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11月16日(金)から「417 エディフィス」の渋谷店 にて、東京・町田発の古着屋「ダメージドーン(DAMEGEDONE)」のポップアップイベントが開催されます。「417 エディフィス」では普段お目にかかれないデッドストックのアイテムや、両者がコラボレーションしたアパレルの販売も。このイベントの仕掛け人であるプレスの阿部さんと「ダメージドーン」のスタッフである内藤さんが、コラボレーションした経緯やリリースアイテムの一部を紹介して行きます。

内藤 拓(Damagedone スタッフ)

2014年に「ダメージドーン 町田店」勤務後、2018年下北沢店に異動。現在は、イベント企画、仕入れ、商品管理全般を担当。無類の服好き。

先ほどのお話でも出たダメージドーンのポップアップですが、そもそもどのようにして生まれた企画だったんですか?

阿部元々ぼくの仲間内で内藤さんと仲の良い友人がいて、内藤さんとも自然にいつからか話すようになってたんです。それで、何か一緒に面白いことをやれたらな、とはずっと思っていて。

今回は阿部さんが発案者だったんですね。

阿部そうですね。それでまず、山口に相談しました。さっきもお話しした通り、417は割と提案したものを面白がってくれるチームなので、「良いじゃん。やってみなよ!」って。「え? 良いんですか?」みたいな(笑)

カジュアルですね(笑)。内藤さんは今回のお話を聞いてどう思いました?

内藤率直に嬉しかったですよ。「本当にやらせてもらえるんですか!?」ってこっちが謙遜する方で。古着は結構閉鎖的な部分も大きいですし、「ウチで良いの?」って思わず聞いたら、「全然大丈夫です。やりましょう」みたいな(笑)。

阿部逆にぼくらとしてもやらせてもらえるのかなって感じでしたよ。山口に相談した時も、「マジで? できるの?」みたいな感じだったんですよ。

お互い探り探りだったんですね(笑)。

阿部そうですね。で、どうせやるならテーマを決めようという話になって。ダメドンさんは古着を中心にやられていて、うちは新品を扱うセレクトショップ、じゃあ、デットストックってちょうど良くない? っていう流れです。

新品と古着のちょうど間っていうことですね。

阿部そうなんです。古着屋のタグが付いている新品のもの。それで、ダメドンさんのデットストックの商品を期間限定で置かせてもらうことになりました。少しだけ、古着も混ぜて。

セレクトショップで現行品以外がずらっと並ぶのはかなり新鮮でしょうね。

阿部「ダメージドーン」をチョイスした理由は、ぼくらスタッフが好きなんですよ。それこそショップに立ってるスタッフも「ウチの店以外で服を買うならダメドンに行く」っていうヤツもかなり多くて。だから、もしかしてこれを企画したらお客さんだけじゃなくて、お店の人にも喜んでもらえるんじゃないかなっていう気持ちもありました。

町田のダメージドーンは昔から名店として知られていましたけど、都心からは結構距離がありますよね。

阿部町田はローカルでは根付いているけど、普段渋谷や原宿でしか買い物しない人でもこういうラインナップを見られる機会があるのも面白いかなと思ってます。それで、実際にデッドストックっていうテーマを出した後、山口とぼくで「ダメージドーン」の倉庫に一緒に行って。

山口もちろん1点物もあるんですけど、90年代のピースとかだと数をキープできるものも結構あって、種類も多いですよ。

アイテムのセレクトは山口さんが中心になったんですね。内藤さんはセレクトショップの目線で自分たちが買い付けて所有してたものをピックアップされるのはどんな感覚だったんですか?

内藤結構意外なところもあれば、やっぱりそれ選ぶよな…っていうものもかなりありました(笑)。いま、セレクトショップで売れるテイストのものが、古着屋でも人気が出るので。そういう共通するところも意外なところも面白かったですね。

では、今回ポップアップ扱うアイテムについて具体的に教えて下さい。

内藤まずはリーバイス®の「560」。この辺は’90年代ぐらいのものですね。アメリカ製のフラッシャー付きで残ってる状態です。去年ぐらいから、この形を探す人が急に増えましたね。

「リーバイス® 560」は腰回りやレッグラインがかなり太めで、裾にかけて急激にテーパードしていくシルエットが今また新鮮。サイズも充実している。

山口これは“ダメドンっぽさ”を出したかったので選びました。今までの「417 エディフィス」のお客さんにも興味を持ってもらえるだろうなと思ってます。

次はシャツ、いわゆる“厚ネル”ですよね?

内藤はい。マイナーブランドのもので、これもそこまで古くはなくて、おそらく80〜90年代くらいのもの。サイズ的にも大きめなので、今着ても結構今っぽく着れると思います。

阿部ネルシャツは様々なセレクトのブランドでも買い付けていたり、オリジナルでもつくっていたりするんですけど、これだけ分厚いものはないので、現行品との対比も面白いんじゃないかと思います。

タグ付きでコンディションも完璧なコットンネルシャツは1878年創業というアメリカの老舗、〈エリー〉のもの。今回のポップアップではチェック柄も複数展開。

古着をアイデアソースにして服作りをするデザイナーも多いですし、ネタ元とサンプリングして作られたものがお店に同時に並んだら面白いですよね。

阿部そういえば、少し前に417で〈ワンダーランド〉っていう関西のブランドをフィーチャーしてたんですけど、そこのパンツの元ネタが、さっきの「560」だったらしいんですよ。

そうなんですね。そういう話、男性は好きですよね(笑)。

阿部はい。ただ、ぼくがこうやって得意げに話してるんですけど、偶然昨日教えてもらったんです。だから、「あっ! これのことか!」って(笑)。

(笑)。その“答え合わせ感”は現行品だけじゃ味わえないですよね。元ネタのものか、少し値段は張るけど、それが進化したブランドのものかとか、選択肢があるのも楽しそうです。

阿部ぼくはむしろどっちも買って着比べたいですね(笑)。

本当にファッションが好きなんですね(笑)。次は軍モノですか。

内藤はい。ハッピースーツっていう、冬のアウターの定番です。昔から人気だったんですけど、芸能人が着用した影響で需要が増えたり、若い世代の方々も知らないけど見た目が気に入って買っていったりとか、そういうことが結構多いです。ウチでは価格も安めに出してる、主力商品のひとつですね。

米軍の拡張式寒冷地被服システム、ECWCSの最高位、レベル7に該当する“ハッピースーツ”。プリマロフト入りで、保温性は現行品にも劣らない。

山口元々オーバーサイズなアイテムなので、着ると本当にいまっぽいビッグシルエットになるから良いんですよね。

阿部相場を考えるとかなり買いやすい価格だと思います。今回のイベントも上代は変えず、「ダメージドーン」で普段出してる価格通りでやります。

最後に、こっちのフリースは新しそうですね?

内藤アメリカに「アーバンアウトフィッターズ」っていうショップがあるんですけど、そこが〈ノーティカ〉に別注をかけたもので、これは現行品です。日本では未展開です。

ノーティカの別注仕様のフリースはチームカラーを思わせる好配色。大き目をダボっと着たい、ハーフジップのプルオーバーモデル。

それどこの!? って聞きたくなるパターンですよね。

阿部そうですね(笑)。ぼくも学生の頃から周りに服好きなヤツが多かったんですけど、ストリートが好きなヤツがいれば、デザイナーズが好きなヤツもいて、さらにどっちもわかるヤツもいるから盛り上がるんですよね。そういう友達から自分の知らないスタイルとか服を知っていったし、そういう機会はいまも大事だなって。

ポップアップはどれぐらいの期間で開催するんですか?

阿部11月16日(金)から約2週間ぐらいを予定してます。今回のポップアップではオリジナルのロンTとパーカも2型作るので、それも楽しんでもらえたら嬉しいです。ちなみに、同じタイミングで卓球大会もするんです(笑)。

え、どういうことですか?(笑)

阿部ウチのプレスマネージャーにお酒だけ配ろうと思いますって話をしたんです。ただ、同じタイミングで関西チームが、大阪の卓球バー「THE BAR」さんと企画を練っていて。それで、「ダメージドーン」のイベントとジョイントさせたんです。せっかくだしその内容をこっちにも持ってきて卓球大会をしようよ! と言う話になりまして(笑)。

古着と卓球は斬新ですね。

阿部卓球バーのオーナーに勝った人には、豪華景品も用意しています!ただ、かなり手強いですよ(笑)。国体選手に勝つくらいなので。

これはマストで足を運ぶべきイベントですね。

山口はい、たくさんの方に遊びに来て欲しいです!

DAMAGEDONE POP UP EVENT

期間:11月16日(金)~約2週間
内容:「417 エディフィス」では展開のない貴重なデッドストックのアイテムが店頭に並びます。また、両者がコラボレーションをしたフーディやロングスリーブのTシャツも販売予定。イベント初日には、ローンチパーティの開催も。フライヤーのイラストを手掛けたアーティスト、透明回線とSHUNによるライブペイントや大阪の卓球バー「THE BAR」とコラボレーションした卓球大会や三者がコラボレーションしたスウェットのリリースなど、盛りだくさんの内容となっています。

417 ÉDIFICE 渋谷

住所:東京都渋谷区神南1-15-5 神南プラザビル1F
電話:03-5456-6971
four-one-seven.jp/

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#417 EDIFICE
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