さて、ここからは榎本・山本のCCCのレースの模様を振り返ります。
CCCはイタリアのクールマイユール(Courmayeur)をスタートし、スイスのシャンペ湖(Champex-Lac)を経て、フランスのシャモニー(Chamonix)に戻ってくる101kmのコース。それぞれの頭文字をとって「CCC」というわけです。
スタートは朝9時。当日はシャモニーから朝6時過ぎのシャトルバスに乗り、7時前にクールマイユールに到着。着替えなど支度を済ませ、荷物を預けて、スタート地点に向かいます。
ランナーが身につけているゼッケンとサブゼッケンには出身国の国旗が記されているので、どこの国から来たか一目瞭然。
まわりのランナーを見渡すと、様々な国旗が。国際色豊かであることもこの大会の特徴のひとつです。
そしてCCCのテーマソングであるヴァンゲリスの「Across the Mountains」が流れる荘厳な雰囲気のなか、レースがスタート! この曲を知らない人はYouTubeで検索してみてください。トレイルランナーならこれを聴くだけでテンションぶち上がること請け合い。ちなみにUTMBのテーマソングは同じくヴァンゲリスの「Conquest of Paradise」。選曲ひとつとってもさすがのセンス。見事な演出です。
CCCの制限時間は26時間30分。榎本・山本は無事にゴール地点であるシャモニーまで時間内にたどり着けるのでしょうか? モンブランのまわりをめぐる101kmの旅がこうして幕を開けました。