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ぼくらの渋谷の新拠点。 マスタードホテルが、街をもっとおいしくする。

Hello, MUSTARD HOTEL!

ぼくらの渋谷の新拠点。 マスタードホテルが、街をもっとおいしくする。

2020年に開催される東京オリンピックという大きな節目に向かって、カルチャー発信地・渋谷は、多くの人々や地元の支えによりめきめきと再開発が進んでいます。今年の10月1日にグランドオープンを迎えた「マスタードホテル」も、その一翼を担いそうです。渋谷の新たなランドマークにいち早く訪れた4人の若者たち。日頃からこの街を遊び尽くす彼ららしい、「マスタードホテル」の楽しみ方を探求しました。

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あえて宿泊に特化しない、“街のため”のホテル。

「渋谷ブリッジ」内に複合される「マスタードホテル」は、渋谷駅新南口からほど近く、街の喧騒からほど近い場所にあります。「からし」という名前が標榜するそのホテルのコンセプトは、「街のかくし味」。ホテルというコンテンツの役割を“街視点”で捉え、人と人、人と街、人と文化の接合点をつくりあげるために、この場所はまさにうってつけ。音楽、ファッション、食といったあらゆる目的で渋谷を楽しむ人のために、巷にあふれる宿以上の体験を提示してくれます。

空間を手掛けたのは、高感度なショップやオフィスのデザイン・運営することで知られるTRIPSTER。かつて渋谷~代官山区間に存在した東横線の並木橋駅をデザインテーマに、余分なもの一切を削ぎ落としたミニマルな空間を具現化しました。

また、峯崎ノリテルさんと正能幸介さんによるデザインスタジオ((STUDIO))によるロゴのデザインやグラフィックをはじめ、コラージュアートのTシャツなどで若者から支持を集める新進気鋭ブランド〈サラウンド(SURROUND)〉によるアパレルアイテムなど、いまをときめく手練れたちによる仕事が溢れています。

SF映画を連想させるようなホワイトを主体とした廊下。

1~6名が宿泊できる2段ベッドが3台完備されたドミトリータイプの部屋。

カップルや単身旅行客向けの広々としたプライベートダブルの部屋。

セミダブルとシングルのベッドが1台ずつ完備された最大2名で楽しめるツインタイプの部屋。

セミダブルベッドが3台連なった、家族やグループ向けのコンフォートタイプの部屋。

ダブルベットが1台とソファーベッドが完備されたデラックスタイプの部屋。

2~4階には共有のシャワールームやトイレを設置。

3階の一角には洗濯機と乾燥機が備え付けられたランドリールームを設置。

ホテルに宿泊しなくても利用できるオールアラウンドレストラン「Megan - bar & patisserie」。

全76室の客室のほか、1階にはカフェ、バー、パティスリー複合ショップ「Megan - bar & patisserie」が併設。客室の一部は、「CREATERS IN MUSTARD」と標し、ミュージシャンやバーテンダー、イラストレーターなどさまざまなクリエイターに無料開放されます。その対価は、街に対してカルチャーを発信すること。さらに今後は、東京を代表する自転車ショップ「W-BASE」のBMXや、〈ヱヴィセン スケートボード(Evisen Skateboards)〉のスケートボード のレンタルも始まるとのこと。このように、渋谷の街を“おいしく”するカラクリが凝縮されています。

今宵、4人の若者たちが「マスタードホテル」を味わい尽くす。

桑原俊彦 / スタイリスト

スタイリスト長谷川昭雄のアシスタントとして3年間師事し、2018年に独立。趣味の音楽からスタイリングのインスピレーションを得ることもしばしば。最近ハマっているのは、ドナルド・グローヴァーが主演を務める海外ドラマ「アトランタ」。

森 大起 / Bubbles Chill Coffee オーナー・イラストレーター

池尻大橋にあるコーヒーショップ「Bubbles Chill Coffee」のオーナーであり、バリスタ。また、デザイン事業も同時に展開し、自身もグラフィックデザイナーとして活躍する。趣味の合う仲間と音のいい場所で飲むのが好きで、三宿のたこ焼きバー「池坊」が行きつけ。

シャノン・ワトソン / F/CE スタッフ

オーストラリア出身。自国でセールスを経験したのち、2年前に来日。現在は「F/CE」にてインターナショナルセールスを担当。今後展開する新業態においては、バリスタ業を兼任するのだとか。21歳の頃から、アンビエント音楽を中心に曲づくりを行っている。

米村健史 / 会社員

新潟にある実家の家業を継ぐため、19歳の頃から実家を離れ様々な職種に身を置き“修行”する身。幼少の頃からスノーボードをやっていて、現在は仲間とスケートボードに没頭中。スノーボードでオリンピックを志す13歳の弟を応援するのがなによりの楽しみだという。

いつものように渋谷で遊んでいた4人。行き慣れた居酒屋で夜更けまで飲み、解散。というのがお決まりの流れですが、ふと、オープンしたばかりの「マスタードホテル」のすぐ近くにいたということもあって、思い切って宿泊してみることに。到着した4人を迎えたのは、燦々と光り放つイエローのサイネージ。「マスタードホテル」のキーカラーです。

早速チェックイン! コンシェルジュが常駐するカウンターは、昭和のチケット売り場をモダンにアップデートしたようなカジュアルな印象です。

ブレックファストからバータイムまで。使い方自在のレストラン。

チェックインを終えた4人は、「まずは腹ごしらえ!」と言わんばかりにホテル1階の「Megan - bar & patisserie」に直行。

トラディショナル、モダン、シンプル、そして、全てがハウスメイドというコンセプトを掲げ、朝食からバータイムまでをひと続きに楽しめる空間。そこで食せるのは、季節の食材や素材の持ち味を活かしたニューアメリカンスタイルを基とした料理です。

ビーツとクミンのマリネ、ポテトパンケーキ ¥1,200 in TAX

ローガン・ジョシュ ラムのカレー風 ¥2,000 in TAX

季節の魚介料理(ヒラメのムニエル) ¥1,500 in TAX

地鶏のロースト 白いんげん豆のシチュー・セージバター ¥2,300 in TAX

フランスやヨーロッパの伝統的な製菓技術をベースに、季節ごとに届けられる季節のフレッシュパティスリーや、スコーン、クッキーなどのアメリカンベイキングはテイクアウトが可能。ギフトにも良さそうです。バリスタが一杯ずつ丁寧に淹れるコーヒーや、緑茶や抹茶などを取り入れたカクテル、季節の素材を使用したミクソロジーカクテルやヴァンナチュールなど、捻りを効かせたこだわりのドリンクも豊富にラインナップ。

また、ウッド、タイル、マーブル柄で構成される内装は、デザインをミニマルに。その分、機能的なバーカウンターやこだわりミュージックセレクトが空間を彩り、豊かに演出します。音楽イベントやフードコラボレーションなど、さまざまなイベントも催される予定です。

オリジナルグッズコーナーやレンタルバイクなど、街遊びを引き立てる仕掛けが。

ロビーの一角には、オリジナルグッズのスーベニアグッズが並ぶ物販コーナーがあります。

グラフィックデザインやイラストに造詣の深い森さんは、〈サラウンド(SURROUND)〉のTシャツに施されたアートワークが気になる様子。

他にも30種類のオリジナルグッズや、〈ヱヴィセン スケートボード(Evisen Skateboards)〉のスケートボード 、「W-BASE」のBMXなどのレンタルサービスも。宿泊だけで完結しない、渋谷の街を遊びつくすための仕掛けが尽くされています。

リアルな東京カルチャーが飛び交うハブ。

いい食事と音楽にすっかり満足した様子の4人。酔い冷ましを兼ねて7階のラウンジスペースへ。……と思いきや、外を散歩して戻ってきたシャノンさんの手には大量のお酒が! というわけで、またまた、乾杯~!宴は続きます。7階にあるラウンジスペースは誰でも自由に利用することができて、持ち込みも自由。備え付けの自販機には、多様なドリンクのほかカップ麺なども揃っています。

さて、夜もいよいよ深まって、4人は客室へ。6階のエレベーターを降りた瞬間に降り注ぐまばゆい光りに、「なんだかSFの世界に飛び込んだみたい」と思わず声を上げる一同。

ツイン・ダブル、デラックス、ドミトリー、ファミリーなど多様なニーズに応じる異なるタイプの客室が揃うなか、この日彼らが選んだのは「マスタードコンフォート」とという最大6人が宿泊できる部屋。ひと続きに配された3台のセミダブルベッドが、ただ寝るためだけにあらない空間を演出します。気の合う宿泊者同士が、普段と異なる距離感で語り合うことができそうです。それも、目の前に渋谷の夜景を眺めながら。また、Apple TVや、バリアフリー仕様のバスルームなどの設備も充実。かといって、過剰につくり込まれていない空間は、利用者ごとの過ごし方を許容する懐の深さを感じさせます。

最後に、まだまだ語らっていられるといった様子で川の字に寝そべった4人に、「マスタードホテル」を利用してみた感想を訊いてみました。

桑原この辺りって、東京に住んでいるひとが遊ぶエリアだと思うんです。だからこのホテルにも、そうしたローカルな情報が自然と集まるはず。たとえば3回目くらいの東京観光で来日した外国人や、地方から遊びに来た若者たちが、リアルな東京カルチャーを知るには、すごく適した場所だと思う。情報交換や交流が生まれることで、どんどん楽しくなるハブのような場所になりそうですよね。

白い空間っていうのは、もともと好きなんです。「マスタードホテル」では、客室も廊下も白をベースに構成されているから、なんとなくシンパシーを感じていました。高価な家具が置いてあったりするわけじゃないですし、客室の椅子もスケボーのデッキでつくられているものだったりします。空間にメリハリを利かせているから、宿泊客も変に格好つけなくていいし、自然体でいられる新感覚のホテルですね。

シャノンバーとレストランの距離感が絶妙で、オーストラリアによくあるスタイルで、海外にいるような感覚でした。仲間と東京アドベンチャーをしたあとに、レストランでひたすら食べて飲んで、あとはただ眠るだけ。っていう一連ができるのがいいですよね。同性同士で集まってハッピーな感じで楽しむのが、なにより楽しい場所だと思います。

米村「Megan - bar & patisserie」のご飯が本当に美味しかったです。個人的には、豆の入った地鶏のローストが絶品でした!女性同士でも楽しめそうだし、かといって、ガッツリ食べたい男性でも物足りなくならないちょうどいいメニューが多かったように思います。お酒も結構凝っていて、和の素材を使ったカクテルなんかは、外国人の方も楽しめそうかと。宿泊したこの部屋も仲間とラフに泊まれる感じも最高でした!

マスタードホテル

住所:東京都渋谷区東1-29-3 SHIBUYA BRIDGE B棟
電話:03-6459-2842
mustardhotel.com/

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