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FEATURE|古着サミット別注企画。幻のスニーカー、コンバースのチャックトグルを復刻!

古着サミット別注企画。幻のスニーカー、コンバースのチャックトグルを復刻!

CONVERSE × HOUYHNHNM VINTAGE SUMMIT CHUCK TOGGLE HVS

古着サミット別注企画。幻のスニーカー、コンバースのチャックトグルを復刻!

「古着サミット」のスピンオフ企画第2弾として昨秋お届けした超ディープな〈コンバース〉放談。その後もチーム「古着サミット」の熱は冷めやらず、なんとこの度、勢いそのままに〈コンバース〉とコラボレーションモデルをつくっちゃいました! ’90年代後半から’00年代初頭、当時の時代感を象徴する一風変わったコンセプトでリリースされた、いわゆる“珍バース”をいち早くピックし、後のブレイクへと繋げた4賢者。そんな彼らが選んだ別注ベースも、やはり一癖も二癖もある同年代デビューの珍モデル。来る4月27日(土)、販路限定でリリースされる「チャックトグル HVS」をお馴染みの4名が語り尽くします。最後にフイナム先行予約も受け付けているのでお見逃しなく!

  • Photo_Toyoaki Masuda
  • Text_Takehiro Hakusui
  • Edit_Yosuke Ishii
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今野智弘

〈ネクサスセブン(NEXUSVII.)〉デザイナー。1977年生まれ。2001年 N.Yより〈ネクサスセブン〉を始動。千駄ヶ谷に構えるヘッドショップ「V.E.L.」ではオリジナルアイテムに加え、定期的にヴィンテージイベントを開催する。自身が所有ヴィンテージアーカイブは業界随一を誇る。

藤原裕

「ベルベルジン(BerBerJin)」ディレクター。1977年生まれ。業界内でも屈指のヴィンテージマスターとしても知られ、特にデニムに関してはパンツ、ジャケットともに圧巻のコレクションを誇る。L.A.発のデニムブランド〈ヤヌーク(YANUK)〉のアドバイザーとしても活躍。

栗原道彦

ヴィンテージバイヤー。1977年生まれ。名店「ロストヒルズ」で活躍後、2011年よりフリーのヴィンテージバイヤーとして活動を開始。古着屋のみならず、セレクトショップなどからも絶大な信頼を集める。昨秋には、キャリア初となる自身のショップ「ミスタークリーンヨコハマ」をオープン。

阿部孝史

ビームス オンラインショップ スタッフ。1976年生まれ。長年にわたり編集・ライターとしてメンズファッション誌に携わり、多くの古着関連の記事を扱ってきた有識者。現在は自社サイトでライティングなどを担当。ヴィンテージバンダナのコレクターとしても名を馳せる。

いままで復刻されなかった珍モデル。なぜいまチャックトグルだったのか?

前回の「古着サミット スピンオフ2」でも語られたように、今回の別注ベースに選ばれた「チャックトグル」は、2000年代初頭に英国企画でリリースされた日本未発売モデル。先日〈コンバース アディクト〉からの発売で話題を集めた「ワンスター ローファー」同様、いまやオリジナル、さらにデッドストックともなれば10万円は下らないと言われるほど、復活が熱望されていたモデルのひとつ。とはいえ、ただ単に忠実復刻するだけじゃつまらないという古着好きならではの天の邪鬼な発想から、わかる人にはわかるギミックが随所に散りばめられたのが、今回の「チャックトグル HVS」なのです。まずは復刻に至った経緯や本企画に対するそれぞれの思いを訊きました。

まさか媒体のイチ企画である「古着サミット」が〈コンバース〉に別注をするとは。驚きです!

阿部確かにあまり他では聞かないケースですよね。この間の「古着サミット」スピンオフ企画をきっかけに、メンバー内で〈コンバース〉への熱がさらに高まって盛り上がってたんですよ。

栗原特に90年後半~2000年代初頭にリリースされた“珍バース”(珍種のコンバース)が、いま改めて面白いなという話になって。

今野で、それならいっそ自分たちで別注モデルをつくっちゃおうと(笑)これまで何度か(ネクサスセブン)でも〈コンバース〉と別注企画をやらせてもらっていたので、思い立ってからの流れはスムーズでしたね。

今野それから「古着サミット」のメンバーでコンバースに伺ってミーティングをするにあたり、これまでの資料やカタログに目を通したんですが、全員が「チャックトグル」のページで止まり、「コレって(復刻)できるんですかね?」と話が進んでいきました。

藤原元々好きなモデルでしたし、ベースモデルを「チャックトグル」にしようというのは即決でした。いままで復刻されていなかったのが不思議なくらいです。

栗原確か2000年代前半に一度カタログには掲載したものの、当時は全くオーダーがつかずにドロップしたと言っていましたね。

今野オーダーがつかなかったっていうのも当時の時代感が出てるよね(笑)

阿部その数年後、ウチ(ビームス)のバイヤーも復刻の企画を持ち込んだみたいだけど、たまたま同じタイミングでほかからも復刻したいって声があって結局流れてしまったって聞いたことがあるね。

栗原紆余曲折あって、今回、念願の復刻が叶ったと。

藤原ただ、このタイミングで全員の意見が一致したのは、ある意味必然だったように思いますね。話題を集めた「ワンスター ローファー」と同じく、スリップオンタイプの「チャックトグル」もいまやデッドストックなら10万円は下らないプレミアモデルとなっていますし、加えて未復刻というのもきっかけのひとつだったと思いますね。

栗原そうだね。かといって、オリジナルを忠実に再現するってよりは、いまの時代感も踏まえ、ぼくらなりの感覚を活かしたいと、いろいろアイデアを出し合った結果、今回のかたちになりましたね。

阿部でも、よく実現できたなって思う部分もあるよね? 普通に考えたら却下されて当然のオーダーも出していたので。

栗原そうですね。これまでリリースされたアーカイブモデルからディテールを合体させているので通常の別注企画ならまず無理なオーダーばかりだったとは思います。

テープラインはオリジナルの赤から黒へ、ヒールラベルはオールスターからチャックテイラーに変更。細かなディテールですが、これだけでも印象がガラリと変わります。

インソールは80’sジャックパーセルのデザインを採用。「オールスター」に「ジャックパーセル」の意匠を施すという無茶振りにも応えてもらいました。REACTインソールだから履き心地も抜群です。

星のモチーフが印象的なトウバンパーとアウトソールは70’sの「コーチ」から拝借。様々なモデルの意匠が混在する、スペシャルな別注となりました。

今野通常〈コンバース〉のレギュレーションでは、モデルを超えたディテールの使用は行ってないそうで、「オールスター」なら「オールスター」の、「ジャックパーセル」なら「ジャックパーセル」の意匠しか使えない。だから今回の別注のようにヒールラベルやインソール、アウトソールといったパーツに他のモデルのディテールが施されるってありえないんだよね。

藤原お陰さまでほかに類をみないスペシャルな別注が出来上がりました。ぼくの好きな星印も随所に散りばめられてて満足です(笑)

そもそもみなさんはいつ頃「チャックトグル」と出会ったのか、そしてどんなスニーカーなのかを改めてお聞かせください。

栗原前回のスピンオフのときにも話したように、「チャックトグル」を知ったきっかけは00年代初頭の「ビームス」のスタッフさんだったんですね。彼らはヨーロッパで見つけてきたらしく、それを履いているのを見てぼくも真似してアメリカで探し出したので、個人的には「ビームス」の印象が大きくて。

阿部言ってたね。その当時はアメリカならいくらぐらいで買えたの?

栗原確か100ドル以上はしていたはずです。決して安くはなかったですよ。

藤原ぼくもクリくんにつられて探し始めたら、とにかくサイズがなくて。

阿部そういえば当時はほかのメーカーからもモック式のスニーカーが出てたよね。

栗原少なからずそういったモデルの影響は受けているでしょうね。90年代後半から00年代初頭ならのではのデザインといいますか。

阿部個人的には当時、どうしても欲しいってモデルではなかったんだけど、探している人が多かったのは覚えてる。それにあるタイミングで一気に高騰したじゃない? あのタイミングに何があったのかな?

藤原「ワンスター ローファー」の高騰に引っ張られるかたちだったかと。

今野「ワンスター ローファー」は一気に、というよりはじわりじわりと値が付いていった印象があるけどね。でも結局のところ、その2モデルをはじめとした“珍バース”を押し上げたのはクリくんと裕くんの2人だと思うけどな。

阿部そうだね。

藤原 いやいや…(笑)。ただ、面白いなって思うのは、「ワンスター ローファー」や「チャックトグル」の存在を知らない新しい世代がいま、この辺のスリップオンタイプや、いわゆる“珍バース”に興味を持っているってところで。

栗原オリジナルをリアルタイムで見てきたぼくらとはまた違った感覚があるでしょうし、今回の別注はそんな世代にも見てもらいたいって思いはありますね。

阿部さすがうまいことまとめたね。お後がよろしいようで…

全員

前代未聞のオーダー連発。こだわりの別注ポイントをチェック!

先のお話にもあったように、今回の「チャックトグル HVS」には、名門〈コンバース〉が誇る数々のアーカイブから、様々なディテールワークが落とし込まれています。通常の別注企画ではまずあり得ないそのスペシャル過ぎるポイントからも、ヴィンテージガーメンツに精通する4賢者ならではのこだわりが大いにうかがえます。

Check Point01_Material

「オリジナルは黒、赤、オリーブのスムースレザーですが、そのままではつまらないので、別注では’90年代後半にリリースされたアメリカ企画の「ワンスター」にも使われていた毛足が短めのブラックスエードを選びました」(今野)

Check Point02_Insole

「’80年代の「ジャックパーセル」に採用されていたプリントインソールをベースにしました。現行の復刻で使えるソールの中でもなるべくヴィンテージに近いものを選び、一方でソックスに色移りしないようプリント面を減らしています」(栗原)

Check Point03_Toe Bumper&Outsole

「ぼくはとにかく星を使いたかった(笑)。’70年代に「チャックテイラー」の廉価版としてリリースされた「コーチ」のトウバンパーを再現しつつ、合わせてアウトソールも同モデルのものを使えるというのでオーダーしました」(藤原)

CHECK POINT04_HEEL PATCH

「もちろんオリジナルは白ベースのオールスターラベルなんですが、ヴィンテージから〈コンバース〉にハマったぼくらにとって、チャックテイラーの黒ラベルは何よりも外せないディテールのひとつかと。通常のレギュレーションではありえない組み合わせですが、今回特別に付けてもらいました」(阿部)

CHECK POINT05_FOXING TAPE

「オリジナルでは黒には赤、赤とオリーブには黒のテープラインが採用されていますが、ラインの配色ひとつで一気に表情も変わりますし、より取り入れやすさを考慮して黒を選びました」(今野)

CHECK POINT06_GOLD BOX

「’80年代半ば頃から’90年代初期まで採用され、ぼくら古着好きの間では通称“銀箱”とも呼ばれている星ロゴのボックスをベースとしつつ、せっかくの別注モデルだからと無理言って“金箱”を作っていただきました。古着サミット別注のみの特別仕様です」(藤原)

古着サミットがスペシャルメイク。コンバースのチャックトグルが満を持して復刻!

CONVERSE × HOUYHNHNM VINTAGE SUMMIT CHUCK TOGGLE HVS ¥15,000+TAX

ヴィンテージ市場において高騰が続くアメリカ製最後期の珍モデル「チャック トグル」をベースに、’70~’90年代までに発表された同社の名機から様々なディテールワークを引用したスペシャルモデル。これまで一度も復刻されなかった幻のモデルが、古着サミットの手によって蘇りました。モデル名に付いた“HVS”は、HOUYHNHNM VINTAGE SUMMIT(フイナム 古着サミット)の略。4月27日発売予定。

コンバース × フイナム 古着サミット チャックトグル HVS 先行予約受付スタート!

4月27日(土)の一般発売に先駆け、取り扱い各店にて先行予約としてご注文をお受けしています。本日よりスタートする足数限定のフイナム先行予約を皮切りに、取り扱い各店にて順次、先行予約をスタート。先行予約スケジュールは以下の通りとなります。
 

【先行予約スケジュール】

先行予約受付中
・フイナム
hvs-store.com
*フイナム先行予約は、お一人様一点までとさせていただきます。
*各サイズとも数に限りがございます。ご用意の数に達した場合は予約完売とさせていただきますので、予めご了承ください。
*フイナム先行予約での取り扱いサイズは以下の通りになります。26㎝(US7h)、26.5㎝(US8)、27㎝(US8h)、27.5㎝(US9)、28㎝(US9h)、29㎝(US10h)。
追記:3月1日(金)、フイナム先行予約分は完売いたしました。
今後は取り扱い各店にて、下記スケジュールで先行予約を受け付けます。

 
3月8日(金)〜 先行予約スタート
・NEXUSVII.
NEXUSVII.jp

・V.E.L.
東京都渋谷区千駄ヶ谷3-52-5-1F
03-5771-4774

・THE GROUND depot.
大阪府大阪市西区南堀江1-15-5
06-6563-9674

・BerBerJin
渋谷区神宮前3-26-11
03-3401-4666

・Mr. Clean Yokohama
神奈川県横浜市南区山谷92 EAGLES NEST Yokohama 2F
info@mrcleanvintage.jp
 
3月15日(金)〜 先行予約スタート
・BEAMS オフィシャルサイト
www.beams.co.jp/news/1381

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