魚種に恵まれている館山まで。
4時30分に館山へ到着。天気予報が外れたみたいで小雨がパラついています。館山は房総半島の南端にあり、黒潮の影響で一年を通じて温暖な気候。釣れる魚種は豊富で、さかなクンが“館山おさかな大使”を務めているのも、なんだか説得力があるような。
そして、館山港は国土交通省が指定する「釣り文化振興モデル港」に関東で唯一選ばれています。それは、釣り場の整備や安全対策が強化され、より快適な環境を整えているってこと。船に乗らずとも、防波堤や桟橋から釣りを楽しめるのです。港からはアジやイカなどがたくさん釣れるし、ヒラメやマゴチが釣れる砂浜もある。陸っぱりでカツオを狙うこともできちゃいます。
荷物を船に載せ、出港の準備。今回はメタルジグという金属製のルアーを使う、ジギングに挑戦します。重さ200gほどのメタルジグを水深100mまで沈め、竿を上下にしゃくり(動かし)魚を誘う。腕と肩は疲れるけど、そんなの釣れたら一気に吹き飛んじゃう。今晩の宴会のためにおいしい魚を釣ろうとメンバーたちは意気揚々としています。
石井陽介(右)
フイナム編集長
フイナム フィッシング
クラブの部長。「久しぶりの海釣り、しかも冬。気が引き締まりますね。最後に館山に来たのは子どもの時だから、かなり久しぶりです。今回の目的は、釣った魚をおいしく食べること。どうやらマハタやキントキダイといった、いわゆる高級魚も釣れるみたいなので頑張りたいです」
竹内隆平(中右)
まるごと 代表
原宿の「BAGGAGE CAGEMARKET」、富ヶ谷の「PORT TOMIGAYA」、柏の「TONES COFFEE
ROASTERS」といった人気カフェを運営する「まるごと」で代表を務める。「夏に新島へ行って以来の釣り。エサ釣りはするけど、ジギングは初めてです。でも、誰よりも釣るつもりで来ています」
廣瀬智靖(中)
illbe ディレクター
元Jリーガーとして、モンテディオ山形や徳島ヴォルティスで8年間プレー。引退後はアパレル業界に転身し、2021年にオーダースーツのレーベル〈アイルビー〉を立ち上げる。「アウトドアだったら山登りが好きで、釣りは初めての挑戦。楽しみでしかない。ビギナーズラックで高級魚が釣れたらいいですね」
霜垣健太(中左)
SEK 代表
セレクトショップを経て、現在はTシャツのプリントやオリジナルウエアを製作するなど、アパレルのOEMを手がける〈エス・イー・ケー〉を運営する。「千葉ではバス釣りをしているけど、海釣りは初めて。しかも、海釣り自体2回目。前回も船に乗ったけど、サバを1匹しか釣れなかったから、その記録を塗り替えたいです」
小松翔伍(左)
ライター
雑誌やウェブマガジンを中心に執筆。「1年ぶりに来ました、館山に。個人的にいい思い出が残っているので、今日も期待しちゃいます。ジギングは5月以来やっていないから、それも楽しみ。とにかく、楽しい夜になるように、みんなでおいしい魚を、釣ったことない魚を釣りたいです」
池本史彦
フォトグラファー
雑誌やウェブ、広告などで活躍し、アウトドアの撮影もこなす。「1週間前にプライベートで伊豆の下田まで行って、ヒラマサ狙いのジギングをしてきたんですよ。結局、ヒラマサは釣れなかったけどロックフィッシュは釣れたので、今日も釣れそうな予感がしています」