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「フイナム」が様々なブランドやヒトと
コラボレーションしたスペシャルサイトです。

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Shopping Addict 2016 OCT. 〜編集部員のお気に入り〜

ハロウィンで沸き立つ渋谷を横目に、仮装にお金をかけるよりも、シャツの1枚でも買いたいものだなと考えております。ようやく寒くなってきた東京。新しい服に袖を通す喜びもひとしおです。秋の夜長のお供に7人7様の買い物観。どうぞご覧ください。

  • Photo:Hiroyo Kai
  • Edit:Taiyo Nagashima

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komu

新しい仲間が。

小牟田亮

11月よりニューカマーが編集部にジョインします。なかなかに頼もしいだろうスタッフで、今から楽しみ。この企画にも次回から早速参加してもらおうと思います。

Camoshita UNITED ARROWSカモシタ ユナイテッドアローズのジャケット

パッと羽織りたい一着です。

今年の6月に訪れた「ピッティ・ウオモ」。気合を入れてめかし込んだ撮られる気満々の紳士より、並み居るヨーロッパ、アメリカブランドより、そして新進気鋭のデザイナーズブランドよりも強い輝きを放っていたのが、〈カモシタ ユナイテッドアローズ〉でした。ドレス、クロージングに骨の髄まで浸かったひとだからこそ生み出せる、力の抜けたドレスカジュアル。世界各国のブランドと並べて改めて見てみて、その凄みがより実感できました。“粋”とか“洒落”という和な言葉がぴったりなんです。このショールカラージャケットも、カーディガン感覚で着られるものすごくライトな一着。こりゃ使えますな。
各 ¥28,000+TAX

ユナイテッドアローズ 原宿本店 メンズ館
03-3479-8180
www.united-arrows.jp

kolor BEACONカラー ビーコンのセットアップ

きわめて上等な普段着。

コレクションブランドである〈カラー〉に対して、プロダクト単位で発表していくスタイルだという〈カラー ビーコン〉の話を初めにきいたとき、要するに定番的なアイテムを展開していくラインなのかなと思っていました。それは当たらずとも遠からずという感じで、確かにベーシックなアイテムが多くなっているものの、デザイナー阿部氏の遊び心のあるクリエイティビティがしっかりと反映された、極めてプログレッシブなコレクションでした。毎シーズン気になるアイテムがなにかしらあるのですが、今季はこのセットアップがヤバいです。基本的にはミリタリーをベースとしたMA-1であり、パラシュートパンツなのですが、こんなにも気品ある仕上がりになるのはなぜでしょう。存在感のある逸品です、ハイ。

左 ¥82,000+TAX、右 ¥58,000+TAX
カラー
03-6427-6226
www.kolor.jp

Éditions M.Rエディションズ エムアールのニット

一目見てこの色にヤられました。

俳優の三浦誠己さんを起用したビジュアル特集を作ったことからもわかるように、今季〈エディションズ エムアール〉を猛プッシュしています、自分。上品で確かなクオリティを備えたエレガントなブランドなんですが、それだけではないんですよね。夜の匂いというか、色っぽさというか、そういった奥行きが感じられるのが最大の魅力だと勝手に思っています。で、このバーガンディーの色味にそうした色気をビンビン感じるんです。ほかにあまりないと思いますよ、この“消えそうに燃えそうなワインレッド”の感じは。あえてボロボロのデニムと合わせたりしたら、セクシーなのではないでしょうか。
左 ¥22,000+TAX、右 ¥25,000+TAX

ネイビー・ノート
03-6447-4065
www.editionsmr.fr

ANATOMICAアナトミカのニットシリーズ

寒空が似合うニットです。

先日ブログで宣言しましたが、来年の1月にパリに行こうと思っています。コレクションを拝見するのはもちろん、展示会やショップなども見てこようかなと思っています。気になるお店のひとつに「アナトミカ」があります。なぜ前回パリに行ったときに訪れなかったのか?という話なのですが、今度こそは。。重みと含蓄のあるファッション観を現代風に落とし込んだ〈アナトミカ〉のコレクションはいつ見ても背筋が伸びるほどかっこいいです。アウター類はやや大ぶりなので、自分が着るのは主にインナー系。今回のUS-NAVYのニットをベースにしたシリーズは、無骨ながらそこはかとない品を内包しており、それこそが〈アナトミカ〉の真髄なんだろうな、と思うわけです。
ニット ¥29,000+TAX、ニットキャップ ¥9,000+TAX、マフラー ¥12,000+TAX

アナトミカ 東京
03-5823-6186
anatomica.jp

yama

ハセツネ、楽しかったよ。

山本博史

先日、奥多摩をグルっと廻る山岳耐久レース「ハセツネ」に出場してきました。その模様をトレイルランニング専門誌『RUN+TRAIL』に寄稿したので見てね!

AXESQUINアクシーズクインのフミアト

街・山・ランも。いい塩梅のパンツ。

トレイルランニングを嗜んでいると、ついつい物欲の矛先がアウトドアメーカー一辺倒になってきてしまう。とはいえ、見た目的にもパフォーマンス的にもガチなものではなく、街にも、山にも、ランにも使える、いい塩梅のものを探している。そこでご紹介するのが国産メーカー〈アクシーズクイン〉のフミアトなるパンツ。野良着から着想を得たという股上深めの動きやすいシルエットに、スムーズなアクセスを可能したサイドのジップポケットは、デザイン的なアクセントにもなっているのが魅力的。また素材にはヴィンテージ加工ナイロンを採用。防風、撥水、透湿、耐摩耗を備えながらも、アウトドアウェア特有の艶っぽさが軽減されたその質感は、街でも難なく履きこなせます。
フミアト 各¥11,800+TAX

アクシーズクイン
03-3258-6211
www.axesquin.co.jp

mont-ballモンベルのバッグ ステッカー

既製品を手軽に可愛くアレンジ。

アウトドアの世界には、どういうわけか自らギアをカスタムしちゃう人が多い。なんならカスタムどころか生地やパーツを買い集め自らギアをこしらえてしまう「MYOG(=Make Your Own Gear)」なるカルチャーもあるほど。不器用なぼくにそんな芸当はできませんが、既製品を可愛くアレンジするくらいはできまる。〈モンベル〉のバッグ ステッカーを使ったりして。「どうぶつ」「こんちゅう」「とり」の3種類あるのですが、どれもイラストがとにかく愛らしい。耐水性が高く、剥がれにくい仕様になっているので、バックパックはもちろんテントにだって貼れちゃいます。とりあえず手持ちのバックパックに使ってみようかなと。
バッグ ステッカー 各¥460+TAX

モンベル・カスタマー・サービス
06-6536-5740
www.montbell.jp

NORRØNAノローナのヘッドバンド

色がいいですね、色が。

走っているときの頭から流れる汗を防ぐためにも、ランニング時にはなにかしらヘッドギアを付けている。キャップをはじめ〈バフ〉のような多用途ヘッドバンドタイプ、最近では手ぬぐいを巻くこともしばしば。そんなヘッドギアの新たな選択肢としてチョイスしたいのが、〈ノローナ〉の品。ノルウェーブランドならではの垢抜けたカラーリングに、表裏でストライプのピッチが異なるリバーシブル仕様。加えて素材には吸湿性と除湿性に優れ、防臭性も備えたメリノウールを使っているため、オールシーズン使えるってのもポイントですね。
ヘッドバンド ¥4,000+TAX

フルマークス カスタマーサービス
0120-724-764
www.norrona.jp

GoProGoProのHERO5 Series

スタイルのあるカメラの決定版。

先日、〈GoPro〉のメディアツアーに参加してきた。発表されたばかりの新製品を手にフィールドアスレチックにマウンテンバイクダウンヒル、サップ、はたまた熱気球に乗ったりと、これでもかとアクティビティを堪能しながら、その性能をたっぷり味わってきたわけです。これがまた、すごくいい。ガラッと変わった直感的なインターフェイスに防水仕様へとアップデートを遂げた「GoPro HERO5 Black」(写真右)に、ワンボタンのシンプル構造はそのままボイスコントロールに4Kビデオにも対応した「GoPro HERO5 Session」(写真左)と、どちらも見事なまでに痒いところに手の届いた進化を遂げています。触ってワクワク、撮って楽しく、編集&観て歓喜を共有する。〈GoPro〉は、体験型というスタイルのあるカメラなんだなと、改めて実感。いやはや、本当におすすめです。
GoPro HERO5 Session ¥36,000+TAX(The Handler ¥3,500+TAX)
GoPro HERO5 Black ¥47,000+TAX(3-Way™ ¥9,000+TAX)

タジマモーターコーポレーション・GoPro 事業部
0538-66-0020
www.tajima-motor.com/gopro/

jun

ゆっくり休みたい。

中田潤

今年も残すところあと2ヶ月。過ぎ去りし怒涛の10ヶ月。そして8年ぶりの引越しを目前に控え、準備に追われる毎日。あれ、こんなに大変だったっけ?

Porter Classicポータークラシックのコーデュロイシリーズ

今年の一張羅。

昨年同様、今年の春夏も〈ポータークラシック〉のシャツ、通称「Roll Up」を着倒しました。新作として展開された、黒、赤、青のギンガムチェック3枚をひたすら洗っては着るローテーションの毎日。身幅が広くて着丈は短め、ゆとりのある腕周りは、暑ければ腕まくりして、肌寒いなと思ったら袖のボタンを留めて着る。人気すぎて定番化されたのも頷けるってもんです。そして始まった秋冬シーズン。もはやブランドの代名詞とも言うべき太畝のコーディロイシリーズですが、シャツ同様、ゆったりとしたシルエットがたまりません。イギリスの老舗ファブリックメーカー「ブリスベン・モス」の良質な生地を染め上げた重厚な雰囲気を醸し出すセットアップ。もちろんインナーに合わせるのはギンガムチェックの「Roll Up」。手元に届くのが待ち遠しくて夜も眠れません。
ジャケット ¥90,000+TAX、パンツ ¥60,000+TAX

お問い合わせ先:Porter Classic 銀座 03-3571-0099
www.porterclassic.com

ARC’TERYXアークテリクスのスニーカー「Acrux SL GTX」

こんなシューズを待っていた!

機能性への飽くなき探究心と圧倒的なクラフトマンシップ、そしてタウンユースにもフィットする抜群のデザイン性。僕が〈アークテリクス〉に対して持っているイメージはこんな感じ。日頃からアウトドアシーンに身を置いているわけではないけれど、お店の前を通るたびに、ついつい入って物色してしまう。このシューズは、一番最近お店に寄ったときに出会ったもの。入口のエントランス付近にディスプレイされていて、完全に一目惚れでした。昨今のニット系の素材のスニーカーとはまた違うフィット&ホールド感。しかも超がつくほど軽くて、GORE-TEX®仕様なので雨も心配なし。餅は餅屋とはよく言いますが、山はもちろん街でも、スポーツとファッション双方において、最高のパフォーマンスを発揮してくれる一足だと思います。
¥28,000+TAX

アメアスポーツジャパン
03-6831-2720
www.arcteryx.com

NEXUSVII. × MEDICOMTOY × HERMAN MAKKINKネクサスセブン×メディコム・トイ×ハーマン・マッキンキーのトイ「NEXUSVII. UNLIMITED」

青春の記憶。

「このヤーブロッコはトルチョックだ!」、これでピンと来た人は相当なもの好きかもしれません。意味不明な言葉(スラング?)、繰り返される暴力シーン、見たこともない建築やオブジェのデザイン、色使い、音楽、そのすべてが当時(高校生)の自分にとって衝撃的すぎました。そうです、スタンリー・キューブリック監督作品『時計仕掛けのオレンジ』です。後から知ったことですが、イギリスでは2000年のビデオの取り扱いまで27年もの間、作品の上映が禁止されていたほど。これはその劇中で、主人公のアレックスの部屋に4体並べて飾られていた人形で、正確には、〈メディコム・トイ〉が権利を取得した、故ハーマン・マッキンキー氏の作品「CHRIST UNLIMITED」に〈ネクサスセブン〉がボディをグロスブラックに、彩色部分をマットブラック仕様にして完全別注したもの。1セット2体入りでの販売かつ世界150セット限定。正直4体揃えたいところですが、そこは懐事情と相談かなと。11月26日より〈ネクサスセブン〉の取扱い各店舗及びONLINE STOREにて発売予定です。ちなみに全高約520mm。
¥33,000+TAX(2体1セット)

NEXUSVII.jp
©Herman Makkink 2016
MEDICOM TOY LIFE Entertainment TM & © 2005-2016 MEDICOM TOY CORPORATION. All rights reserved.


Nintendoニンテンドークラシックミニ

ファミコンが帰ってきた!

ソフト名まではさておき、これまで実際にプレイしてきたゲームを振り返ってみると、ファミコン、スーパーファミコン、ゲームボーイ、ゲームギア、セガサターン、プレイステーション、ドリームキャスト、ニンテンドー64、プレイステーション2といった具合。とくに格闘系とRPGが大好きで、部活から帰ってきては徹夜でゲーム、なんてこともしょっちゅうでした。そしてゲームと無縁の生活を送るようになって約10年。思わず予約してしまったのが、この「ニンテンドークラシックミニ」です。VRのような最先端技術を駆使したゲームを否定するわけではありませんが、やっぱりアナログが好きというか連打したいというか。いわゆるカセットタイプではなく30タイトル既存型。手のひらサイズで持ち運びもラク。すでにハマってしまいそうな予感がしています。もう一回『大技林』買おうかな。ちなみに11月10日発売。かなり良心的なプライス設定も嬉しい限りです。
¥5,980+TAX

任天堂サービスセンター
0570-021-010
www.nintendo.co.jp


shinri

秋なのにアウターひとつもないや。

小林真理

フイナム初の劇団特集の記事を作ったのですが、わりと反応がよくて安心しました。フイナムはファッションだけじゃなんだぞってことで、カルチャー面も力入れていきます。もちろんファッションも手抜きなく。

TOMORROWLANDトゥモローランドのワイドパンツ

ぶっといけども、まあ上品。

人間もブランドもそうですが、やはり自分なりの「型」っていうものをもっているのは強いですよね。〈トゥモローランド〉の場合、金太郎飴のようにどこをどう切ったって上品な顔が出てくるんです。これはちゃんとトータルブランディングが隅々まで行き渡っている証拠だし、自分たちの立ち位置、特性をわかっているからこそのブレなさだと思います。そしてさらに世の中の支持もあるというのもすごいこと。そんな〈トゥモローランド〉がトレンドのワイドパンツを手がけるとこうなるんです。ちょっと光沢のある艶やかな生地やポケットのワーク仕様などのディテールを積み上げた結果できたのは、カジュアルながらも上品というゾーンにきっちり落とし込んだパンツ。これがプライベートレーベル。強いですね。
各¥21,000+TAX

トゥモローランド 渋谷本店
03-5774-1711

ZULUPACK×BEAMS LIGHTSズールーパックのビームス ライツ別注チューブ

シンプル イズ ベスト! な形状。

キャンプにいくと必ずと行っていいほど雨が降る、しかもやんわりとではなくかなりのどしゃ降り。“マーフィーの法則”ですね。「キャンプ=どしゃ降り」という神の采配は覆すことができないので、人間のできることとしてツールを工夫するしかない。たとえばバッグは完全防水のものにするとかね。〈ズールーパック〉のバッグは完全防水生地を使用し、開口部はロール式、シェイプは寸胴型という、このプリミティブな形状がとても愛らしい。控えめなブランドロゴも好感度高し。一方で、中身が取り出しやすいサイドジップやフィット感のあるショルダーストラップを備えるなどの機能性もちゃんとある。そして、この簡素なデザインを邪魔しないように、設立40周年の記念ロゴをバッグの底面という一見わからないところに忍ばせるというビームスのセレクトショップとしての気概。いい別注を見させてもらいました。
¥8,600+TAX

ビームス ライツ 渋谷
03-5464-3580

THE NORTH FACEザ・ノース・フェイスのヘッジホッグ ファストパック ライト GORE-TEX

山から街まで、オールフィールドで。

狙っていたあるブランドのゴアテックスシューズのデザインが変わってしまい、後追いでそのことを知った自分は、さあ雨の日には一体なにを履こうと途方に暮れることここ数年。さしあたっての対応策としてゴアテックス仕様のブーツを履いていたのですが、やはりゴツいブーツというのは普段から履き慣れていないとだめだなあと思った次第です。トレッキングシューズを普段使いするというのは、ここ最近珍しくありませんが、この〈ザ・ノース・フェイス〉のシューズのように、普段使いできるオールブラックかつ、手の届く価格という合わせ技一本のトレッキングシューズはなかなかないんです。完全防水ではないものの、ゴアテックス®をアッパー部分にインサートすることで、全天候に対応し、ちょっとした雨だったらしのげるので、会社と自宅の往復だけの自分には問題なし。軽いので、歩きやすさはみなまで言うなってところでしょう。ミッドカットバージョンもありますが、個人的にはローカットで。
¥16,000+TAX

ザ・ノース・フェイス原宿店
03-5466-9278

伊藤丈浩伊藤丈浩のマグカップ

死ぬまで、朝のコーヒーはこれで!

陶器の町・益子を拠点に、化粧土で描いたスリップウェアを中心に作陶され、去年はユナイテッドアローズなどでもポップアップを開かれた伊藤丈浩さん。スリップウェアとは作風ががらりと違う、このマグカップは焼いている際に窯の中へソーダ灰(炭酸ナトリウム)をかけるので、かかった面とかからない面とでまったく色や表情がちがう仕様になっているのだとか。このざらっとした素材感、どっしりとした低重心のカタチ、吸い込まれそうな青からいぶし銀の俳優のような渋みをもった色まで、ぼくの心の琴線をガットが切れるくらいかき鳴らしてくれました。うれしい悲鳴ですが、二つと同じものがないので選ぶのに相当苦労しました。過去には渡米し、各地の陶芸家を訪ねながら旅をされたのだとか。スリップウェアからこういったマグカップまでと手がける作風の幅広さはこういった経験ゆえかなと。やはりモノづくりには、自己の探求と外の世界の探検の2つが大事なんだと思い知りました。
各¥5,600+TAX

G+OO(ジープラスツーノウツ)
0285-72-0098

tate

代引き地獄。

帯刀憲一郎

この時期になると毎年言っている気がしますが、とにかく代引きが届きまくります。それらすべてをオーダーした半年前の自分がちょっと憎いです。

ROTOLロトルのジャイアントコート

今年の冬はこれで乗り切る。

その名の通り“ジャイアントな”コートです。180cmの僕が着ても膝下に達する超ロング丈とたっぷりワイドな身幅。身体をすっぽりと覆ってくれるロングコートの何がいいって、インナーの組み合わせとか細かいことを気にしないで済むところなんですよね。コートは基本的に首もとまで閉じて着るので、それ一着を着さえすればOKというか。イギリスのブリスベンモス社製のモールスキンを使用したことで生まれる絶妙なイナタさは古着との相性も良さそうだし、インナーやボトムスへのアクセスを容易にするためのジップを配するなど機能面も申し分なし “COCOA“と表記される、ブラウンがほのかに霞んだような色合いもいい感じです。
コート ¥93,000+TAX

ROTOL SHOWROOM
03-5787-8205
info@rotol.jp

Common Projectsコモンプロジェクツのスエードスニーカー

やっぱり大切なのは質です。

つい買ってしまうアイテムとして真っ先に思い浮かぶのは、スニーカーです。単純に型数が多い上服に比べて単価が比較的手頃だし、時には別注やコラボという必殺技を駆使して様々なバリエーションでリリースされるので、もう十分だと思っていても手を出してしまう。しかもそういう物に限って、一度履いたらあとは靴箱の肥やしになることが多い。というわけで、これからは“数より質“をモットーにしようかと。〈コモンプロジェクツ〉のスニーカーはその筆頭。革靴に匹敵するプライスに正直驚かされますが、内張りとインソールにもレザーを使い、すべてがイタリアで生産されていることを考えればそれも納得です。お馴染みのアノニマスなデザインはもちろん、ありそうでないシャークソール(左)とトープの色味(右)に完全にやられました。
スニーカー(左から)¥49,000+TAX、¥47,000+TAX


03-3463-6388

STÜSSY Livin’ GENERAL STORE × Bagjackステューシー リビン ジェネラルストア × バッグジャックのデイパック

寡黙なバックパック。

バックパックにおける個人的なオールタイムベストは、これまでずっと〈visvim〉のBALLISTIC 22L BLACKでした。何を血迷ったのか友人に譲ってしまったのですが、別のものを色々なお店で試す度に、デザイン、背負った時のシルエット、使い勝手のすべてにおいて理想的だったと後悔してしまい、なかなか新調できず…。がしかし、ついにそれの後悔を忘れさせてくれるバックパックを発見しました。フイナムでも度々取り上げているドイツ発の〈バッグジャック〉に、〈ステューシー リビン ジェネラルストア〉が別注したものです。どんなブランドかはこの記事を見ていただくとして、ベースとなっているのは定番のデイパックで、それにPCスリーブとサイドジップ、〈ステューシー リビン ジェネラルストア〉のタブを追加。合わせて、〈バッグジャック〉のタグは単色レザーにアレンジされています。使う人を第一に考えた機能性は言わずもがな、ギア寄りになりすぎず、でもカジュアルなバックパックとは明らかに違うソリッドな存在感が堪りません。
バックパック ¥38,000+TAX

STÜSSY JAPAN
0548-22-7366
stussy.jp


Max Bill by JUNGHANSマックス・ビル バイ ユンハンスの時計

そろそろちゃんとした時計を。

前のバックパックもドイツブランドのものでしたが、“ドイツ製“と言われるだけでミニマルでどこか工業的なプロダクトを連想し、惹かれてしまいます。〈ユンハンス〉も同じくドイツを代表する時計メーカーで、この時計は“バウハウス最後の巨匠”といわれたマックス・ビルがデザインしたもの。〈ロレックス〉や〈オメガ〉に魅力を感じないと言うと嘘になりますが、一切の無駄を省いたストイックな面構えはそれ以上に魅力的で、ずっと前から「次に買うならコレ」と決めていました。ちなみに画像は手巻きタイプ。日常使いを考えると自動巻きの方が圧倒的に便利なものの、前者はケース径が34mm、後者は38mmと、サイズに少しだけ差が。個人的には時計は小さめを着けた方がかっこいいと思っているので、悩みどころですが手巻きに一票。
時計 ¥110,000+TAX

ユーロパッション
03-5295-0411

taiyo

コインロッカーベイビーズ

長嶋太陽

秋の青空って透明感がありますよね、若手女優もかなわないくらい。限りなく透明に近いブルー的な。ところで村上龍って28歳のときに「コインロッカーベイビーズ」を書いたんだそうです。まじかよ。

SKOOKUM×ROOTS to BRANCHESスクーカム×ルーツトゥブランチズのスタジャン

モダン・オーセンティック。

歴史から学べること。例えば、どんな偉人にも未来はわからなかったということ。時間の経過によって、大抵のものは失われてしまうということ。前者に関して我々が具体的に持つべき対策はありませんが、後者からは、「長く愛されているものを尊重する」という教訓を拾うことができます。前置きが長くなりましたが、〈スクーカム〉のスタジャンは、80年にも及ぶ歴史の中で輝きを増してきた名品。中目黒の「ルーツトゥブランチズ」のアレンジによって、その無骨な魅力を損なうことなく、きっかりとミニマルかつモダンに仕上がりました。ネイビーのワントーン。オリジナルと比べてやや絞られたシルエット。袖にあしらわれたのは柔らかく上質なシープレザー。流行とされるシルエットは毎年移ろいますが、この一着はどこまでもスタンダードに、少しだけゆとりをもったサイズで身に付けたいものです。正統でスタンダードな服は、のびやかに長く活躍してくれるでしょう。
¥65,000+TAX

ROOTS to BRANCHES
03-5728-5690

COVERCHORD
coverchord.com

Phlannelフランネルのダスターコート

衒いなく羽織りたい。

ユーロ・ヴィンテージのダスターコートをもとにモダンに改良した一着。リラックスしたシルエットに、コットンに幾度も起毛加工を施すことで出来上がったオリジナルのモールスキン生地を採用。まるでビロードのような豊かな手触りです。〈フランネル〉の魅力は絶妙に力の抜けたデイリー具合にあって、ダブルのコートでありながらリラックスした私的な服という印象。気取らずに羽織れば、ウィングフィールド著作の警察小説「フロスト・シリーズ」の主人公フロスト警部のような、無頓着なかっこよさが醸し出せるでしょう。この例え、あんまり伝わらない気もするんですけどね。
¥74,000+TAX

BLOOM & BRANCHE
03-6892-2014
bloom-branch.jp

AUGUSTE PRESENTATIONオーギュストプレゼンテーションのパジャマセットアップ

セットアップ・イズ・ジャスティス。

何を着ようか悩むのは楽しいひとときですが、ときにはなーんも考えたくない朝もある。そう、寝坊した日の味方はセットアップだ。というわけで〈オーギュストプレゼンテーション〉のパジャマセットアップ。リラックスした着心地の中に、一本筋の通った哲学を感じる服作りは同ブランドのお家芸。ウールの味わい深い質感とモダンなシルエットは断然外で着たい仕上がりで、究極的には、パジャマとしてこれを着て眠りにつけば、朝の着替えを省略して家を出ることも十分にできちゃいます。もちろん、実際にパジャマとしては使用しません。
左から ¥30000+TAX,¥25000+TAX,¥30000+TAX,¥25000+TAX

F.I.T
www.auguste-presentation.com

Blincamブリンカムのウインクで撮影するカメラ

おもしろがったもの勝ち。

電気や自動車やインターネットの発明に並ぶほどの大きな技術革新は、今後は起きにくいと予想されていて、「組み合わせ」と「ブラッシュアップ」によって新たな価値を生み出してゆくということが主流になるみたいです。まさしくその仮説を体現するプロダクトが「Blincam」です。装着してウインクすると写真が撮れるウェアラブルデバイス。まばたきには反応せず、しっかりとウインク(両目をつぶってもOK)したときのみシャッターを切るそうで、ここぞ!という瞬間の写真撮影に最適。まさしくアイデアの勝利ですね。いろいろなメガネに装着して使用できるので、〈アヤメ(ayame)〉の「FOCUS」につけてみました。程よいマッドサイエンティスト感、いいでしょ。
Blincam 価格未定
ayame focus ¥32,400+TAX

Blincam
info@blincam.co

ayame
03-6455-1103

mura

心に引っかかるもの。その先にあるもの。

村松諒

「単純にものを手に入れるのではなく、そのものを手に入れてから展開される、ストーリーやドラマを買っている」。これは、数ヶ月前に読んだデザイナーの滝沢直己さんの本『1億人の服のデザイン』に書いてあった文章だ。いま自分が着ているものもそう。必ず何かしらの思い出がある。人のこころを客観的に捉えた滝沢さんのすごさを感じた。

HAMILTONハミルトンのイントラマティック

余韻が残る美しい名前。

〈ハミルトン〉の腕時計「イントラマティック」。名前を見た瞬間、頭に残り続けるハイカラなワードにしびれた。どこかメランコリックな感覚になるというか…。この時計は、〈ハミルトン〉の1960年代のベストセラーウォッチから着想を得たというモデル。2012年の発売からここ数年とくに人気を集めているそう。イエローゴールドPVDケースのサイズは38ミリ。女性にもおすすめのサイズ感。いまヴィンテージウォッチが人気を集めているけど、初めて腕時計を買おうと思っている人はプライス的にも「イントラマティック」から入ってもいい。〈ハミルトン〉には、他にも「ベンチュラ」「ジャズマスター」といったネーミングセンスに優れた名機が揃っています。
¥100,000+TAX

ハミルトン/スウォッチ グループ ジャパン
03-6254-7371
www.hamiltonwatch.com/ja

Calvin Klein Underwearカルバン・クライン アンダーウェアのTシャツとスウェットシャツ

懐かしさを感じるロゴデザイン。

ラフ・シモンズがチーフクリエーティブオフィサーに就任し、話題を集める〈カルバン・クライン〉。これまで名だたるブランドを手がけてきたシモンズが、アメリカの老舗をどのように変えていくのか、多くの人が注目していると思う。少し気が早いけど、来年の2月にニューヨークで発表される2017-‘18秋冬コレクションが待ち遠しい。写真は、〈カルバン・クライン アンダーウェア〉のTシャツとスウェットシャツ。どこか懐かしさを感じさせるブランドロゴをあしらったデザインのもので、時代の流れに関係なく楽しめそう。
いまなら少しオーバーサイズのものを選んで、ルーズな着こなしを楽しむのもおすすめ。11月発売予定。
Tシャツ 各¥6,500+TAX
スウェットシャツ ¥9,000+TAX

ナイガイ
03-6230-1662
www.calvinklein.com

CANADA GOOSEカナダグースのメイトランド パーカ

カラーディスクではなくブラックディスク。

ジャケットの左腕にカラーディスクのワッペンが付く〈カナダグース〉。このワッペンが “黒” になったブラックレーベルの存在を知っているだろうか。優れた防寒機能だけでなく、パッと見ただけでは〈カナダグース〉と分からない黒のデザイン。心を惹かれる都会的な見た目が印象的だ。今回紹介するのは、M-65を思わせる4つの大きなフラップポケットがついた「メイトランド パーカ」。程よい膝上丈のミドルレングスで、ややスリムなブラックジーンズとの相性が良さそう。フードは取り外しが可能で、スタンドカラーのジャケットとしても着ることができる。もちろん〈カナダグース〉独自の625フィルパワーのダックダウンを使っているので、あたたかさは折り紙つき。
¥90,000+TAX

カナダグース
03-6758-1789
www.canadagoose.jp

L.L.Beanエルエルビーンのボクサーパンツ

フランネルの下着。

アメリカのカジュアルファッションを提案する〈エルエルビーン〉。時代の変化に合わせてマイナーチェンジを繰り返しながらも、決して期待を裏切らないアイテムの数々は、トレンドに関わらず身につけることができる。今回ピックアップしたのは、タータンチェックを使ったボクサーパンツ。いまの季節にぴったりなデザインで、素材は肌触りの良いポルトガル製のフランネル。職人が生地の両面を丁寧に起毛加工しているので、毛玉ができにくいそう。下着の買い替えを考えている方はもちろん、プレゼントとしてもきっと喜ばれるはず。ただし、やや大きめな作りなので、サイズ選びは注意が必要。
各¥2,900+TAX

L.L.Bean カスタマーサービスセンター
0120-81-2200
www.llbean.co.jp

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