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まだ見ぬ日本を求めて。サイドゴアと歩む、愛媛のみかん農家・タンジェリン。
Tangerine farmer meets Blundstone.

まだ見ぬ日本を求めて。サイドゴアと歩む、愛媛のみかん農家・タンジェリン。

愛媛県は宇和島市。瀬戸内の温暖な空気に包まれたこの地は、みかん類の一大産地として知られています。2019年、当地で祖父のみかん農家を継いだのが若松優一朗さんです。農家としての忙しい日々、そして〈タンジェリン(Tangerine)〉という挑戦を支えるのは、かつてメルボルンで出会ったという〈ブランドストーン(Blundstone)〉のサイドゴアブーツでした。

時間とともに成熟するみかんとブーツ。

最近、若松さんは新しい〈ブランドストーン〉を手に入れました。まだバリバリに硬い革。6年履き続けたそれとは対照的で、ピカピカとしています。

「履き込んだ一足も、最初は硬かったんですよね。でも履き続けることで、自分の足に馴染んでいく。そのプロセスも楽しいんですよ」

次の一足に選んだのは、グレーのワックススエードを採用した「ORIGINALS」のサイドゴアブーツ。最初は街で履き、その後に農作業で使う予定なんだとか。

話を聞くたびに、若松さんと〈ブランドストーン〉の間には、「時間」という共通する価値観があるのだと感じます。

みかんの木は時間をかけてゆっくりと成長し、20年経った頃からいいみかんが育つと言います。歳月は違うけれど〈ブランドストーン〉も同じで、履き続けることで徐々に足に沿い、自分だけの一足になっていく。履きジワが刻まれ、革の色が変化し、唯一無二の表情を持つようになる。

「消耗ではなく、成熟」。若松さんがふと発したこの言葉が、全てを物語っているような気がしました。

柑橘が育つように、革も育つ。

奥さんの美奈弥さん、お子さんの楽乃ちゃん、愛犬のアメちゃんと。

畑と都市を行き来しながら、若松さんは新しい農業の形を模索しています。みかんの畑を手入れしながら、〈タンジェリン〉というブランドを通じて宇和島のみかんの素晴らしさを伝えていく。そのすべての旅路で、〈ブランドストーン〉が彼の足元を支え続けるはずです。

次はどこの誰が、この一足と人生を歩んでいる姿を見られるか。いまから楽しみで仕方ない。

〈ブランドストーン〉ORIGINALS Steel Gray ¥29,700(ブランドストーン)
軽さとクッションに優れるスタンダードシリーズ「ORIGINALS」の一足。アッパーにグレーのワックススエードを採用することで、撥水性もあり柔らか。TPU素材のアウトソールは、高い耐久性とグリップ力も備えている。

INFORMATION

ブランドストーン

オフィシャルサイト
Instagram:@blundstone_japan

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