますね」

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Travel Shoulder ¥4,800+TAX

トラベルショルダー」という名の通り、旅行先でのサブバッグとして大活躍する一品です。流行りのサコッシュより少し大きいサイズ感で使い勝手がいい。女性らしいイエローの色味はアリサさんのお気に入り。

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ナチュラルでフォーキーなアリサさんのキャラクターをそのまま表現したような空間に、違和感なくスッとなじんでいたイエローの〈アウトドアプロダクツ〉。

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お約束とも言える、本体内部の小物入れポケット。

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フラップ下のフロントポケットも意外と便利。痒いところに手が届いたアップデートなのだ。

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ブルーの「ユーティリティーパック」を愛用しているアントニーさんはお気に入りの自転車と一緒にパチリ。「クラシックな見た目なのに三層に分かれていて機能面でもバッチリなんだ。バッグとしてすごく完成度が高いよね」と絶賛の様子。

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Utility Pack ¥8,800+TAX

オーセンティックなデイパックのルックスに、3コンパートメント構造を搭載した超機能的なデイパック「ユーティリティーパック」。背面には3Dメッシュを搭載し、背負い心地も抜群。容量は21リットル。

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十分な収納量を誇る3コンパートメント構造を上から見てみるとこんな具合。

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パッド入りのPCスリーブと小物ポケットは現代のデイパックではデフォルト。

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キュートな愛猫をかわいがりながら、ゆったりとした生活を送る2人。アリサさんは両親がイギリス人で、自身はオーストラリア生まれ。アントニーさんは母親がギリシャ人で父親がイギリス人の、ギリシャ生まれと少々複雑な関係性。両親が友人同士で、もう長い付き合いだそう。 2人とも他の国にも住みたいという気持ちはあるようだけど「メルボルンが快適すぎてなかなか移住できない」とのこと。食・アート・クラフト、どれも素晴らしいのがメルボルン。おそらくは世界のいろいろな都市を見てきた二人が言うんだから、間違いはないのでしょう。

日本では観光地としての知名度はこれからだけど、先日、成田空港からメルボルンへの直行便が就航し始めました。これから日本で寒くなるにつれ、“向こう“は夏に近づきます。フイナム的に、メルボルン、ものすごくおすすめです。

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左から:「Travel Sholder」(黄)¥4,800+TAX、「Basic 2 Tone Daypack」(緑)¥6,800+TAX、「Hip Bag」(オレンジ)¥4,800+TAX、「Basic Daypack」(青)¥5,800+TAX、「Utility Pack」(茶)¥8,800+TAX、「Roll Boston」(グレー)¥4,800+TAX

こちらがリニューアルした全9型のうち6型。生地の張りと軽さを両立させた特注のコーデュラポリエステルを使用したこのシリーズは、現代のファッションにマッチする10色展開。これまで紹介してきたように仕様はアップデートしながらも、重量はほぼ変わらず。今後数十年はこのままでいけそうな、隙のないリニューアルとなりました。

アウトドアプロダクツ カスタマーセンター
電話:06-6948-0152
www.outdoorproducts.jp

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