走って、座って、仁和寺へ。
鴨川から祇園白川を抜けて、次に訪れたのは仁和寺。888年創建の古寺で、静かな御殿の向こうには五重塔や金堂が並びます。「ボンダイ 7 ビームス」の背景にある、日本庭園や古寺の美意識を写すには、これ以上ないうってつけの場所です。参道をゆっくり歩くのかと思いきや、五重塔を背に走り出す5人。白砂の南庭では、一列になって座禅もしました。静と動、その対比が実にユニークです。※特別な許可を得て撮影しています
「ボンダイ 7 ビームス」のカモフラージュが表現するのは、身を隠すための柄ではなく、自然との調和。ホワイトは枯山水の白砂や石が落とす陰影を、ブラウンは古寺に使われる木材の経年変化や金属に浮かぶ青錆を着想源にしています。よく見ると、柄の中には“BEAMS”と“HOKA”の文字も潜んでいたり。この日、仁和寺の南庭に広がっていたのも、きれいに整えられた白砂と、長い時間を重ねた建物。シューズのためにつくられた背景ではないのに、色も質感も不思議なくらい共鳴していました。
「鳥岩楼」の親子丼
たっぷり歩いて、しっかり座ったあとは、京都の西陣にある名店「鳥岩楼」で親子丼を。丼が運ばれてきた瞬間、あれだけ賑やかだったテーブルが少しだけ静かに。今度は会話よりも箸が進みます。「これまで食べた親子丼で、いちばんおいしいかも!」と稲田さん。そんな声も上がって、みんなの顔が自然とほころびます。旅先の昼ごはんとして、これ以上ない一杯でした。